12月半ばからここポルトガルは天気が良くなり、1月になってからは晴天が続いている。今日1月9日は今年最高の温かい?暑い日で、風もなく、Tシャツ一枚で歩けるようになった。もう手遅れだけれど日焼けを恐れて,長袖のシャツも持って出かけたけれど、必要なかった。
11時から歩き始めてすぐ目に付いたのが、野生の水仙、もう水仙の咲く春になったのだと感銘。
この可愛い絵は住宅が散らばる通りにある、ごみ集積場の壁に描かれてあるもので、各絵にはビーズなどが貼られている。
もう使われていない貯水池なのか、それともこの日照りで乾いてしまったのか、巨大なそして立派な池が道端にあった。
リーダーの牛は首にベルを付けていて カラコロ と鳴る。まるで人間を見たことないように通り過ぎるまでじっと見つめられてしまった。
広大なビニールハウスが並んでいるところへやってきた。目隠しのためかグリーンの幕の向こうに常緑樹の苗も植えられていて、いったい何が植えられているのだろう。もしかしてマリワナかしらなどと思ったが、温室の開いているところを見れば、私の背丈よりも高いラウズベリーの苗がずらっと並んでいた。
本当は以前行ったことのある道を高速道路のトンネル迄と歩いたのに、いつからか全く道を間違え、遠くに見える白い町まで行こう。何しろ地図も持たず、あてずっぽうだったから。
初めて着いたサンタ・リタの町は小さくて、レストラン一軒もない。 今朝私がサーキットトレーニングをしている間に、亭主がサンドイッチを作りコーヒーをフラスコに入れて準備していてくれた。町のベンチで昼食。
このサンタ・リタの町の周辺はアーモンドの花盛り。今年初めての花は、やっぱりポルトガルの早春なのだ。
サンタ・リタを過ぎてすぐ高速道路の上に架かる橋を渡った。この高速道路とほとんど平行に、森の中の道路が伸びていて、コンセイシャオへと道路標識があった。
車も通れる立派な道路だけど舗装されていないから、車が通れば土ぼこりがひどい。幸い一台も通らなかった。
道端のこの白い木はユーカリの木で、樹皮がむけてこんなきれいな木肌になるらしい。樹皮はからからに乾いて自然にはげ落ちてくる。
昨年まで何度も来たことのある高速道路の下のトンネルを通り、オレンジ畑の写真を撮って、遠くに数時間前通ったビニールハウスのグリーンの幕が見えた。
谷間を挟んで道路が平行に走っていたのだ。
昨年植えられたばかりのオレンジ畑には、小さい木ながらもオレンジがしっかりなっている。日本なら千枚田、ここポルトガルのオレンジ畑は階段畑。
オレンジもレモンも1月に入るとマーケットでも安くなってくる。これだけ生っていれば安くておいしいオレンジが買える。。来週オレンジ農家から10㎏を5ユーロで買ってこようと計画している。
コンセイシャオの町へ戻って、よそのお家の前庭に鮮やかに咲いていたハイビスカス。
今日は温かいポルトガルの早春を満喫した5時間だった。今日の歩行距離16Km