レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ポゼッション

2024年02月19日 17時58分43秒 | ホラー

「ポゼッション」
原題:THE POSSESSION
2012年 アメリカ/カナダ 92分
■監督:
 オーレ・ボールネダル
■出演:
 ジェフリー・ディーン・モーガン
 キーラ・セジウィック
 ナターシャ・カリス
 マディソン・ダヴェンポート

●あらすじ
「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ製作で贈る低予算オカルト・ホラー。
所有者に災いをもたらす木箱としてアメリカのオークション・サイトで大きな話題となった
“ディビュークの箱”をモチーフに、ガレージセールで古い木箱を手に入れた少女とその家族に訪れる戦慄の恐怖を描く。
監督は「モルグ」のオーレ・ボールネダル。
妻と離婚したばかりのクライドは、2人の娘たちと週末だけしか一緒に過ごすことができなかった。
そんなある日、次女エミリーがガレージセールでアンティークの木箱を気に入り購入する。
以来、エミリーはその箱にすっかり夢中になってしまい、時を同じくして人が変わったように暴力的になっていく。
原因を調べ始めたクライドは、やがてその箱に秘められた衝撃の事実を知るのだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これ実話が基らしく、“ディビュークの箱”の話は本当らしい。
何かテレビ番組でネタになりやすそうな話だから、いつかどこかでこの話見たのかな?
多分入り口はその辺で、さらに製作がサム・ライミなのもあって興味を持ったんだと思う。
内容の方はオーソドックスなエクソシスト系で、悪魔に憑りつかれる少女の役名が
エミリーだったのは「エミリー・ローズ」を思い出してしまった。
さて本作は悪魔の箱との話を、関わりから終わりまでじっくり描いており、
悪魔に憑りつかれた少女の変貌っぷりや、エミリーの家族が真実に気付いていくところなどが中心である。
あらすじには低予算と書かれているが、確かに派手なVFXシーンなどは無いが
それが逆に日常を描いているとも言え、静かな恐怖を描いているとも言える。
一つの家族の話をしっかりと描いているが、次々と所有者を変えていくような話も見てみたかったなとちょっと思った。
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多羅尾伴内シリーズ 七つの顔

2024年02月19日 17時58分17秒 | ミステリー/犯罪

「多羅尾伴内シリーズ 七つの顔」
1946年 日本 80分
■監督:
 松田定次
■出演:
 片岡千恵蔵
 月形龍之介
 轟夕起子
 喜多川千鶴
 月宮乙女

●あらすじ
あるレヴュー劇場の花形歌手清川みどりが出演中楽屋から出火した。
新紙紙上に「歌姫誘拐される」「ダイヤの首飾をめぐる怪事件」の記事が大々的に報道され、社会の耳目をしん動した。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
本作は多羅尾伴内シリーズの第一作目であり、何と昭和21年制作である!
そもそも多羅尾伴内シリーズは当初は大映で4作品まで制作されている。
しかし大映の社長が多羅尾伴内シリーズを大事にしていないような発言をしたために、主演の片岡千恵蔵が激怒。
大映から東映に移籍して、多羅尾伴内シリーズのパート5から11までを制作する事になったのだ。
この内手元に持っていたのが東映版だったので、東映版は観始めていたが、大映版は観れないかと思っていた。
そしたらAmazon Primeにシリーズ第一作目と、二作目の「十三の眼」まであったので、早速一作目を鑑賞。
まず昭和21年と言う時代背景が感激だよねえ。
この時代って、江戸川乱歩の怪人二十面相とか横溝正史とかの小説で描かれていた時代。
小説で描写された風景をそのまま画面で見る事が出来るのって、本当に素晴らしい事だ。
あと江戸川乱歩の怪人二十面相シリーズでは、良く洋館が登場した印象があるのだが
まさに本作でも洋館が登場する。
洋館ってこの頃の日本で流行してたのかな?
とにかく子供心にあまり上手にイメージ出来なかった洋館を、これまた見せてくれて大変嬉しくなっちゃった。
あとはストーリー展開とか台詞の使い方などの脚本。
これは流石に時代を感じさせるね。逆に昭和21年の映画はこういった風だったのかと知る事ができて新鮮ではあるが。
あと気になったのが片岡千恵蔵の演技で、東映時代の多羅尾伴内とは違って甲高い喋り声が特徴的。
この喋り方って金田一耕助を演じた「三本指の男(1947年)」や「獄門島(1949年)」の時と同じだった。
これって喋り方を途中で変えたって事なのかな?
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