レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

テリファー0

2024年10月30日 19時45分07秒 | ホラー

「テリファー0」
原題:ALL HALLOWS' EVE
2013年 アメリカ 82分
■監督:
 デイミアン・レオーネ
■出演:
 ケイティ・マグワイア
 キャサリン・A・キャラハン
 マイク・ジャンネッリ
 コール・マシューソン
 シドニー・フライホアー

●あらすじ
そのビデオは、絶対に見てはならなかった ハロウィンの夜。
ベビーシッターのサラは2人の兄妹の子守りをしていたが
ハロウィンのお菓子の袋の中に見覚えのない古びたビデオテープを発見する。
ビデオテープを見たいという子供たちの好奇心に押され渋々再生するサラだったが、
その中にはあまりにも残虐な3つの物語が映し出されて――。
ビデオを見終わった頃、家の中では奇妙な出来事が起き始め、全てはもう手遅れだった……。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
昔は映画を観る前には、書籍などでどんな内容なのかとかを知ってから鑑賞していた。
と言うよりかは、書籍などで興味を持った映画を観ていたかな。
しかし最近はそういった書籍を買わなくなったのもあり、タイトルだけでとりあえず観始める事がほとんどになった。
なので本作もてっきりエピソード0を描いた第三作目なんだと思っていた。
そう思って観始めたんだけど、上映時間が80分強しかないのに、開始から50分くらい経っても一向に何も起きないから
つまらなくて寝落ちしそうになったので、一回観るの止めてしまった。
そのタイミングで本作について調べてみたら、制作年度が2013年と古い事を初めて知り
「テリファー」第一作よりも前に作られた映画だと言う事を知った。
3つある短編を繋げて一本にし、その3本目に「テリファー」のアート・ザ・クラウンと言う名前の
あの殺人ピエロが登場すると言う内容だった。
これを知らないから、2本目の内容が終わるくらいのタイミングで、つまらねーと思って観るのを止めてた。
そうしたらその3本目は、期待に違わぬ「テリファー0」だった。
映像がざらついていて古く感じるのと、残酷描写は実は最新作よりも上なところが侮れない。
ホラーに耐性無い人は、ハッキリ言って観ない方がいいと思う。
このグロさは、ヤバイと思ったパート1よりもヒドイから。
そう考えると、ホラー映画ファンやシリーズのファンにはオススメなのかな。
3本の短編には全てピエロのアート・ザ・クラウンが登場するが、1本目のピエロは別の役者だと思った。
だが2本目と3本目のピエロは、「テリファー」シリーズと同じ役者だと思うから
ここも安心して観ることが出来る。
全米ではすでにパート3も公開されている本シリーズ。
これからが楽しみなシリーズであろう。
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バスケット・ケース3

2024年10月28日 19時44分22秒 | ホラー

「バスケット・ケース3」
原題:BASKET CASE3:THE PROGENY
1991年 アメリカ 92分
■監督:
 フランク・ヘネンロッター
■出演:
 ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック
 アニー・ロス
 ギル・ローパー

●あらすじ
愛していたスーザンを自らの手で殺め、正気を失った弟ドウェインは、フリークスたちの屋敷で監禁されていた。
一方、兄ベリアルの恋人イブは、お腹に新たな命を宿す。
その出産準備で忙しいフリークスたちは、屋敷の主ルースと共にバスでジョージア州に住む医師ハルの元へ。
やがてイブは無事に出産を済ませ、元気な赤ちゃんが誕生。
そこへ、指名手配されたベリアルに賭けられた懸賞金を狙って地元警官コンビが現れる…。
(スターチャンネルより)

