想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

古い歌を聴くと

2016-09-14 17:04:55 | Weblog
(混み合ってます、変顔…)

涼しくなってきました。



車の中でipodに入れた古い歌を
聴いているといろんな思い出が
過ぎっていく。
室内で聴くのとまた違った感慨。
なんだか急に聴きたくなったのだ。

吉田拓郎のアルバムを友達に借り
ビートルズのアルバムは断られ
借り損ない、友人が聴かなくなった
頃に巷の中古レコード屋で買って
聴いたのがじっくり聴いた最初。

あの友達はガッコの先生になって
校長先生になったと噂で聞くけど
やっぱなあという気もする。
拓郎を貸してくれたのは、実は
その子ではなく又貸しだった事を
後で知ったが、持ち主の子は
看護師さんになったがその後は
知らない。

拓郎の歌を大人になって聴くと
詩の重みに驚く。
中学生の頃、意味をどんな風に
思って聴いていたのかと思う。

来年、同窓会をするよと何度も
幹事役のS君が電話をくれる。
あいつ知らない?
と尋ねられてもほとんど知らず
役立たずなんだが、話を聞いて
いるうちに名前と顔が一致して
ぼんやりとだが思い出されてくる。
けれど、同時にその頃の自分に
戻るわけで、苦くてもの悲しい
気分になっちまった。
 
「永遠の嘘をついてくれ」は
中島みゆきが拓郎のために
書いた歌。
この歌を何回も繰り返し聴きながら
待っている方が自分なのか
嘘をつきながら帰らない方なのか
どちらも自分のような気もしたり
しながら、何回も聴いてしまう。

しかし、ほんとうの世界には
こんなやさしさのある友人関係は
ほぼ、無い。
だから、同窓会は集まりが悪く
S君は会場決めが難しいとぼやき、
ドタキャンするなよと念押しされた。

人の集まるところへ行くのは苦手で
仕事でも極力控えるくらなのに
なにを同窓会なんぞ行くわけない
じゃん、と言うはずだったが
また言い損ねてしまった。

Sには子どもの頃に借りがあり
それを返さねばならん、ヤツは
忘れてしまっているようで別に
いいのだろうが…
返したぜと言って、も一回借りて
くるかな。













コメント
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