昔はよく、ガシャポンにお金をつぎ込んだren.です。
最近は極貧なのでなかなか買うこともなくなりましたが……
昨日、買い物の際に見つけてしまいましたよ。
「SR シューティングゲーム・ヒストリカ」。
コレはやらなきゃ!コインみっついれる!!
……飲まれた!!wwwww
結局ガシャポンマシン自体が壊れてしまっていたため、自由に選ばせてもらうことが出来てラッキーでしたけれどね。
というわけで。
「R-TYPE FINAL」 より R-9A アローヘッド。
「ダライアス」のシルバーホークや、「グラディウス」のビッグバイパーも魅力的だったのですが、メカニックとして好みなのはこの機体だったのでね。
そういえば「R-TYPE FINAL」、発売日に買っておいて、まだ半分くらいしか機体を集めてないのに積んだままだったけ(w
そのうち遊ぼうっと。
● 「アリアンロッド・リプレイ・ハートフル4 星霜のロンド」
久保田悠羅/F.E.A.R.富士見ドラゴンブック
この本が近所の本屋に入荷しなかったため、昨日は遠征だったのです。
「ハートフル」も4巻目。
あとがきによると、5巻完結のようです。
ストーリーの時間軸として、「アリアンロッドリプレイ・ルージュ」と重なっているようなので、機会があったらそちらも読んでみようかな。
今回はランダムダンジョンとシティアドベンチャー。
……という訳で、正直、読んでいて間延びしました。
まあ、遊び方の紹介としては優れていましたけどね。
あと、戦闘になると、きくたけさんの指揮で、他のPLが動いている感を強く感じて、ちょっともにょったり。
ゲームのデザイナー本人だから仕方がないかもしれませんが、せっかくベテランPLの小暮さんや、最近ゲーム慣れが目覚しい小島さんがいるのに、ちょっともったいない気がします。
しかし、第1話からの布石であるリリスの再登場。
そして、ラストバトルへの流れは、やはり熱かった!
ラストの仕掛けは、さすがに私でも読めちゃいましたけど(w
そういえば、いつのまにか小島さんがブログを始めてましたよ。
今夜から、「相棒」の第6シーズンですよー。ども、ren.です。
今期、アニメでは観るものがほとんどないのですが、実写作品のなんと充実していることか(w
■ 「ダブルクロス・リプレイ・アライブ 3 因果の鏡」
矢野俊策/F.E.A.R. /富士見ドラゴンブック
表紙は柳也……じゃなくて、NPCのテレーズちゃん(w
肩のフクロウは、コノハズクですかね。
さてアライブも3巻目。
以下、ネタバレ上等。
まさか、まさかの紫帆の隠された過去。
シリーズ一の普通人キャラだと思っていたので、ちょっと残念(w まあ、DX2の主人公らしい展開ではありますが。
それにしても、今回の紫帆;しのさん語録もすごいなぁ(w
その過去に至るCase06の流れは、さすが矢野さん、面白い展開になっています。
それにミスディレクションの仕掛け方が秀逸。私が紫帆ならあの流れだと、ホイホイとレッドかブルーの手をとってしまったでしょう(w
そこはさすが百戦錬磨のプレイヤー陣。GMの誘導も多少はありましたが、ちゃんと見破るところ辺りはすごい。
とくに薫;かわたなさんの機転の利き方はいいほうにも悪い方にも見事。なんだかアライブでは、ちょっと天さん入ってる?(w
あと、個人的にはCase05のディエース=ジェラルドですね。
電脳生命体、ショタ、切ない別れ……全てにおいてツボにはまりすぎです(w 今後、復活することを切に願っています。
それにしても、ミナリ;安達さんの「そろそろデレ期に」発言には吹き出しました。そして、それに対して本気に動揺している柳也;伊藤さんに萌え(w
まあ結局、実際に柳也に対してデレたのはアキューズだったわけですれど(を
柳也本人も言ってますが、今回のナタリアといい、薫(PCだけど)といい、確かにろくな友人がいないなぁ。