★感想など
さて基本的には続編を作りたくないヘネンロッター監督が
バカルティ・ラムを飲んで酔っ払った時に、凄いアイデアを思いついたとかで作られたパート3。
ただ内容の方は完全に2の続きであり、一体どこに凄いアイデアがあるのかが
凡人である私にはさっぱり分からなかったよ。
全て観終わってから考えると、この「バスケット・ケース」シリーズは、本当に1だけが傑作と言うか
低予算による制約もあるものの、あの独特な出来栄えは正に一代限りだったんだなあ。
ストーリー的にも1で完結しているしね。
2と3は完全に仕事としてしか作ってないんだろうなあと思って、1の続編だと思って観ると悲しくなってくるね。
まあ本作は変わりにヤケクソなパワーも暴走していて、それは別の意味で楽しめるかも知れないが。
こうなってくるとヘネンロッター監督が本当に作りたかったのは「ブレインダメージ」と「フランケンフッカー」と言う事になるね。
こちらの二作はそういった意味で、非常に楽しみになってくる。
どんな出来栄えになっているのかな。
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バスケット・ケース2

2024年09月19日 12時43分04秒 | ホラー

「バスケット・ケース2」
原題:BASKET CASE2
1990年 アメリカ 90分
■監督:
 フランク・ヘネンロッター
■出演:
 ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック
 アニー・ロス
 テッド・ソレル
 キャスリン・メイズル

●あらすじ
ホテルから落下し、死んだと思われていた二人は生きてた!
周囲の騒ぎをよそに、彼らに理解のある老婦人に匿われ、フリークス達と平穏に過ごすも、
記者に狙われることなり、戦うためにフリークスたちが立ち上がる。
そして、ベリアルはフリークスと、ドウェインは老婦人の孫娘と恋に落ちるが、
再び恐ろしい悲劇が待ち受けていた。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
フランク・ヘネンロッター監督による、シリーズ2作目。
本人としては同じものは絶対に作りたくないと言う強固な意志があったため、当初は続編など作るつもりはなかったらしい。
ところが本作の前に「ブレインダメージ」と言う作品を監督するのだが
その作品を配給したパリセーズ社と言う会社に相当ヒドイ目にあわされたらしく、しばらく落ち込んでいたらしい。
ところが同じN.Y.派の監督として存在を知っていたジェームズ・グリッケンハウスが会社を興したのを知り
そこに「ミュータント・ゴキブリ」と言う企画を持っていったが却下された。
しかし「バスケット・ケース2」を作るのなら、他に好きなの作っていいよと言われたヘネさんは大喜びで契約。
見事本作と「フランケンフッカー」の二作を制作したのだ。
そういった経緯で制作されたこのパート2。
ヘネさんが常々言っている「正常なるものが異常なるものを不愉快と感じるのなら、正常なるものがその場を去るべきだ」
と言う考えに、圧倒的に支配されていると言っても過言ではない作品だった。
全編に渡りその考えがベースにあって話が進むのはわかるのだが、予算が増えた分大量に増えたフリークス達とか
小綺麗になった画面とかを観ると、予算が増えた分前作のようなアンダーな雰囲気が失われたのは勿体ないところだね。
あと弟役の俳優も、前作から8年も経ってしまったため、いい感じに老けてしまったのもしょうがないところだ。
さてここまでくるとパート3も当然作られた。
と言うのもヘネンロッター監督がバカルティ・ラムを飲んで酔っ払った時に、凄いアイデアを思いついたとかで
作られたのがパート3。
そしてこの時は3と同時に「ブードゥー・ドール」と言う作品を作る予定だったらしいが、
残念ながら「ブードゥー・ドール」は制作されていない。
一体どういう内容だったのかが気になるね。
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キラー・クラウン

2024年09月03日 22時00分40秒 | ホラー

「キラー・クラウン」
原題:KILLER KLOWNS FROM OUTER SPACE
1987年 アメリカ 87分
■監督:
 スティーヴン・キオド
■出演:
 グラント・クレイマー
 スザンヌ・シュナイダー
 ジョン・アレン・ネルソン
 ジョン・バーノン

●あらすじ
小さな爆食エイリアンが大暴れする『クリッター』シリーズを支えたSFX界の名物兄弟キオド・ブラザーズが、
『ロボコップ』の特撮チームを揃えて初の製作・脚本・監督に挑戦。
1950年代に量産されたB級SF映画を、キッチュな80年代テイストで愛情込めてパロディ化。
ポップコーン銃とクリームパイ爆弾を武器に、人間綿菓子をストローで吸い、
パンチ一発で首をもぎ取るクラウン軍団のクレイジーな“人類食べ放題計画”を、
奇想天外で愉快なカルトホラーに昇華させている。

