どうも、ren.です。
このブログを始めたころに折れた臼歯の根を抜いてきました。
……血の味が止まらねぇ。
さて、今年もレセプションが無かったモナコGP。
今回の中継では、例年よりも高空からの空撮が多かったですね。
そのおかげで、ずいぶんと街並みが変わったことが分かりました。
そして、やはり思った以上に狭いということも。
さて、何より今回の話題はモナコ出身のルクレール。
毎年、期待されながらも不運によってモナコでの優勝に手が届かなかった彼ですが、今年はフリー走行も好調で、PPも獲得。
さらにはフェルスタッペンが6番手に沈むという状況に、"抜けないモナコ"での展開にむしろ期待がかかります。
レースはスタートラップで動きました。
最後方でマグヌッセンとペレスが接触し大クラッシュ。
ペレスのマシンは両サイドの壁でピンボールされ紅葉おろしに。
ハルクも巻き込まれてハースはこれで店じまい。
Total mayhem at the race start 💥😱#F1 #MonacoGP pic.twitter.com/DhLEolwp8y
— Formula 1 (@F1) May 26, 2024
この事故はレーシングインシデントとして、誰にもペナルティが下されませんでした。
そうかぁ?
また、オコンがトンネル手前でガスリーとタイヤ同士が接触し、あわや空に投げ出されるところでした。
大きくバウンドしてしまいサスペンションとギアを破損しリタイヤ。
無意味な同士討ちにガスリーもおかんむり。
当然、これでレースは赤旗中断となります。
これにより、各車タイヤを交換してのノンストップ走行が見込まれることになりました。
そうなれば、ほぼパレードのようにだらだら続く、退屈なレースになる予感……。
まあ実際、その後はオーバーテイクもほぼ無い展開にはなりました。
それでも、それだけに今年はタイヤマネジメントとペースコントロールに注目が集まりました。
ギャップが広がることによって後続車に有利を与えないために速く走りすぎない。
このヒリヒリとした展開は、スピードレースにはない面白さではありました。
その最たる場面が、角田。
8番手スタートの角田はタイヤを大切にするために、前方のハミルトンとのバトルはあきらめ、スローで堅実なドライビングを続けます。
それによって後方のアルボンはアンダーカットのギャップは築けずに周回に付き合うしかありませんでした。
アルボンはかなりストレスだったと話していますが、それでミスを誘うのもレースのうちだしね。
実際、最終盤には角田は温存したとはいえ弱ったタイヤでアタックしてアルボンを大きく引き離しました。
今回の角田は完全に仕事人モードでした。
ミスを誘うといえばフェルスタッペン。
やはり終盤に前方のラッセルに肉薄。
仕留めそこなったものの、あのプレッシャーに打ち勝ったラッセルも相当のもの。
結果、トップ10は全車がスタートの位置そのままでのゴールとなりました。
そう、ついにルクレールがモナコで優勝です!
本人も感動はひとしおだったようで、観たことのないくらいの喜びよう。
ポディウムではモナコ皇室メンバーからも厚い祝福をもらいました。
シャンパンファイトでは、なんとアルベール大公が自らシャンパンを1本開けて参戦するという珍事。
背後からシャンパンを掛けられたルクレールが振り向いて気付き、ギョッとしていましたw
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 26, 2024
ルクレールの歴史的快挙に
アルベール大公も大興奮🔥
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喜びのあまりシャンパンファイトに参加する一幕も🍾
🏆F1™2024第8戦
🇲🇨モナコGP 決勝
📱Live on #DAZN#F1DAZN #f1jp #MonacoGP pic.twitter.com/AwlCVixqql
仕舞にビンを呷る姿もw
いやぁ、お祭りにお祭りを重ねたような光景に、こちらも笑みがこぼれましたよ。
おっと、2位も忘れちゃいけない、ピアストリ。
デビュー2年目にしてモナコのポディウムに上る快挙。
3位はサインツ。
1周目の混乱が、逆にミラボーでのミスをなしにしてくれてラッキーでしたw
フェルスタッペンのいないポディウム。
先だってのオーストラリアでのリタイヤ以外では'22年のイギリスGP以来だってさ。