レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

多羅尾伴内シリーズ 隼の魔王

2024年02月15日 18時33分55秒 | ミステリー/犯罪

「多羅尾伴内シリーズ 隼の魔王」
1955年 日本 80分
■監督:
 松田定次
■出演:
 片岡千恵蔵
 波島進
 加東大介
 喜多川千鶴
 田代百合子

●あらすじ
野球の日本選手権シリーズのレッドソックス対フィリーズの第5回戦。
二死満塁の状況で、レッドソックスの3番強打者・高塚が満塁ホームランを放ち、
7万人の衆人環視の下で原因不明の死を遂げる。
この謎の究明に乗り出したアカツキ探偵社の高森真砂子と七つの顔の男・多羅尾伴内。
この謎を追い続けるうちに次々と関係者がさらなる謎の死を遂げていく…。
この事件の裏にはある根深い陰謀が渦巻いていた。
果たして、多羅尾伴内はこの空前の事件を解決することができるのだろうか…。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
シリーズ第七作目となる作品。
六作目の「曲馬団の魔王」は原版が消失しているため、ソフト化は不可能な状況となっている。
ゆえにこの前に観た「片目の魔王」はシリーズ第五作目となる。
間に一つ挟んでいるのもあるが、本作は「片目の魔王」に比べて随分話が観易くなり面白かった。
脚本や展開に無理がなく、脇道に逸れる事もほとんど無い。
逆に一本道とも言えるが、これが昭和30年の街並みや当時の雰囲気と相まって丁度よい塩梅であり
昭和30年の娯楽作として純粋に楽しめる出来になっている。
「片目の魔王」はちょっと辛かったが、本作の出来栄えなら、この後のシリーズも観たいと思えるな。
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赤穂城断絶

2024年02月15日 18時33分05秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「赤穂城断絶」
1978年 日本 162分
■監督:
 深作欣二
■出演:
 萬屋錦之介
 千葉真一
 松方弘樹
 成田三樹夫
 渡瀬恒彦
 森田健作
 西郷輝彦
 江波杏子
 丹波哲郎
 金子信雄
 近藤正臣
 峰岸徹
 橘麻紀
 宮内洋
 野口貴史
 曽根晴美
 天津敏
 遠藤太津朗
 大滝秀治
 三船敏郎

●あらすじ
「柳生一族の陰謀」の深作欣二と萬屋錦之介が忠臣蔵に挑んだ大型時代劇。
様式美にとらわれないドキュメンタリータッチの作風は、まさに深作欣二ならでは。
小林平八郎を演じた渡瀬恒彦がブルーリボン賞、キネマ旬報賞、報知映画賞、市川雷蔵賞などを受賞した。
吉良上野介に対し刃傷に及んだ浅野内匠頭が切腹させられ、赤穂はお家断絶となり、領地を召し上げられてしまう。
大石内蔵助は家臣たちから誓紙血判を集め、仇討ちの準備を始める。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「忠臣蔵」若しくは「赤穂浪士」
有名な話であり、昔は良く映像化されていたキラー・コンテンツ。
よくテレビ東京で大晦日に12時間連続でドラマ放映してたよね。全6部構成とかでね。
とは言っても「忠臣蔵」って観た事がなかったので、深作欣二版で初鑑賞。
監督が深作欣二の時点ですでにちょっと違うんだろうなと思いながらも早速鑑賞。
江戸城の松の廊下のシーンから始まるのは、あまり無いパターン?
吉良上野介役が金子信雄と言うのが、いかにも深作欣二って感じで最高だが
この出だしだと、金子信雄にちょっとイヤミ言われただけなのに
浅野内匠頭がいきなり切りかかったようにしか見えず、何故そのような行為に及んだのかが不明。
他にも大石内蔵助が仇討ちをするのかしないのかが、全編を通してどっちつかずで良く分からない。
特に中盤で大石内蔵助が妻子を故郷に返した後に、酒と女遊びに狂ってしまったのは、一体何でだったのかが不明のままだった。
まあこの映画を観ても、正しい「忠臣蔵」のストーリーは分からないが
監督が深作欣二で、出演者に金子信雄・松方弘樹・成田三樹夫・渡瀬恒彦・丹波哲郎・遠藤太津朗と
いつもの「仁義なき戦い」メンバーが揃っているので、そういった楽しみを見出して鑑賞すれば吉でしょう。
他にも千葉真一の風貌が。新日本プロレスの内藤哲也にそっくりだとか
今では放送禁止用語連発の会話により、もうテレビでは放送不可だろうなあとか色々考えつつも
豪華なセットや、大量のエキストラの数などをみると、この時代の超大作時代劇は楽しくなれて幸せだなあと思えるよ。
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