「フランケンフッカー」
原題:FRANKENHOOKER
1990年 アメリカ 85分
■監督:
フランク・ヘネンロッター
■出演:
ジェームズ・ロリンズ
パティ・ミューレン
シャーリー・ストーラー
シャーロット・ヘルムカンプ
●あらすじ
電動芝刈り機に巻き込まれ死んでしまった恋人、エリザベス(パティ・マレン)を蘇らせようと
若き医学生ジェフリー・フランケン(ジェームズ・ロリンズ)はある計画を思いつく。
それは足りない人体部分を売春婦=フッカーで補い、エリザベスの頭部を縫合し再生させるというものだった。
しかし手術台から起き上がったのは怪物=フランケンフッカーだった・・・。
(Amazonより)
★感想など
これは面白い映画だった。
フランク・ヘネンロッターがこの頃作りたかった内容だったのか、最初から最後まで面白かった。
と言うか画面から、作り手がこの映画を作りたかったと言うか、楽しんで作っているかのような雰囲気が感じられる。
何かそういったものって、雰囲気で感じられる。何故か。
制作陣や役者側の熱意と言うか、想いと言うか。
これは同時期に作られた「バスケット・ケース2」と比べると、その差はかなり明らかだ。
本作を作るために嫌々「バスケット・ケース2」を作ったと監督が公言しているくらいだから
両作品の熱量の違いは、誰が見ても明らかなくらいだ。
まあ本作のテーマと言うか内容に関しては、あなり手垢が付きまくったものだが
主役の役名にフランケンと付けているくらいだから、その辺はヘネンロッターも承知の上で作っているのであろう。
だがそんな事はジェフリー・フランケン役のジェームズ・ロリンズによる怪演によって、全く気にならなくなる。
この役は死体蘇生に関して「ZOMBIO/死霊のしたたり」のハーバート・ウェストとはまた違ったヤバさを持っていて
こちらはこちらで中々面白いやつであった。
とにかくフランク・ヘネンロッターが油に乗っているのを十二分に感じる事ができる傑作。
ヘネさんが好きな人には、必見と言っておこう!
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