さぁ、F.E.A.R.系では4巻目に進むリプレイは比較的少ないのですが、めでたくアライブはその壁を乗り越えたようです。
今後は紫帆の過去だけではなく、賢者の石の真相にも迫っていくのでしょう。
ところで、なんとなく今回の終わり方に三郎とのお別れフラグが立っているような気がするのですが……。
最近、生活のテンションの上下が激しいren.です。
どうも情緒不安定で、落ち込むことも多いのですが……あぁ、タバコを控えているからか(w
● 「アルシャードガイア リプレイ 神薙ぐ御剣」 菊池たけし/F.E.A.R./ファミ通文庫
休刊してしまった「マジキュー」で連載されていたりプレイ。
いよいよ、ALGデザイナー(の片割れ)自らのGMによるリプレイ。その名もきくたけ。
彼らしく、ミスディレクションのあるシナリオ、タクティカルな戦闘フェイズで構成されていて、読み応えがあります。
プレイヤー陣は、まずALGデザイナー(の片割れ)井上純弌。そのセッション破壊能力は未知数。
演ずるは「新たな"宮沢"」、宮沢竜一郎。
しかし、その「じゅんいっちゃん」の天敵、小暮英麻が彼の暴走を押しとどめ、むしろ自分が暴走(w
演ずるは「痛いと萌えは紙一重」、神戸屋るん。
そんな2人を「ふぃあ通」で、時に優しく見守り、時に可燃物を投げつける矢薙直樹が、ついに良心的プレイヤーを自主廃業。
演ずるは「正体がアレなショタ」、アド=水守。
その3人に翻弄されながらも、持ち前の「主人公属性」を今回も遺憾なく発揮する、かわいそうな田中信二……太字の場所は気にしない(w
演ずるは「女運のない主人公」、功刀リョウ。
セッションの大半は、井上さんの悲鳴と絶叫で成り立っています(w
その分、TRPGリプレイというより、正直「ふぃあ通」のノリが強すぎるところは感じましたね。今巻はF.E.A.R.初心者には、きついんじゃないかなぁ。
まあ、セッション自体は大変面白いのですけれどね。
きくたけシナリオらしい、萌えと燃え、物悲しくも明るい未来を感じさせる、ステロな展開ながらも読んでいてグッと力が入る一冊です。
それにしても、矢薙さん。自分で会社作っちゃってたんですねぇ。さすが、不言実行の男。
今回のPC、アド=水守ですが、ぽぽるちゃさんのキャラデザもあいまって、かなり私のツボなんですよね。
いや、「ふぃあ通」で話には聞いていましたけど、正体(というか、生態維持スーツ?)のインパクト、大きすぎるわ(w
それでも、やっぱり井上&小暮カップルにおされてしまって、今回もイマイチ目立てませんでしたね。なんだか今後、いぶし銀なポジションになってしまう予感。
なお、今回の「神薙ぐ御剣」の正統続編で、前作に当たる「明日へのプロファイル」の番外編に当たるリプレイ「希望へのコンタクト」が、FBオンラインで連載開始されています。こちら。
ついに、ALGデザイナー2人ともが"宮沢家"に(w
● 「リーバース/エンド 2巻」 住吉文子 エンターブレイン
紙質の所為なのか、妙に分厚く感じるこの単行本。
養父であった千住がいなくなって6年。ヒジリの許に「守護者」、ミチタテとツルギが現れます。
また、ミチタテの腹違いの弟で、神手魂師(みてだまし)のミチザネとの出会い。
このミチザネ君が、なかなかにいいキャラしております。
キャラ紹介の「仲良くなればなるだけ口が悪くなる初年」という説明に、かなり心を打たれました。
ストーリー的にも重要ポジションにあるキャラですし、なかなかにツボです。
ストーリーとしては、まあ、予想の範囲の展開なのですが、テーマとはいえ存在否定って重たいねぇ。
読んでいて、グッと憤りが沸いてくる辺り、感情移入度は高いです。
今回購入のこの2冊、偶然にもツボにはまったところや見所が、似てしまったような気がします。
どちらかに興味があれば、多分どちらも楽しめる、かな?
