レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

無頼プロフェッショナル

2023年05月12日 19時09分03秒 | 西部劇

「無頼プロフェッショナル」
原題:...E CONTINUAVANO A FREGARSI IL MILIONE DI DOLLARI
1971年 イタリア/スペイン 89分
■監督:
 エウヘニオ・マルティン
■出演:
 リー・ヴァン・クリーフ
 ジェームズ・メイソン
 ジーナ・ロロブリジーダ
 ジャンニ・ガルコ

●あらすじ
リー・ヴァン・クリーフ、ジェームズ・メイソンら豪華キャストが共演した西部劇。
銀行から大金を盗んだ強盗一味のリーダー・キングは、逃走中の列車で知り合った美女と意気投合して結婚する。
ところが、彼女にあり金残らず奪われてしまい…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
久々リー・ヴァン・クリーフ主演のマカロニ・ウエスタン。
結構ベタなギャグ・シーンを織り交ぜる、肩の凝らない娯楽作な出来栄え。
リー・ヴァン・クリーフはいつもの如く余裕しゃくしゃくの格好良い無敵なダンディっぷりなのだが
本作ではその上を行く悪女が登場し、リー・ヴァン・クリーフはおろか全ての登場する男たちを翻弄する。
正直この彼女が主役と言っても過言ではないほどの活躍ぶりで、最後の最後まで食えない女っぷりは流石とも言えるほど。
振り返ると、ギャグ演出も多めな事から、実写版ルパン三世の雰囲気と言えばピッタリくるかもしれない。
最後までギャグだけでいくのかなあと思いきや、メキシコ革命も脚本に盛り込んでいるので
いつもの街での銃撃戦のみならず、戦場での大爆破シーンも多めとアクション面も充実していた。
そう考えると本作はマカロニ・ウエスタンでは、傑作の部類に入るといえるでしょう。
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キャット・バルー

2023年04月12日 12時59分08秒 | 西部劇

「キャット・バルー」
原題:CAT BALLOU
1965年 アメリカ 96分
■監督:
 エリオット・シルヴァースタイン
■出演:
 ジェーン・フォンダ
 リー・マーヴィン
 マイケル・カラン
 レジナルド・デニー
 ナット・キング・コール

●あらすじ
19世紀末のワイオミング、町の顔役と対立したために殺された牧場主がいた。
娘のキャサリンは復讐を誓い、荒くれ者を集めて徒党を組む。
やがて下手人が、手下の一人キッドの兄弟と判明する。
かつての凄腕ガンマンのキッドも、今ではタダの酔っ払いオヤジ。
彼の尻を叩きながら、キャサリンは下手人と対決するが……。
ナット・キング・コールの軽快な歌に乗せて、コミカルに展開するほのぼのウェスタン。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
随分楽しい西部劇だった。
歌あり笑いありの展開は、まるで遊園地のアトラクション・ショーのような見事な出来栄えだった。
主演のジェーン・フォンダ、リー・マーヴィンの演技も素晴らしく、
特にリー・マーヴィンが悪役と二役演じているのは、当初気付かなかったくらいだった。
明るく楽しい西部劇を楽しみたい人には、是非オススメの作品と言えよう。
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復讐の用心棒

2023年02月22日 18時17分59秒 | 西部劇

「復讐の用心棒」
原題:IL MIO NOME E PECOS
1967年 イタリア 85分
■監督:
 マウリツィオ・ルチディ
■出演:
 ロバート・ウッド
 ノーマン・クラーク
 ルチア・モドゥーニョ

●あらすじ
無法者のクライン率いる強盗団が、
銀行から奪った8万ドルを持ち逃げした裏切り者ブラックを追って、ヒューストンの町にやって来る。
一味が町中を荒し回る中、酒場の女エスターが嫌がらせを受ける。
そこへメキシコ人ガンマンのぺコスが現れ、クラインの手下たちをあっという間に射殺する。
実はぺコスは、家族を虐殺したクラインに復讐するためこの町に訪れたのだった。
一方、手下を殺されたクラインも躍起になってぺコスを捜す。
(ザ・シネマより)

