レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

大魔神

2022年03月15日 19時19分34秒 | 特撮

「大魔神」
1966年 日本 84分
■監督:
 安田公義
■出演:
 高田美和
 青山良彦
 藤巻潤
 五味龍太郎
 遠藤辰雄
 橋本力

●あらすじ
戦国の世、丹波の国で謀反が起こった。
前主を弑した左馬之助は、過酷な労役を領民に課し、さらには村の守り神たる魔神像をも破壊しようとした。
だが、額にくいを打ち込んだ途端、
突如として山崩れが起こり、作業にあたっていた人足たちは土砂に呑み込まれてしまう。
左馬之助は魔神像の破壊をあきらめたが、前主の係累に対する追求はやめなかった。
忠文の妹・小笹は、唯一の心の拠り所、魔神像に助けを求めるのだったが……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
子供の頃観て以来かな。
でも結構覚えてたりするのは、やっぱり印象が強いからだろうね。
ラストに魔神が出てくるまではずっと時代劇のため、子供の頃は割と退屈だった。
大人になった今観るとそのドラマ部分も結構楽しく観れるんだけどね。
悪の家老役に「仁義なき戦い 代理戦争」等でもお馴染みの遠藤辰雄が出てたりするし。
そんなこんなで大魔神登場まで引っ張り、クライマックスはこれぞ特撮と言わんばかりの名シーンの数々!
特撮技術もさることながら、大魔神自体も素晴らしい。
腕を振り上げて顔が一瞬で変わるのは、子供時代なら必ず真似するだろうが
それよりも大魔神の中に入って演じている橋本力と言うお方。
この人の目の演技力が凄まじ過ぎる。
大魔神の表情は固定化されているが目の部分だけは役者の目を使っている。
この目の表情が実に怖い!
正に怒りの大魔神って感じで、本作でも一旦動き出した大魔神はもう止められないって感じの大暴れ。
悪人を倒したのに、そこで終わらない大魔神にあたふたし何とか止まってくれと人々が懇願するところも
人間の望み通りではない正に神様って感じで最高だった。
やっぱり「大魔神」は名作だね!
なお大魔神に入っている橋本力さんはこの後「妖怪大戦争」の悪役ダイモンの中にも入り
その後勝新太郎の命令で香港に渡り「ドラゴン怒りの鉄拳」の適役を演じたのは有名な話。
さらに「ドラゴン怒りの鉄拳」のラストで橋本力がブルース・リーに蹴られて吹っ飛ばされるシーンで
橋本力さんのスタントを演じたのは、まだスタントマン時代のジャッキー・チェンなのも
これまた有名な話ですね。
コメント
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