いや、やはり井上&小暮のバカップルは、初心者向けじゃないか(w
バイクがパンクしていて(´・ω・`)ショボーンなren.です。
どうやら先週のツーリングで通ったダートで、タイヤに深く石が刺さっていたようです。
あぁ……出費が。
思わず禁煙破って、タバコ吸っちゃったよ(を
● 「アリアンロッド・リプレイ・ハートフル3 迷夢のコントラスト」
久保田悠羅/F.E.A.R.富士見ドラゴンブック
今回のカッツはベレー帽。
毎回、変わったゲームスタイルを見せてくれるハートフル。
今回はウィルダネス・アドヴェンチャー(サバイバルプレイ)と、コンフリクト(PL間の対立)。
最近は同一ルールを工夫して、いろいろな遊び方を提示してくれているF.E.A.R.系リプレイ。
一昔前、TRPGの種類も少なく、ルールセットも高価だった頃は、PL側が走して遊んでいたものです。
ゲームメーカーとしては、新製品に頼らず(サプリは出してますけれど)
、有りモノで遊ばせようとするのは珍しいかもしれませんね。
でもF.E.A.R.の面々は、古くからのTRPGゲーマーでもありますし、あえてそういうように誘導しているのかもしれません。
今回の主役的PCは、きくたけさん演ずるカッツ。
生き別れの妹との再会というベタな展開ではありますが、今回もハラハラドキドキ、そして感動させてもらえました。もちろん笑える要素も有り。4巻が楽しみです。
ここのところはF.E.A.R.系リプレイしか読んでいなかった私ですが、最近、他社ゲームのリプレイを読む機会がありました。
それで、F.E.A.R.系リプレイの読み物としての面白さを再確認した次第です。
リプレイには、ルールを分かりやすく説明する側面と、プレイ中の雰囲気を伝える側面があります。
その両方のバランスが、本当に絶妙なんですよね。なので、自分が遊んでいないゲームでも、理解しながら面白く読める。感心します。
ところで、今回フィーチャリングされている、マクール祭なる寮対抗の競技大会。
各競技の説明調子は、「筋肉番付」が元ネタでしょうか。思わず古舘伊知郎の声で、脳内再生されましたよ(w
喫煙を停止してみたrenです。
タバコだけを外に買いに行くのが面倒だったもので(w これでやめれれば、経済的にラッキーなんだけれど。
● 「ダブルクロス・リプレイ・トワイライト3 さらば愛しき快男児」
田中天/F.E.A.R. /富士見ドラゴンブック
ついにDX2トワイライト最終巻。
最終巻らしく、今まで登場したゲストキャラが多数顔出し。こういうのもキャンペーンシナリオの醍醐味ですよね。
特にDX2トワイライトは、大悟に関わった女性NPCが多いですから、ある意味、女性遍歴(w
ついに大悟の故郷、日本へ。
彼の親友と、最愛の妹。幼馴染の契りを引き裂く、残酷な時の流れ。
舞台はついに、DX2最大規模へ!
大悟は相変わらずですが、今回一番かっこいいのはギヨームじゃないでしょうかね。結局、3巻にわたって一番好き勝手やっていたキャラともいえますけれど(w
今回のライバルキャラ、ドクトル・ファウスト。
今までのライバルが余りに濃かったためか、これでも薄く感じてしまうのは……錯覚だよなぁ(w
「ふぃあ通」を聞いていると、田中天さんの声が容易に想像できてしまいます。あー、ああいう感じで笑ってたんだろうなぁ、と。天さんは本当に、根っからのエンターティナーだなぁ。
そういえば、アニメ化が決まった「ナイトウィザード」。
天さんは声優として参加しないのかなぁ。
気分転換にさめがめにはまったren.です。
点数を稼ぐよりも、全消しを目指していたら、ずるずる1時間もやってました。達成しましたけど(w
■ 「ダブルクロス・リプレイ・ストライク 天の一撃」
小太刀右京/F.E.A.R. /富士見ドラゴンブック
これは帯付。帯をはずすと……
こんな。
TRPG「ダブルクロス(DX2)」の新リプレイ。今回のコンセプトはクロスオーバー。
現代日本を舞台にした「基本ステージ」の主人公・国見以蔵と、その幼馴染・三室戸もみじ(NPC)の元に、近未来SF世界の「The Two Faces of Tomorrow」から女性型アンドロイド・マーヤ、異能動物世界「カオスガーデン」からドラゴンロリータ・モルガン、ミリタリーアクション「陽炎の戦場」からクールビューティーな傭兵・シャルと、天才少女・ソフィア(NPC)という、4人の美少女が押しかけてきて……というストーリー。
まさかダブクロで「天地無用!」や「ああっ女神様っ」のような押しかけコメディが出来るとは(w
GMは「DX2リプ・トワイライト」のクリスのPLでもあった小太刀右京。他のDX2リプとは打って変わった作風を確立しています。
