想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

地吹雪のあと

2015-01-19 16:54:05 | Weblog
ひゅうひゅう、ごう ごう 風の音を言葉にするのは
難しくて、童話みたいなありきたりのコレになる。
ごう、と言っても、ただの ごう じゃないのであるが。

雪は粉雪が舞っているくらいでたいした降りではない。
風がうなりをあげて吹き、時々、地吹雪が視界を遮る。
昨年の大雪には懲りたので、風だけなら心配ない。

そして数時間後、残された風の芸術にみとれた。
このなめらかな曲線は、人が次第に失いつつあり、
そして強く憧れるしかない力である。




風の合間をぬって夕刻まで雪かきをし、終えた後、
瞑想をした。
夜、表に出てきたM君が、言った。
知らなかった~、ここは無音なんですねえ。
? 無音? じゃないよ、それは君の頭の中。
すっきりしたってことです、妄想が消えて。

今夜は星がたくさん見えるよ、ほら、見て。と
M君に言うと、おおおおおおと喜びの声を上げた。

自然にじかに触れることと、自らにじかに触れる。
どちらも失い、失ったことさえ気づかない人々が
今見ている方には何があるのだろうか。



17日の「女の平和・国会包囲ヒューマンチェーン」
赤いマフラーや赤い帽子をつけた女性たち、若い
男性もいる、子ども、おばあさん。
その画像をtwtで発信してくれた人がいたので、
竜巻の風に乗せて、気持ちは国会前へ。

「寛容な共生社会をつくっていくというメッセージ
を世界へ発信したい」と外遊前の安倍首相は語った。
貧富の差と差別のこれまでにない拡大が、日本の
現状だが、これをつきつけられると、お約束の言葉、
アベノミクスが成功すれば豊かになります、と応答。
そんなもの、ないし、いらんわ、ともう皆知っている。

末期的状況のなか、座って愚痴っている場合では
ないと、多くの女が思って駆けつけたわけで。
今欲しいのは、景気回復ではなく、未来永劫平和の国
という約束である。
そんなことは幻想、というあなたこそ、防衛という名の
戦争は必要なのだと洗脳されてしまった人でなし。

こどもを戦争に行かせない。
誰にも人を殺させない。
人殺しの武器を他国へ売り歩かない。

武器輸出三原則も、憲法9条も、我が国の美徳で
あるものを、これ以上失ってしまっては悲しすぎる。

次は参加します。










コメント
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