「ベスト・キッド4」
原題:THE NEXT KARATE KID
1994年 米 107分
■監督:
クリストファー・ケイン
■出演:
ノリユキ・”パット”・モリタ
ヒラリー・スワンク
マイケル・アイアンサイド
●あらすじ
両親を事故で失って以来、反抗的で心を閉ざしている少女ジュリー。
戦友の未亡人から孫娘である彼女を預ることになったミヤギは、カラテを通して彼女との心の交流を試みるが。
★感想など
主人公がダニエルさんから、女の子に代わった第四弾。
しかしミヤギが女の子にカラテを教えるという、
まさにそのワン・アイデアのみの作品!
とにかく脚本がヒドいこれ。
主人公のヒラリー・スワンクは祖母とソリがあわず、ミヤギに預けられるが
成長した彼女は、ラストに祖母と会わないまま映画は終了してしまうのだ!
そこを描かないでどうする!
しかも途中で立ち寄る寺院の描写も意味不明。
別にあの坊さん達はいいんだが、果たしてこの映画に必要だったのか?
それでも描きたいのならいいのだが、その後再び登場して、ボーリングするのは何のつもりだ?
目を瞑って投げる”心眼ボーリング”!
それでストライク連発!
なんじゃそりゃ!
そして最大に頂けないのが、ラストの闘いの意味がかなり薄い事。
今回の敵役はマイケル・アイアンサイドで、彼はラストにミヤギと闘うという
夢のバトルは必見!
だがヒラリー・スワンクが闘う理由も、ファイティング・シーンもかなりしょっぱい!
トータルとして、かなり観ていて辛い作品と言えよう。
ミヤギさんもなんだか、ストーリーが進むに連れてどんどん元気が無くなっていくように見えるし。
本当にこのシリーズは、シリーズが進むに連れて駄目になっていく典型だなあ。
でも今「ベスト・キッド3」が超観たい気分だが!
PS.今度「ベスト・キッド」がウィル・スミスの息子主演でリメイクされるらしい。
かなり不安なんだが。。。