以蔵のPLは奇怪生物・田中天。まさにハーレムギャルゲーの駄目駄目主人公を怪演(w
マーヤのPLは小太刀さんの相棒・三輪清宗。ドジっ娘ロボ設定の裏づけがお見事。
モルガンのPLは小説家・三田誠。天さんとの息の合った掛け合いは、PLの鑑。
シャルのPLはご存知DX2デザイナー・矢野俊策。NPCの利用の仕方はさすが。
……可愛い女の子PCだらけなのに、み~んなヤローでやんの(w
内容については、天さんを中心としたプレイングですから、推して知るべし。ドタバタはちゃめちゃ、でもグッとくること間違いなし。
毎回F.E.A.R.リプレイの話になると、こればかりで恐縮なのですが、空気の読めるGMとPLの関係が、本当にすばらしい。
彼らはまさに、プロのリプレイヤーなんですよね。GMの用意したシナリオの先を感じ取った上で、崩壊ぎりぎりまでPLはやりたいことをやれる。PLが満足するのはもちろん、GMも想定以上に自分のシナリオを楽しめる。
これって本当に理想のプレイ環境ですよ。
GMの独りよがりシナリオにPLが辟易することもなく、PLの自分勝手な行動でシナリオが崩壊の憂き目にもあわず……本当に、うらや、ま、しい……(血涙
今回の敵であるイーター。これは「The Two Faces of Tomorrow」に登場する存在ですが、リプレイでの表現を見るに「アルシャード・ガイア」の奈落と、ほぼ同質のものっぽいですね。
F.E.A.R.ゲームは、なにかと世界観がクロスオーバーをしていますけれど、これもそうした関係と見ていいのでしょうか。
DX2は毎度、まったく違う雰囲気のリプレイを楽しませてくれます。
こんなに同一のゲームが、多岐にわたる作風のリプレイで、長い期間展開している作品って、なかなかないんじゃないでしょうかね。
まもなく「DX2リプレイ・トワイライト」の最終巻も発売されます。こちらも楽しみです。
それにしても、ロボ子ことマーヤ。
本当は万能、故障でドジっ子、ローテンション、けなげ、メカなボディに猫耳と尻尾、戦闘力抜群、物質転換でガトリングガン形成……もう、様々な属性やモチーフがチャンポンになってて見事だなぁ。
江戸くんが好きそうなキャラだ(w
練り消しがどこかにいってしまったren.です。
原稿を描いている時に使っているんですが、おかしいな。まさか、うちのバカ犬が食っちゃったんじゃないだろうなぁ(w
■ 「ダブルクロス・リプレイ・アライブ 2 追憶の宴」
矢野俊策/F.E.A.R. /富士見ドラゴンブック
表紙は"レネゲイド委員長"ミナリ。
この先、ネタバレ上等
内容には触れないつもりですが、お気をつけください。
いやはや、泣きました。最後でポロリと涙がこぼれましたよ。TRPGリプレイで泣いたのって、久々だなぁ。
やはり、主人公(今回はPC1というわけではないけれど)が女の子っていうのは、感情移入に関してはヤローより何枚も上手ですね(w DXの歴代ヤロー主人公って、運命を受け入れちゃうというか、ドライなところがあって、ね。
それとやはり、デザイナー自らがGMをやっているわけですから当たり前ですが、ゲームシステムやルールを絡めた説得力がすばらしい。
ルールブック上では専門用語一語で表現されてしまう"タイタス"とか"ジャームとジャーム化の違い"が、すんなりと実感できますからね。
こういう文系的ルール製作の姿勢は、見習っていかなきゃなあ。
それに、基本的にTRPGのシナリオテーリングの巧みだし、それに参加するPLも空気の読めるプレイ、← これ、大事ですよねぇ~。
まさに今回登場の新PC"空気の読めすぎる男"千城寺薫をプレイするかわたなさんの、他のPCとの距離感のとり方は絶品ですね。
自分が他の参加者を楽しませようとする姿勢って大切。でも、そのバランス感覚って言うのは難しくって、ともすればただの独りよがりになってしまったり、暴走になってしまったり。
かわたなさんは、それをやりながらも、今までやらなかったタイプを開拓し、しっかりと負けプレイまでしてくれる(w
それにしても柳也と薫の関係は、見事に腐女子向けだよなぁ(w
今回、表紙や口絵、挿絵全般に出番の多いミナリですが、この巻ではPC1になってないのね(w まだ続巻がありそうですから(3巻以上行く?)、今後主役を張るときを楽しみにしてます。まだ、暗殺組織がらみの話が出てませんしね。
以上、実はミナリ派のren.でした(w
いまだに「リリアとトレイズ」の新刊が買えないren.です。
単に入荷されてないだけなのか、売れに売れているのか。バイクが使えれば、遠い本屋にも足を伸ばせるのですが。早く春になれ~。
● 「アリアンロッド・リプレイ・ハートフル2 相望のメモリアル」
久保田悠羅/F.E.A.R.富士見ドラゴンブック
カッツのサークレット、変わってないよね(w
