レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ブルース・リー伝説 VOL.14

2020年07月13日 23時12分23秒 | 功夫/空手/武侠片

「ブルース・リー伝説 VOL.14」
原題:李小龍傳奇/THE LEGEND OF BRUCE LEE
2008年 香港 90分
■監督:
 李文岐(リー・ウェンキ)
■出演:
 陳国坤(チャン・クォックワン)
 マイケル・ラング

●あらすじ
香港を代表するアクションスター、ブルース・リーの生涯を綴った伝記ドラマ第14巻。
初主演の映画『ドラゴン危機一発』が大ヒットを記録しトップスターに躍り出たブルースは、
続く第2作『ドラゴン怒りの鉄拳』の製作を開始する。
第27話と第28話を収録。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
いよいよ香港映画時代が話のメインになってきた。
観始めた頃は早くこの辺りを観たいと思っていたが、ようやく到達したね。
しかし映画自体はさらっと流されており、「ドラゴン怒りの鉄拳」なんて『東亜病夫』の看板を壊すシーンのみだった。
「ドラゴンへの道」に至っては、チャック・ノリス(ドラマではそう見えないが)をローマに呼んだのに
二人が戦うシーンは皆無。
代わりに話の主軸になっているのが、レイモンド・チョウはとても素晴らしい人だと言う描写と
シャオマンの隙あらばブルース・リーを落とそうとする色仕掛けだ。
この人モデルとなっているのはノラ・ミャオなのに、ベティ・ティンペイも混じってないか?
いよいよ次でラストとなるが、最後はどうなるんだろうか?
まさかシャオマン家のベッドで亡くなったりしないよね?(笑)
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ブルース・リー伝説 VOL.13

2020年07月12日 21時31分11秒 | 功夫/空手/武侠片

「ブルース・リー伝説 VOL.13」
原題:李小龍傳奇/THE LEGEND OF BRUCE LEE
2008年 香港 90分
■監督:
 李文岐(リー・ウェンキ)
■出演:
 陳国坤(チャン・クォックワン)
 王洛勇(ワン・ラオヤン)
 マイケル・ラング

●あらすじ
香港を代表するアクションスター、ブルース・リーの生涯を綴った伝記ドラマ第13巻。
TVシリーズ「グリーン・ホーネット」に出演したことで一躍人気者となったブルースは、
出演料で車や家を購入し順風満帆な生活を送るが…。
第25話と第26話を収録。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
いよいよ本格的に映画関係の話になってきた。
とは言えどれもさらった描く程度。
でもワン・シーンだけとは言え、「グリーン・ホーネット」のカトーの立ち姿は
本物でこういった写真見たことあると思ったね!
反面、木村さんとかイノサント教授とかは出番がかなり減ってしまったが、この後登場できるかな?
まあイノサント教授は史実通りなら、この後「死亡遊戯」で登場しないと変なんだが。
とにかくようやく全体としてのクライマックス感が出てきました。
今後は良く知られた映画の再現を演じるわけですが、はてさてどうなることやら。
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いますぐ抱きしめたい

2020年07月09日 23時29分07秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「いますぐ抱きしめたい」
原題:旺角卡門/AS TEARS GO BY
1988年 香港 96分
■監督:
 王家衛(ウォン・カーウァイ)
■出演:
 劉德華(アンディ・ラウ)
 張學友(ジャッキー・チュン)
 張曼玉(マギー・チャン)
 萬梓良(アレックス・マン)

●あらすじ
ウォン・カーウァイが鮮烈な監督デビューを飾ったラブ・ストーリー!!
14歳で人を殺して以来、黒社会に生きるチンピラ、アンディ(アンディ・ラウ)。
面倒ばかり起こす弟分のジャッキー(ジャッキー・チュン)から慕われているものの、
彼は借金の取り立てとケンカに明け暮れる刹那的で無意味な人生を送っていた。
そんな彼に失望して長年付き合った恋人も去ったとき、
アンディはランタウ島からきたいとこのマギー(マギー・チャン)の面倒を見ることになる。
やがて恋に落ちた二人。
マギーの腕の中でつかの間の安らぎと幸福感を味わうアンディだったが、
ジャッキーが組の邪魔者を殺す鉄砲玉に志願したとく知らせを受け、命の危険も顧みず飛び出していく・・・。
(アスミック・エースより)

