レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ドラゴン・カンフー/龍虎八拳

2022年04月13日 18時55分13秒 | 功夫/空手/武侠片

「ドラゴン・カンフー/龍虎八拳」
原題:小子命大/Avenging Boxer
1979年 香港 90分
■監督:
 邵峰(ジミー・ショウ)
■出演:
 張繼龍(ピーター・チャン)
 [上下]薩伐(カサノバ・ウォン)
 華玲(ホワ・リン)
 龍飛(ロン・フェイ)
 嘉凱(チア・カイ)
 蘇真平(スー・ツェンピン)

●あらすじ
父を目の前で殺し屋フォー・パー・フォングに殺された青年シャオロンは、父から金の札を託され、叔父ルーの元へ逃げ延びる。
シャオロンの父と叔父はあるギャング団の一員だったが、改心し、組織の権威の象徴である金の札を盗んで脱走したのである。
しかし、フォーの魔の手は叔父たちが身を潜める曲芸一座に迫り、叔父をはじめ多くの人々が命を奪われてしまった。
シャオロンは易者先生と呼ばれる老人からカンフーを教わり、叔父の娘シャオリンとともに決死の覚悟でフォーに最後の戦いを挑む!!
(作品データベースより)

★感想など
本作を子供の頃にゴールデン洋画劇場で観た事がある人は、面白かったと懐かしそうに口を揃えて言うであろう。
それ程有名な作品である。タイトルのインパクトも含めて。
DVDは今は廃盤なのかな?
10年以上前に中古屋でふと見かけ速攻でGET。売値も1,000円と価値が分からない店だったようでお宝GETて感じでした。
だがこのDVD、字幕無しの英語音声と、ゴールデン洋画劇場版日本語音声しか収録されていないと言う謎仕様。
恐らくアメリカ辺りから安く買ってきて、テレビ版音声を入手してそのまま販売したんだろうなあ。
主演の声がガンダムのアムロだったので一瞬珍しいとか思ったけど、良く思い出してみたらこの人
確か当時はユン・ピョウの声を吹き替える事が多かったんじゃなかったかな。
ちなみにシャアの声の人は、ジェット・リーの声です。
基本字幕でしか洋画を観ない私ですが、子供の頃はテレビで映画を観ていたから、本作も懐かしい感じがして楽しかったですね。
さて内容の方は完全にジャッキーの「酔拳」路線と言うか、柳の下のアレ系列です。
コメディ功夫あって、修行があってみたいな。
そして「酔拳」の黄正利(ウォン・チェンリー)を彷彿とさせるような悪役のカサノバ・ウォン。
嫌な長髪がイヤミみたいですが、キックの連打とか技が半端ない!
しかも二人の敵相手にジャンプして両足で二人を蹴った後、そのまま空中で右回し蹴りで左側の奴を蹴ると言う
空中三段蹴りをワイヤー無しでやってのける超技を披露!(と言いつつ香港映画ではたまに見かけるが)
修行のシーンも「酔拳」の修行を間違った方向に超バージョンアップさせてる感じだけど
その技を最後のトドメに使う辺りは良かったねえ。
と言いつつラストの闘いは2対1なうえ、トラップを満載した倉庫におびき寄せて次々と罠にハメて勝つと言う
ジミーさんワールドになってしまうんだけどね!
と言った感じで、内容・話の展開・街の風景・コミカル功夫・修行・強敵など、完全にあの頃のジャッキー映画なんだよ!
ジャッキーの「酔拳」が「ファイナルファイト」だとしたら、本作は「バーニングファイト」くらい良く再現されてる。
てな感じで良く出来てて面白い本作。観る機会があれば是非!
コメント
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