日曜日の朝、私は残っていた2個のおにぎりをおかゆにして食べた。娘たちはインスタントラーメンを持ってきていたのでそれを食べたという。
この街には大きなスーパーマーケットがあるが日曜日は午後の3時からしか開かない。
朝日が登るのは10時半とかだが街の周囲は高い山になっているから太陽が見えないだけで、9時過ぎるとあたりは明るくなってくる。
街は緩やかな坂道になっていて、フィヨルドの海辺の方の下り坂にウルトラモダンな博物館が有った。ここでもまず最初にコートを脱いでハンガーに掛け、靴も脱いで棚に置き、リュックはロッカーに入れて鍵を掛ける。
この街でいちばん大事なものがこのスノーモービル、これが旧式なものかは判らなかった。
上の写真はクジラの背骨。
スヴォルバーは氷河で切り刻まれた小島の集まりで、この島はグリーンランドから別れてできたものだそうな。大西洋から英国とアイルランドの横を通ってノルウエーから北に流れる海流は北極海に注ぐ。此の海流は暖流でロンドンは北海道と緯度がほとんど同じだが北海道ほどに寒くはならない。
ここスヴォルバーも北極に近いながらも、此の日の気温は0度。ものすごく寒いと思って厚着をしていったら、汗で下着がびしょびしょになった。
夏にはあらゆる海鳥がここで繁殖する。
此の島で昔からいる生き物はポーラベア(白熊)で戦後の乱獲でその数は激減し、今では保護動物になっている。此の街にも冬には1-2頭が餌を求めて現れ、警察が麻酔銃で捕獲して山へ離すそうだ。
昨今のクジラ捕獲反対が大きく叫ばれているが、ノルウエーはクジラを食べる。これらはクジラの厚い脂肪層で、私も子供の頃は大いに食べたことがある。ベジタリアンのジュードとヴィガンの娘は此の写真を見ただけで、嫌がっていた。
ここはミュージアムのお土産コーナー、ノルウエーはすべてが高い。
此のスヴォルバーは北極点に行き着く最後の寄着地である。此の島は少しづつ動いているという。
現地の人たちの家屋で、炭鉱夫たちは1970年ごろから、タイランドへ行って、花嫁をもらってきたので、タイ人やインドネシア人たちが多いらしい。でも数日の滞在ではあまり見かけなかった。
博物館を出たあと、コーヒーショップへ行った。ここももちろん玄関で靴を脱いで入らねばならぬ。ハスキーが2匹いて大人しくとってもきれいな犬だ。
スポーツ店には冬服コートのたぐいと、ピストル、ガンが売られている。これらは現地の人たちが山や海辺で働く時に、白熊の襲撃に備えるためらしい。
此の巨大なスーパーマーケットはあらゆる品がノルウエー本土から輸送されてくる。したがってほとんど全部が値段が高い。
スーパーの入口のガン禁止のマーク
ノルウエーはヨーロッパ中でも一番豊かな国で、生活水準も高く、物価が高いのも頷ける。ここのスーパーの品物を見て回って本当にそれを実感した。
今昼は此のレストランで昼食を、私とパトリックはビーフバーガーとチップス。娘たちはサラダとチップス。本当にヴィガンには食べるものがない。
此の写真は私とパトリックが帰国したあと、金曜日にジュードと娘は日曜早朝まで居るとのことで、世界で一番北方の寿司ショップで食べたと報告してきた。
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