「宇宙人東京に現わる」
1956年 日本 87分
■監督:
島耕二
■出演:
南部彰三
目黒幸子
川崎敬三
●あらすじ
城北天文台の磯部助手は、或る夜雲の切れ間に不思議な形をした謎の発光体を発見。
そして、世界各地でUFOが目撃され、ヒトデ型の宇宙人が東京を襲った!
恐怖におののく住民たち!
パイラ人と名乗る宇宙人は、何の目的でやってきたのか?
折も折、死の惑星“R”が地球に接近。
人類最大のピンチを救うカギは松田博士の発見した方程式にあったが……。
(角川シネマコレクションより)
★感想など
昔むかしの特撮映画。
岡本太郎デザインの、ヒトデ型宇宙人がインパクト大な本作。
しかしそのパイラ人は一度しか登場しない。
しかもむにゃむにゃ喋ってて、字幕出ちゃうし。
だが、なんだか愛らしいやつだったりする。
また彼らの美意識がケッサクで、地球人の美女スターを捕まえて
なんて醜いんだ、とか言っちゃうし!
ストーリー自体はそんなにダイナミックには進まないのだが、当時の日本の風景が見れるのが楽しい。
教授行き着けの飲み屋とか、汽車で旅立つ姿とか
まさにこれこそ、リアル『三丁目の夕日』だ!
とにかく、なんかほのぼのとした愛すべき佳作と言えよう。