もともと小島めぐみさんのロールプレイを見たいがために買った前巻。私はアリアンロッドは未プレイです。
実は私、ファンタジーって苦手なんですよ。現代劇なら問題がないのですが、まったくの架空世界であるファンタジー世界って、生活様式が想像できないので、実感が持てないのです。当たりまえっちゃ当たり前ですが。
現代から続いているSF的未来世界やサイバーパンクなら、とんでもない宇宙人や超技術が出てきても想像ができるので、結局は個人的な趣味や属性みたいなものなのでしょうけれど。
閑話休題。
前巻「聖雪のキャンパス」では、こじまめPLのファムが主人公格でしたが、今巻は小暮英麻さんPLのカミュラがメインの物語。
シナリオ自体はミステリータッチですが、ストーリーはいまどき珍しいほどストレートな"前世モノ"。
10年程前には、数多く出版されていたミステリーファンタジーコミック誌に多かった題材ですね。時代は変わって、退魔アクション漫画に移行し、衰退したジャンルです。
どうやらそれとミステリー方向なのは、英麻さまの趣味のようですね。GMの久保田さんも、それをリサーチしてシナリオを組んだようです。
ファムとヴァリアス(PL;O畑さん)が初々しいラブコメ"ハートフル"なので、カミュラとカッツ(PL;きくたけさん)はドタバタラブコメ"ハートフル"になるのかなと思っていましたが、そのフラグは今回で倒れてしまいましたかね。まあ、英魔様ときくたけさんじゃ無理か(w
ミステリーシナリオって、やっている方は考えるのに必死になるんで面白いのですが、リプレイで読む読者にはイマイチかもしれませんねぇ。まったく面白くないわけではないのですが、もどかしいというか、退屈というか。
うちの週末会メンバーにも、ミステリーシナリオを作るのが好きなGMがいるのですが、あまりに凝った謎をしかけられて、PLがぶち切れることもしばしば(w
巻末の付録「ミステリータッチ・シナリオの作り方」にも書いていますが、結局、謎を解くのはキャラクターではなくプレイヤーなわけで、知識の引き出し以前に、TRPGの本質としてはエラーなんじゃないかとも思うこともあります
とはいえ、「俺のキャラは馬鹿だから、推理には参加しないよ」とは言えないわけで、演じているキャラクターによっては、思いついた解法を口にしづらいという状況になることもあるんですよ。
ですから、ミステリーシナリオをやる場合は、プレイヤーがキャラクターを作成する前に、GMはその旨を伝えておいたほうが良いと思います……というか、伝えてくれ!(w
能力値で知力に欠けるのは、技能やダイスへの気合注入によってどうにでも(?)なるんです。
シナリオの方向性を知らずに、ミステリー向きじゃないトリックスター的なキャラクターを演じ始めちゃってると、いざ推理が必要になったときに困るんです。普段は知性を隠していることにするしかなくなるんです(w
まあ、それもシナリオの仕掛けだといわれれば、文句言いながらも解きますけどね。
その点この「想望・・・」ではキャラクターもいい具合に回って、プレイヤーの要望も取り入れている、いい環境ですね。
英麻さんが素でシナリオ先読みとかしていますけれど、しっかり謎も解かれていますし。
すでに次回作も決まっているようですので、カッツの冥福を祈りたいと思います(w
家の隣の空き地が駐車場になっちゃったren.です。看板のせいで、周囲の見通しが悪くなっちっゃた……。来冬の雪捨て場の確保が大変そうな予感。
● 「ダブルクロス・リプレイ・アライブ 覚悟の扉」
矢野俊策/F.E.A.R.富士見ドラゴンブック
表紙イラストは、しのさんのマイキャラ 紫帆
ダブルクロス(DX2)のリプレイ、第4期シリーズがついにスタート。
今回は、一人の少女がオーヴァードとして覚醒する物語。通常のゲームプレイよりも、スタート地点を前に置いた感じですね。
プレイヤーは、主人公(PC1)の七村紫帆に、DX2メインイラストレーター・しのとうこさん。ハードボイルド左遷支部長の九条柳也に、F.E.A.R.イラストレーター・安達洋介さん。元暗殺者メガネっ娘委員長の八重垣ミナリに、F.E.A.R.ライター・伊藤和幸さん。
そしてGMは、DX2デザイナーである、我らが王子・矢野俊策さん。
今までの無印、オリジン、トワイライトもそれぞれ面白かったですが、このアライブは、個人的にものすごくツボにはまりました。
歴代リプレイ登場人物の中で、紫帆の境遇には最も感情移入出来たように思います。
それはやはり、メインの仕掛けである「シナリオ中に覚醒する」というシチュエーションによって、等身大のキャラクターが表現されているからなのでしょうかね。
今までのリプレイキャラクターは、かっこいいけれども特殊な背景が多くて、自分に照らし合わせられないところがありましたから。