★感想など
悪役として描かれることが多いメキシコ人ヒーローに人気が集まったとの事だが
元々イタリアのマカロニ・ウエスタンの主役は濃い顔の人達が多いので、
メキシコ人役も多かったし、何の違和感も感じた事はなかったなあ。
でも本作の主役ロバート・ウッドの超切れ長の目は特徴的だったなあ。
話の方は割と一本道で進む。
時間も短いし、銃撃シーンも多くてちょっとしたお色気もあり、娯楽作として手堅い作り。
小悪党でむかつく牧師も出てきたりなど、各キャラクター付けもバリエーション豊富で
観ていて飽きることなく、あっと言う間にラストまで鑑賞してしまったので、これはオススメの一本と言えよう。
本作が人気だったため、姉妹作として「虐殺砦の群盗」も生まれたとのことなので、
いつかそちらも観たいなあ。
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復讐のガンマン・ジャンゴ

2023年01月30日 13時19分44秒 | 西部劇

「復讐のガンマン・ジャンゴ」
原題:W DJANGO
1971年 イタリア 94分
■監督:
 エドワルド・G・ミュラー
■出演:
 アンソニー・ステファン
 エスメラルダ・バロス
 グラウコ・オノラート
 ステリオ・カンデッリ

●あらすじ
農場に押し入ったトンプソンら三人の男。
彼らは家にいた女を撃ち殺す。彼女は、ジャンゴの妻だった。
ジャンゴは、三人を知るカランザという山賊を仲間に加え、散り散りになって名士となった彼らを一人ずつ追い詰める。
ようやく復讐を果たしたジャンゴに、カランザが銃口を向ける。
彼の妻を殺した現場にいたのは、カランザを含む四人だった。
彼は、トンプソンの金を独り占めするため、ジャンゴを利用したのだ。
ジャンゴは辛くもカランザを倒す。
リボルバー内から弾を数発抜いて弾切れと見せかけたり、偽の両手を作って上着の下から撃ったりと、
トリック・ガンプレイが満載のマカロニ・ウエスタンの佳作。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
アンソニー・ステファンの作品って評価が低いけど、個人的にはどれも面白いと思ってます。
まあほとんどの作品のうち、2/3以上が銃撃戦シーンばかりのアクション西部劇は
正にマカロニ版協利電影とも言える作りで、アンソニー・ステファンに関してはそれでいいと思う。
実際演技力の方はかなりとぼしいので、ずっと銃撃ってる方が誤魔化しがきいて良いって感じだあね。
本作もあらすじにある通り、リボルバー内から弾を数発抜いて弾切れと見せかけたり、
偽の両手を作って上着の下から撃ったりなどのケレン味溢れるアクションが見せ場となっている。
ただひたすらに銃を撃っている西部劇を求めている方には、アンソニー・ステファンはオススメですぞ。
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「拳銃無宿」 第26話 人質交換

2022年11月21日 13時03分59秒 | 西部劇

「拳銃無宿」 第26話 人質交換
原題:WANTED: DEAD OR ALIVE
1958年 米 28分
■監督:
 マーレイ・ゴールデン
■出演:
 スティーブ・マックイーン
 リチャード・アンダーソン
 グロリア・タルボット
 アダム・ベッカー
 シドニー・スミス
 ケイシー・ロジャース

●あらすじ
ジョッシュは、トム・フェローズの護送を終えてセンターシティに寄った。
そこへトムを釈放しなければ、銀行家の息子ベン・ジュニア、青年のリチャーズ、
保安官のケンを殺すと脅迫状が届く。
銀行家は、何を置いても息子を救出するようにと要求する・・・。
「野生の照明」に出演したリチャード・アンダーソンがトム・フェローズを演じる。
「魔の貨車」「花嫁候補」に出演のケイシー・ロジャースがケイト役で登場。
(DVDジャケットより)

★感想など
しかし相変わらずスティーブ・マックイーン以外の出演者は毎回違うなあ。
普通連続ドラマって脇役も毎度お馴染みの人が居るもんだが、この時代のアメリカンドラマは違うのかな?
だが毎回顔ぶれが違う分、ストーリー的にも誰が味方か敵か分からないと言う利点がある。
今回のお話も正にそんな感じで、色々な立場の人間たちの思惑が入り乱れて話が面白い。
この調子だと、全話観てしまってもおかしくないな。
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