「暁のガンマン」
原題:E PER TETTO UN CIELO DI STELLE
1968年 伊 100分
■監督:
ジュリオ・ペトローニ
■出演:
ジュリアーノ・ジェンマ
マリオ・アドルフ
フランコ・バルドゥッチ
フェデリコ・ボイド
アンソニー・ドーソン
●あらすじ
頭は切れるがお調子者のティムと、力は強いがお人好しのハリーが繰り広げる西部の珍騒動。
ある日、ハリーが極悪非道の駅馬車強盗に捕えられてしまい……!
大ヒット作を連発し波に乗っていたジェンマが自らのアイディアを元に、
傑作「新・夕陽のガンマン/復讐の旅」のジュリオ・ペトローニを監督に迎えた凸凹コンビもの。
ジェンマお得意のガン・アクションはもちろん、相棒を演じるマリオ・アドルフ(『ブリキの太鼓』の父親役が有名)との
やりとりも楽しい。
音楽はもちろん巨匠エンニオ・モリコーネ!
アレッサンドロ・アレッサンドローニの口笛をフィーチャーした哀愁たっぷりのテーマ曲は
マカロニファンに愛される名曲。
(シネフィル・イマジカより)
★感想など
ジェンマがネアカでお調子者で詐欺師でナンパ者と言う、楽しい奴で
相棒のマリオ・アドルフも人が良くていつもジェンマに騙されるが
根は好きなので離れられないという、名コンビぶりが楽しい。
ただ話しの根幹がかなり弱く、敵となる奴らの執着ぶりもやっぱり弱い。
全体的に話が繋がっておらずばらばらな印象。
ラストもようやく邪魔な敵がいなくなったにも関わらず、ジェンマがそこを去ろうとしてるのが謎。
そのままそこに留まればいいのにと思ってしまう。
まあマカロニとしては楽しい部類なので、観てもいいかもよ。