レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

大魔神逆襲

2024年02月14日 18時05分10秒 | 特撮

「大魔神逆襲」
1966年 日本 88分
■監督:
 森一生
■出演:
 二宮秀樹
 堀井晋次
 飯塚真英
 長友宗之
 名和宏
 橋本力

●あらすじ
「大魔神」シリーズ第三弾。
非道な領主のもとで強制労働をから逃げ出した村人たちを救うため、四人の子供たちが禁足地の山中へ向かう。
領主側は追っ手を放ち、子供の一人が命を落としてしまう。そしてついに、山の武神像が動き出す。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「大魔神」シリーズ第三弾は、シリーズ第一弾「大魔神」と同じく子供が主役で話が進んでいく。
脚本の完成度はシリーズ随一と言ってよい。
そもそも「大魔神」シリーズは最後に大魔神が登場することは決まっているが、
最後になるまでは登場しないので、如何に大魔神が登場する最後まで話を引っ張っていくかが重要となる。
その点本作は可愛らしい子供たちが、親や大人たちのために険しい魔神の山に挑戦する冒険物の要素も入り
さらに悪い大人たちとの追いかけっこも交えるので、飽きる事なく最後まで観ることができる。
そして肝心要の大魔神の売りは、腰に据えてある刀を初めて抜くと言うもので
これまた格好良い姿を見せてくれて大満足である。
わずか一年の間に3作を作り上げ、そこからリメイクを含めて全く新作も作られていない伝説のシリーズ。
特撮の技術は進んだけど、時代劇を撮ろうと思うと逆に退化していないか気になってしまう昨今では
逆にこのまま新作は作らない方が幸せなのかもしれない。
2010年に「大魔神カノン」というドラマが製作されたらしいが、恐ろしく評判が悪いので観る気はしないしね。
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アッシャー家の惨劇

2024年02月14日 18時04分47秒 | 怪奇/スリラー/幻想

「アッシャー家の惨劇」
原題:HOUSE OF USHER
1960年 アメリカ 78分
■監督:
 ロジャー・コーマン
■出演:
 ヴィンセント・プライス
 マーク・ダモン
 マーナ・ファイ
 ハリー・エラービー

●あらすじ
フィリップは婚約者のマデリンを訪ねて、ニューイングランドにある彼女の実家であるアッシャー家にやってきた。
しかし、マデリンの兄ロデリックは不気味な男で、さらにマデリンも痩せて青ざめていた。
また、屋敷の地下室には、奇怪なことにロデリックとマデリンの名を刻んだ柩があった。
フィリップはマデリンを屋敷から連れて逃げ出そうとしたが、彼女は突然死んだ。
やがて、フィリップはアッシャー兄妹の恐るべき秘密を知る…。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
ロジャー・コーマンが一躍メジャーになった作品。
世界初の推理小説を書いたエドガー・アラン・ポーの原作を、低予算ながらも重厚感溢れる作りにし
さらに主役のヴィンセント・プライスの名演技も加えた結果、名作との評価を頂き
ポー原作の映画化としてシリーズ化されたほどだ。
今観ても映画全体の怪奇ムード溢れる雰囲気とか、アッシャー兄妹の迫力ある演技など見所は多い。
だがアッシャー家にやってくるフィリップの性格が自己中心的過ぎて、観ていて辟易してしまったが。
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