「ヘルレイザー2」
原題:HELLBOUND: HELLRAISER II
1988年 イギリス/アメリカ 99分
■監督:
トニー・ランデル
■出演:
アシュレイ・ローレンス
クレア・ヒギンズ
ケネス・クランハム
●あらすじ
モダンホラーの旗手、クライヴ・バーカー原作のホラーシリーズ第2作。
魔道士たちから逃げ出したクリスティは精神病院に収容される。
ところが院長は以前からパズル・ボックスの研究を進めており、
忌わしい継母・ジュリアを復活させてしまう。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
クライヴ・バーカーが前作を監督してヒットさせ、来日してキャンペーンをしていた時に
行く先々で「あのパズルボックスの秘密は?」とか、「魔導士の正体は?」と聞かれ続けるので
その答えを提示するために続編を作る事を決意したらしい。
だがバーカー自身は監督第二作となる「ミディアン」の準備を進めていたため
続編の監督は前作で進行をやっていたトニー・ランデルを抜擢。
俳優陣は前作の娘役アシュレイ・ローレンスと、継母役のクレア・ヒギンズが続投。
だが主役だった父親役のアンドリュー・ロビンソンは出ていない。
一人一人解説していくと、前作だけだが父親役のアンドリュー・ロビンソンはどこかで見た事あるなあと思っていたら
スタローン主演の名作「コブラ」で、スタローンに対してイヤミだっぷりの上司役だった人だった。
あれは非常に印象深かったが、それより上の世代の人には「ダーティハリー」の犯人役の方が、印象に残っているかも知れない。
娘役のアシュレイ・ローレンスは、透明感のある美少女感っぷりが前作では光っていたが、
本作ではちょっと大人になった感じがして、それもまた良かった。
一方継母役のクレア・ヒギンズは、前作・本作共に一番演技力の高さが目立っていた。
特に本作の役どころは、前作で愛人がやっていた役をやっており、中々見応えがある。
他にも監督が代わっているが、全体の雰囲気等は前作に似ていて中々良い。
特に話題になったのが大迷宮の描写で、当時観た時は壮大に感じたなあ。
まあストーリーが前作から直接繋がっているし、俳優も同じなので内容が頭に入りやすく面白い。
昔はここまでしか観てないけど、その後知らぬ間にシリーズも11作くらいまであるらしいね。
ホラー映画でこのパターンは、大抵ダメにしかならないんだけど、それも含めて全部観ていこうかなと。
この後のシリーズも楽しみ楽しみだ。
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