もうひとつツボなのは、やはり三郎の存在ですね。矢野さんは特に触れていませんけれど、これって魔女っ子モノですよね?(w 三郎は、まさにクリィミーマミのポジ&ネガ、マジカルエミのトポといった、サポートマスコットです。
私はこの手のものに大変弱い。というか、マジカルエミ大好きですから(w
もちろん、DX2らしさも無くしていません。つらく重い決断を、それでも前向きに進んでいくキャラクターの姿が描かれています。
まあ、ここをはずしたら、DX2じゃなくなっちゃうでしょうけれど(w
ただ、読み物としては面白かったですし、プレイの新しい方向性を示す(最近のF.E.A.R.リプレイは、そういうのが多いですね)のには役立ってはいますが、オリジンの大宙支部長や応理みたいに突飛な設定や、変わったコンボもありませんから、DX2プレイヤーとしてキャラクターを参考にするには向いていませんね。
でも実はアライブって、原点回帰の趣もあるのかもしれません。
考えてみれば、紫帆は無印のケイトような学生の野良オーヴァードですし、残りPCも支部長とUGN職員(ミナリは正しくはエージェントですが)というベーシックなワークスですしね。
そういう意味では、むしろどのリプレイよりもDX2初心者の入門向けシチュエーションなのかもしれません。なまじDX2に慣れちゃったから、「参考には向かない」とか思っちゃうのかな。反省(w
ともかく、おそらくゲームを知らなくても楽しめるリプレイとなっていると思いますので、学園サイキックアクションなんかが好きな方は、手にとられて損がないと思います。
特に「舞-HiME」ファンの方は、紫帆の見た目などが舞衣にかぶり、つい台詞が中原麻衣ボイスで再生されますのでお勧めです(w
大・流・血!!! ren.です。
昼過ぎに、我が家の飼い犬に噛み付かれ、右手人差し指・中指に8箇所、左手親指に2箇所、計10箇所に、それなりに深い孔が穿たれました。
痛みとショックで、しばらく震えが止まらない状態でしたが、今はこうして無事でおります。一時は病院に行こうかとも思ったほど。
ただ、指が絆創膏と包帯でぐるぐる巻きのため、タイピングもままならないし、箸も持てない。なにより……
衛藤くんの同人誌用にネームを切ろうにも、ペンを持てない。
いやー、はっはっは。不可抗力、不可抗力(w いや、結構困っちゃうんですけれどね。
まあ、ネームを描く気構えにコーヒーを淹れに行かなければ、犬に噛まれる事もなかったんですが。
とりあえず、スク水コタは昨日のうちに描きあげておいてよかったですよ。
あ、そうそう。あの絵は縦2000ピクセルで描いているので、結構細かいところまで描きこんでありました。
もったいないので、その一部を。
あ……缶に水滴描くの忘れてた(w
さて、本題に入りましょう。
● 「ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2 熱き夕日の快男児」
田中天/F.E.A.R. /富士見ドラゴンブック
WW2前を舞台にしたダブルクロスTRPG冒険活劇リプレイの第2弾。今回も天節大・炸・裂!(w
何を置いても、クレオパトラ・ダンディの一言に尽きます。彼を語る舌を、私は持ちません。ダンディー!ステキよーっ!(byギヨーム
その他、アラビアのロレンスやサン・テグジュベリといった、史実のキャラクターが登場するのも魅力的。
ロレンスのブラウ・シューペリアが登場しなかったのが残念。ちなみに「キノの旅」のエルメスね。大吾に駆ってほしかったなぁ。
テグジュベリの操縦能力が高くて、ちょっと笑いました。実際には、大した腕前じゃなかったそうですが。トワイライトが大戦後まで続いたら、ロッキードF5Bで活躍しちゃうんでしょうか(w
とにかく、数多くあるTRPGリプレイの中では、他に類を見ない読後感のすがすがしさ。
簡潔!爽快!ハッピーエンド!!やっぱり冒険活劇はこうじゃなくっちゃ、ね。
それも、GMである天さんの荒唐無稽ぶりもさることながら、そのノリをしっかりと咀嚼し乗っかれるPL陣もすばらしいです。
やはりTRPGは、GMとPLの相互理解が大切だなぁと、大変心に染みました(←何かあったらしいw
もうひとつ、このリプレイで特筆したいのは、天さんの筆舌。
講壇口調のなんと心地よいことか。この文体がまた、世界観と爽快感をうまく伝えていますね。
ダブルクロスというTRPGのリプレイですから、ある程度ルールを知らないと分からない部分もあります。
しかし、それを差し置いても、この作品の根っこにあるテーマやドラマは、万人に読んでもらいたいなぁ。読み物として、比類ない面白さを秘めていますから。
