「片腕サイボーグ」
原題:VENDETTA DAL FUTURO
1986年 イタリア 83分
■監督:
マーティン・ドルマン
■出演:
ダニエル・グリーン
ジャネット・アグレン
ジョン・サクソン
クラウディオ・カッシネリ
ジョージ・イーストマン
●あらすじ
『カサブランカ・エクスプレス』のマーティン・ドルマン監督によるマカロニSFアクション。
近未来。
片腕サイボーグはエコロジストの暗殺を命じられる。
しかし、自我に目覚めたサイボーグは、アリゾナのカフェ・モーテルで追っ手と戦うことに。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
ジョン・サクソンが出ているから観てみたんだが、これぞ1980年代のB級低予算SF映画って感じだった。
まずこの頃の低予算SF映画は、大体荒野と廃工場が出てきて、それで近未来感を表そうとする傾向がある。
例えばジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の「サイボーグ」とか、アルバート・ピュン監督の「ネメシス」など。
そしてこの時代の低予算近未来アクション物では、サイボーグが大人気だった。
本作もそんなサイボーグを扱おうと考えたのが、丸パクリ王国のイタリア映画界。
タイトルからしてジミーさんの「片腕ドラゴン」みたいな、本当に片腕のサイボーグが出てくる話かと思いきや
片腕だけ、サイボーグの話だったよ!
この片腕だけサイボーグの元ネタは「ターミネーター」
本家まんまのシーンだなと思える箇所があるので、そこは笑うところなのだろうか?
まあかなりユルイ脚本ながらも、後半になると女サイボーグが出てきたり、
途中戦った腕相撲チャンピオンとの友情劇とか、派手なアクション・シーン満載とか
当時のB級映画としてはかなりの盛り沢山ぶりではあるので、結構楽しめるかも?