レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

悪漢探偵

2022年05月09日 19時03分41秒 | アクション

「悪漢探偵」
原題:最佳拍档/ACES GO PLACES
1982年 香港 94分
■監督:
 曾志偉(エリック・ツァン)
■出演:
 許冠傑(サミュエル・ホイ)
 麥嘉(カール・マッカ)
 張艾嘉(シルヴィア・チャン)
 石天(ディーン・セキ)
 徐克(ツイ・ハーク)
 韓國材(ハン・クォツァイ)

●あらすじ
サム(サミュエル・ホイ)は悪の組織(マフィア)からダイヤを華麗な手さばきで強奪する通称『キングコング』を名乗る男。
相棒のジョー(ディーン・セキ)と組んでいた。
当然悪の組織に狙われ、その組織の一味で大悪党の「白手袋」の逮捕に全力を注いでいる
刑事コージャック(カール・マッカ)と手を組んでマフィアと対戦する事に。
(Wikipediaより)

★感想など
香港映画史を語る上で絶対に外す事は出来ない作品。
大昔から存在を知っていて、15年近く前に全5作のDVD-BOXを買っていたであろうに、今更観始めました。
香港で82年の年間興行収入第1位になり、当時の香港映画界をあっと言う間に
功夫映画から現代アクション映画にトレンドを変える程の影響を与えただけあって、相当に面白かった!
当時としては珍しいメカとか兵器・装置などを駆使したアクションの数々。
カー・スタント等も含めて、どちらかと言うと「007」のようなノリが感じられる。
まあスパイとか出てくるし、きっと香港版007みたいな企画で始まったのだろう。
それを香港映画界では鉄板のコメディをベースとし、さらに色々なシーンをテンポ良く繋いでいくため
沢山の話が次々と展開されて飽きさせない。
主人公3人のキャラクターも魅力的で、彼らトリオの絡みも十分面白い。
これは大ヒットするわと納得出来る面白さ。
本作を観ると、この数年後にサモ・ハンやジャッキーがいかに影響を受けているかが分かる。
本作の冒頭に出てきたデバートってもしかしてジャッキーが「ポリス・ストーリー/香港国際警察(1985)」で暴れたとこ?
とか、カー・スタントの数々も、後にサモ・ハンが「大福星(1985)」でパクってない?
とかそんな見方をしちゃったりしてそれも楽しめる。
とにかく香港映画黄金時代の名シリーズとして観る価値多いにアリですな!
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ヒッチャーII 心臓“完全”停止

2022年05月09日 13時01分05秒 | ホラー

「ヒッチャーII 心臓“完全”停止」
原題:THE HITCHER II: I'VE BEEN WAITING
2003年 アメリカ 92分
■監督:
 ルイス・モーノウ
■出演:
 C・トーマス・ハウエル
 カリ・ウーラー
 ジェイク・ビューシイ
 ショーン・ジョンストン

●あらすじ
15年前、テキサス州で殺人鬼のヒッチハイカーを乗せてしまったために未曾有の恐怖を味わったジム。
彼は現在、警官として働いているが、今でもそのトラウマを払拭できずにいた。
そんな時、ジムはある事件で犯人を射殺。
しかし、それが過剰防衛と見なされ、仕事をクビになってしまう。
その原因が例のトラウマにあると考えたジムは、恋人のマギーを連れてかの地を訪れることに。
その道中、彼らはジェイクというヒッチハイカーを乗せた。
ところが間もなく、彼は逃亡中の殺人犯であることが判明する…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
面白くない脚本だった。
続編として苦労しているのが良く分かる脚本で、冒頭はちょっと期待させてくれた。
前作とは違う展開になるかと思ったのだが、それを今回から出てきた主人公の彼女が引っかきまわしてくれる。
この女がとにかくムカつくやつで、主人公の気持ちや意見をまるで聞かず自分が正義なやつ。
一つ一つの行動に全く共感できないうえに、”ヒッチハイク乗せるな”の看板を無視して怪しい奴を車に乗せる。
挙句個人情報をぺらぺら喋りまくって情報を全て与えて、前作と同じストーリーになると言うダメ展開。
80年代のホラーブームには良くあった、無理矢理続編の典型みたいな映画だね。
これなら正直作らなくても良くないってくらいの内容。
本作のヒッチハイカーは、前作の犯人が悪霊となって憑りついたのか、別人なのか最後まで分からないし。
しかも前作の事を全く知らないはずのヒロインが、ラストで前作のトレーラー拷問と同じことをヒッチハイカーにして
「15年前に少女にしたことを覚えてる?」と言っちゃったりする、ダメ脚本。
観客が知っている事と、劇中の登場人物が知っている事はイコールではないことを、この脚本家は知らないらしい。
と言った感じの続編です。
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