実相寺さん追悼に、ウルトラマン主題歌集を聞いていたら、宮内國郎さんの訃報……もう、ため息しか出ないren.です。
今年は伊福部昭さん以来、特撮・アニメ・漫画関係者の訃報が多すぎです。
● 聖雪のキャンパス アリアンロッド・リプレイ・ハートフル
久保田悠羅/F.E.A.R. 冨士見ドラゴンブック
私は「アリアンロッド」は未プレイなのですが、ウェブラジオ「ふぃあ通」と、田中天さんのレビューがあまりに面白いので、とりあえず買ってみました。
あと、小島めぐみの清純派っぷりが見たくて(w
なんというか……「ふぃあ通」そのまんまですね(w ロールプレイっていうより、素で演っているようです。
こじまめは結局最後まで、ファムの性格を固定できていないようですし。まあ、だからこそのキャラなのかもしれませんが。
ギミックとしては、この私ですら途中で先読みできちゃう展開でした。安直といえば安直、ベタといえばベタ。
まあ、1冊分2話で語りきらなければいけない制約があるので、迂遠な伏線や、思わせぶりなNPCの活躍の場が少ないのが原因ですので、ちょっともったいないですね。
せめて、2冊分の分量があれば、キャラの立て方や、シナリオの凝りようもあったのかもしれませんけれど。
正直な感想としては、「ふぃあ通」ファンが読む本かな、という感じ。もちろん、「アリアンロッド」を遊んでいる人なら、新しい遊び方の提示になっているのでしょうけれど、ただ読み物として読むと、物足りなさを感じました。
つまらなくはないんですけれど。むしろ、ゲタゲタ笑いながら読んでいましたけれどね。
で、結局、何が「ハートフル」だったんでしょうか(w
「ゼーガペイン」レビューへの多くのトラックバック、毎度ありがとうございます。ren.です。
MAGIUS強化週間は、ただいま「MAGIUS SHOOTING」のルールをまとめていますので小休止。明日、最後のテストプレイと調整を行いますので、来週には公開できるかと。
にしても、やっぱりMAGIUSはいいTRPGシステムです。
TRPGといえば「ダブルクロス」(うまく話題をつなげたつもり
● 「ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児」
田中天/F.E.A.R. /富士見ドラゴンブック
「ダブルクロス」といえば、学園サイキックアクションモノというイメージ。「ダブルクロス・リプレイ」「同オリジン」もそういう風情でした。
「ヴァリアント」は、そこに別の世界観を取り入れた、新しい試みでした。
「トワイライトも」、第2次世界大戦以前のヨーロッパを舞台に、私も大好きな心霊科学をフィーチャーした冒険活劇モノという、また新たな雰囲気を持つ作品です。
さて、TRPGリプレイといえば、「ソードワールド・リプレイ」以来、さまざまな作品が発表されてきました。しかし、どれもゲームの雰囲気やルールを示す方向のため、GMよりもプレイヤーにスポットライトが当たったものがほとんどです。
「へっぽこーず」では、新米GMのつぶやきもありましたが、どちらかというとGMは、TRPGにおいて日陰者。
しかし「トワイライトは違います。ぶっちゃけ、PLよりもGMのほうが目立ちまくっています!!(w
それもそのはず、GMと執筆は、TRPG業界の奇怪生物、ダブクロなど多くのリプレイで怪演を魅せてきた田中天(たかし)!!
PL陣もクレバー矢野氏をはじめ、皆さんが濃いキャラクターを作っていますが、全部NPCに喰われてます(w
あ、ちなみに、8○1的にはフィンが大人気のようです。私も右に倣う(を
イラストは、しろー大野氏。私にとっては「サムライスピリッツ 武士道列伝」のビジュアル以来。それ以前は、やっぱりヤコペッティかな(w
それにしても、PL、GMの知識量は凄い。今までのリプレイの脚注はエフェクトの説明欄でしたが、今回は近代ヨーロッパと心霊科学の豆知識集の様相。ためになるなぁ(w
ところで、読んでいると「インディ・ジョーンズ」よりも「ロマンシングストーン」、「ルパンIII世」よりも「快刀乱麻」、「天空の城ラピュタ」よりも「バルテュス ティアの輝き」を思い出すんですが、こんな私は楽しむ資格がありますか、天さん(w
……天さんたちって、20代後半なのかぁ……そうかぁ。
● 「軽井沢シンドロームSPROUT 7巻(完)」
たがみよしひさ/ヤングチャンピオンコミックス
私はたがみ作品を全て所持しています。兄弟の小山田いく作品も。
なので「軽井沢シンドローム」(1982作品)からの付き合い。・・・・・・そりゃ、歳も取るわな(w
そのため、今回は……キツかった。
漫画家の絵が、次第に変わっていくのは仕方がないもの。ファンは、その時々の絵を楽しむのが慣わし、ですが……
紀子(ノン)がっ!紀子がぁっ!!
