どうも、ren.です。
ここのところのエントリを見てわかる通り、一気に本が届いたので読むのも大変(w
● 「黒と誠 ~本の雑誌を創った男たち~ 2巻」 カミムラ晋作 双葉社
1巻発売後、歳明けてすぐの1/19、この漫画の"黒"である目黒考二さんが亡くなられました。
享年76、肺がんだったそうです。
さて、「本の雑誌」を刊行し、苦労しながらも販路を広めていき、業界内でも話題になっていく最中、ついに起きる"新宿・石の家2階のクーデター"。
目黒の反対を押し切り、椎名がコラムマガジン化への舵を強行し、「本の雑誌」の実権を握った事件。
とはいえ、これも雑誌の発展のためには必要だった改革。
実際、それによりさらに「本の雑誌」は草の根で広まっていくことになりました。
それに、その後には結局、いい意味で堅苦しい書評が紙面に戻り、共存していくことになります。
ちなみに私が買い始めた頃が、そうした誌面の発展期でした。
椎名と目黒の仲も、これでただギスギスするのではなく、誌上でお互いをからかったり、新たな仕事に誘ったり、凸凹コンビとしてさらに絆は深まっていくわけです。
そして、「本の雑誌」を軸に二人の人生も大きく転換を迎えていく。
次巻ではいよいよ"東ケト会"も登場(w