アメリカの静かな田舎町で、夜空を裂いて流れ星が落ちた。
デートのついでに墜落現場の探索に出かけたマイク(G・クレイマー)とデビー(S・シュナイダー)は、
森の中で妖しい光を放つ巨大なサーカスのテントを発見する。
しかも、テントの内部にはピンクの綿菓子状の繭に包まれ、トロリと溶けた山小屋暮らしの老人が!
警察署に駆け込んだマイクは宇宙人の侵略を訴えるが、鼻で笑われるだけ。
その間にも殺人クラウン軍団は街に出現、人間をお菓子に変える恐るべき作戦を進めていた。
(Amazonより)

★感想など
なんだか楽しい作品だった。
1950年代に量産されたB級SF映画を、キッチュな80年代テイストで愛情込めてパロディ化
とあるが正にそんな感じで、脚本も含めて画面から80年代的明るさが滲み出ている作品。
ピエロ型宇宙人である殺人クラウン軍団にしても、知能が高いんだかアホなんだか分からないビミョーな設定が中々良い。
人びとたちも全然残酷には殺されないし。と言うか殺される描写あったかなあ。
それくらいグロ描写は避けている。
それに加えて、妙なカット割りでシーンが切り替わるので、この作品TVムービーなのかなあと感じる作りだった。
まあ全体的に明るく馬鹿馬鹿しく楽しくなれる、拾い物の一品。
テレ東で放送するのにピッタリな作りは、レレレ好きなら全く問題ないであろう。
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ヘルレイザー ジャッジメント

2024年08月12日 12時14分52秒 | ホラー

「ヘルレイザー ジャッジメント」
原題:HELLRAISER: JUDGMENT
2018年 アメリカ 81分
■監督:
 ゲイリー・J・タニクリフ
■出演:
 デイモン・カーニー
 ランディ・ウェイン
 アレクサンドラ・ハリス
 ヘザー・ランゲンカンプ

●あらすじ
凶悪殺人事件の解決に挑む3人の刑事が地獄の底に突き落とされる。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
良くぞここまで続いたなと思わせる、シリーズ10作目。
しかしここで一旦打ち切りとなって次回作がリメイク版になったのは「13日の金曜日」シリーズと同じである。
とは言え内容の方は中々で、設定・映像ともにかなりの気持ち悪さを見せてくれる。
しかもこの気持ち悪さがだだのグログロではなくて、
「ヘルレイザー」シリーズとしての気持ち悪さになっている点が、実に最高である。
別世界である地獄の部屋の椅子に動けないように縛り付け、被害者の血をインク代わりにして
古いタイプライターで被害者の過去についての調書を作り上げる、そのセンスの良さ。
さらにその調書をもとに判定する役割の男が、その調書を料理のように食べて血を吐くという意味の分からなさ。
さらにその吐瀉物を食べて、有罪か否かを判定すつ複数の裸の女性など、
もう全く意味が分からないんだけど、「ヘルレイザー」の世界観としては全然アリな妙な説得感があるこのシーン。
とは言えベースとなるストーリーのアイデアは、デヴィッド・フィンチャーの「セブン」をかなり彷彿とさせる。
そう考えると、既存の映画のストーリーにピンヘッドを絡めれば、これからもどんどんシリーズは続けられるんだなと思った。
けどそうはならずにシリーズはリブートされたけど。
キャスト面にしても、まずピンヘッド役は前作とは違う人になってた。
目の空虚さがなんか良くて、初代のピンヘッドに結構近付いていると思う。
さらに嬉しいのが、「エルム街の悪夢」でヒロインを演じたヘザー・ランゲンカンプが出演していること。
パート8にもランス・ヘンリクセンが出ていたが、こういったホラー映画マニアが喜ぶようなキャスティングは嬉しいね。
さてここまで一気に観てきた「ヘルレイザー」シリーズもここで一旦打ち止め。
なんだかんだと楽しめたのではないだろうか。
次は何のシリーズに手を出そうかな。
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