最近の「ひらめ顔」には慣れたつもりでしたが、他の「軽シン」レギュラーに比べて、デザインがまったく変わっていないため、違和感が凄い。なまじ好きなキャラだっただけにショック。
しかし、ラストに耕平が、ロスの薫平の元にMB(ジープ)を送ったシーンは、かなりぐっと来るものがありました。あのMBには、耕平のさまざまな想いが込められていますからねぇ。スカピン(ピンクのスカッシュ)は載っていないのかな(w
ともかく、これでSPROUTも完結。
初めの頃は「軽シンの正当続編かぁ……思い出は思い出にしておきたいなぁ」とか思っていましたが、相変わらずの"たがみ節"が、懐かしかったり嬉しかったり。
たがみ氏は近年、身体と心をずいぶん病んでしまったようで、巻末の通院レポートには、ファンとしては心苦しく感じました。
次の作品まで、どうかご養生ください。
負けちゃったね、駒苫。ども、生粋の道産子、ren.です。
どうやら北海道中が蒸気に取り込まれているようで、衛藤氏のところも暑いようですね。
こちらも外に立つと、ズボンの中に熱気がもぐりこんできて、悶絶するような暑さです。
さて、そんな湿度を押し分けて、ぶぃーんとバイクで本屋に行ってきました。得物はこちら。
● ダブルクロス・リプレイ・オリジン 未来への絆」
矢野俊策/F.E.A.R. 富士見ドラゴンブック
シリーズ4作目の、最終巻です。
内容などについてはこちらに任せます。
まず、実際にダブルクロスを遊んでいる身としては、「自分が隼人なら、どう行動しているかなー」など、そんな楽しみ方は基本ですね。
ダブクロ・プレイヤー以外の方でも、ちょっと変わった書式の小説として、読めるんじゃないかしらん。ただ、戦闘シーンとかは、よくわかんないかもしれませんが。
今回、表紙が4部作中一番気に入りましたよ。
こうして4冊並べてみると、毎回制服が違うんですなー。まあ、毎回転々としていますから、当たり前なんですけれど。あれ……椿、胸が成長した?(w
3巻までのサブPCたちが登場しますが、各巻の最も魅力的だったキャラが揃いましたね。並んでみると、本当にボンクラーズで驚きますけれど(w
応理は、キャラのおいしさよりも、プレイヤーである天さんの魅力と迫力が特徴(w でも、今回は影がちょっと薄いかな。聖音/シザーリオとの絡みは最高ですが。新たな人格を期待してたんだけどなー。
サムことイサムは、今回負けっぷりがイマイチ。どうした、かわたな(w でも今回は細かい演出がかっこいいです。ロゼッタとの絡みは、ベタだけどクールだと思いました。
狛江は……あー……今回、非の打ち所がありませんね(w
燃えも萌えもバカも泣かせも、いいところみんなもっていってます。実は今まで、ただのウザキャラだと思ってました、ごめん(w ギャグイラストでも一番見ごたえあるものなー。
ところで"正拳突き"のその後はどうなったんだろう。やっぱり喰った?(w
主役二人は、どちらも第1巻から"ぶれない"キャラで感心しました。TRPGって、1つのキャラで長く遊んでいると、成長ではなく変化してしまうことが多々ありますからね。
隼人はダブクロの正統派主人公でしたね。
初期「ダブルクロス・リプレイ」のケイトよりも、あっけらかんとまっすぐに主人公していた印象があります。股旅物で、多くの人の影響を受けていくのも、大きく関係しているでしょうね。どうしてもキャンペーンって、登場キャラが固定していく傾向がありますから。
椿の成長も、次第に人間味を帯びていく過程が面白かったですね。そうした機微が、この4巻でさらに深まった感じです。
キャラの設定や過去って、後付で決まっていくことが多いですけれど、隼人のダインスレイフよりも、椿の綾渕絡みのほうが、整合性を感じました。それ抜きにしても、幼少期の椿がかわいすぎ(w
ラストのボスラッシュは、TRPGのバランスとしては、ぎりぎりなんでしょうね。STGの最終面みたいで、かっこいいですけれど。ほんと、矢野さんは容赦がないなー。
でも、その各ボスとボンクラーズの掛け合いは、ダブクロリプ史上最高の熱さだったと思います。それに、まるで図ったかのように、各巻から1人づつの布陣だし……やっぱり図っていたのかしら。ほんと、矢野さんは計画だかいなー。
ラスボスの綾渕は、その性格からか、読んでいてあまり緊張感を感じないのは惜しかった。すごくいいキャラですけれどね。優しいだけというのが、その哀しさに拍車をかけてはいますが、黒幕っていう性格じゃあ、なかったのかも。
しかし、隼人と椿のストーリーを完結させるには、最も適したボスでしょうね。おかげでようやく、この2人が、ラブくなりましたから(w
まあ、本当の恋人同士っていうモノには、なっていかないんでしょうね、この2人。でもUGN最強のパートナー同士にはなりそう。
今後は、応理役の田中天さんによる、新たなリプレイシリーズが始まるとの話。こちらも大変楽しみです。