★感想など
実は王家衛には良い印象が無かったんだよねえ。
時は90年代半ば。恐らく1994年頃くらいだったかなあ?
その頃の香港映画は、恐ろしいことに”香港映画ってスタイリッシュでクール”
みたいな感じにメディアに取り上げられていた。
都市部にちこっと存在する小劇場でお洒落に上映されている、女子の小物みたいな存在。
あの香港映画がそんな風に王様のブランチとかで取り上げられていたと記憶している。
ゴールデン・ハーベストの映画にワクワクしていた世代からすると、ほとんど暗黒期とも言えるのだが
そんな時代の代表作が、王家衛監督!「恋する惑星」だった気がする。
香港映画なのにタイトルに「恋する」とか付いている時点でもうダメだった。
全く触れないように生きてきたが、何故かここ1年くらいで「恋する惑星」に興味を持ち始めてしまった。
理由はさっぱり不明。
だがいきなり恋するのはアレかなと思い、デビュー作のこちらから鑑賞してみた。
出てる人たちも馴染みのある人たちばっかりだしね。
そしたら以外にスタイリッシュでクールで面白かった!
ブルーを上手く使った映像とか独特のカメラワークとかが、なんか斬新だった。
と言うと撮影のアンドリュー・ラウが素晴らしいになってしまうんだが。
まあアンドリュー・ラウも後に「インファナル・アフェア」とか監督するしね。
脚本の方もてっきり恋愛映画かと思いきや、恋愛をテーマに描いているのは全体の三分の一も無く
ほとんどはマフィア話が中心である。
最初のビデオ題が「香港チンピラストーリー いますぐ抱きしめたい」らしいが
そのタイトルの方がしっくりくるくらい。
若いアンディ・ラウとこれまた若いジャッキー・チュンの兄弟分の関係も青春劇とギリ言える若さでよかったし
何よりアレックス・マンが久々に良い役でよかった。
それ以外にも観たばっかりの「デブゴンの怪盗紳士録」に生徒役で出ていた人がジャッキー・チュンの弟分で出てたり
「男たちの挽歌」の楓林閣でユンファの足を撃って、逆に滅多打ちにされて殺された人いたじゃん。
ホーを裏切った台湾のやつ。台湾のボスから甥の○○も裏切ったとユンファに肩ってたやつ。名前何ていったかなあ。思いだせん。
あの彼も出てて、ビックリするやら嬉しいやら。あの彼、「男たちの挽歌」以外に出てるの初めて観た。
キャラとか台詞とか最後とかジャッキー・チュンのキャラも、「男たちの挽歌」のマークを模倣している感じだし
本作のジャンルは香港ノワールで言いと思う。
反面アンディ・ラウとマギー・チャンが恋愛関係になるきっかけが、全然描いてなかったと思ったんだけど?
アンディの所にきて故郷に帰るまでの間に、二人の間に特に恋愛に発展するような描写なかったと思うけど。
それなのにアンディがふらっとマギーのところにくると、いきなりマギーが「ずっと待ってた」とか言って発展しちゃうし。
いや、そんなずっと待ってるようなきっかけ無かったじゃん。
なので全然ノレなかった。
でも思ってたよりかは面白かったよ。
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デブゴンの怪盗紳士録

2020年07月07日 23時06分04秒 | コメディ

「デブゴンの怪盗紳士録」
原題:貓頭鷹與小飛象/The Owl Vs Bombo
1984年 香港 97分
■監督:
 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
■出演:
 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
 林子祥(ジョージ・ラム)
 葉德嫻(デニー・イップ)
 楊紫瓊(ミシェール・キング)
 田俊(ジェームズ・ティエン)
 馮淬帆(フォン・ツイ・フェン)
 陳欣健(フィリップ・チャン)
 太保(タイポ)
 柯受良(ブラッキー・コー)
 狄威(ディック・ウェイ)
 午馬(ウー・マ)
 馮敬文(フォン・ギンマン)
 馬斯晨(シーズン・マー)

●あらすじ
太めのダンボと痩せのフクロウは、かつてそれぞれ世間を騒がせた大怪盗。
だが今では犯罪から足を洗い、普通の生活を送っていた。
ある日、二人の正体を知るという男の指示により、初めて顔を合わせたダンボとフクロウは、
極秘捜査に駆り出されてしまう。
迷走しつつも指令をこなしていく彼らの行く手には、悪徳組織の魔手が待ち受けていた…
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
前回が白人のアレな感じだったので、原点回帰と言うことで香港映画に戻ってみた。
やっぱり80年代のサモ・ハン映画は良いねえ。
話としてはかなり面白くないんだが、それでもお馴染みの面々が画面の中に並んでいるのを見るだけでも
十二分に楽しいね。必要ないところに無駄に高スタントなアクションを混ぜてくるのも嬉しい。
敵たちの役者が田俊、太保、柯受良と揃っている辺り、「五福星」と同時期の撮影かな?
狄威は「プロジェクトA」絡みかも知れないが、元々「チャンピオン鷹」に出てたから
サモ・ハンがジャッキーに貸し出して上げたのかも。
その後も「大福星」とかに出ているのを見ると、狄威はサモ・ハンの人脈なのかも?
それより葉德嫻が出ていることにビックリした。
多分私が一番好きかも知れないジャッキー作品の「サイクロンZ」以来、久々に見た。
この頃から共演していたとは、まさかサモ・ハンの好みか?
まあこの後再婚することになる奥さんと比べても、顔立ちとかキャラが似てる気がするから
サモ・ハンはこういったタイプが好みなんだなと思ってしまう。
それ以外には、序盤のアクション・シーンでサモ・ハンが「ドラゴン怒りの鉄拳」の
ブルース・リーのアクションをパクってみたりとか、楊紫瓊がアクション女優になる前で泣かされたりとか。
そう言えば生徒役のシーズン・マーと言う女優さん。
なんかどっかで見たことあるなあと思ってたら、「大小不良」「七福星」に出てたらしい。
そ言われても全くどこに出てたのかなんて、さっぱり覚えてないけど。
しかしそれ以外にもジャッキー主演の「サンダーアーム/龍兄虎弟」の助監督やってたなんて知らなかったぜ!
閑話休題
だが本作は香港では空前の大ヒットを飛ばし、あの超名作「スパルタンX」とほぼ同じ興行収入を上げたのだ!
本作のどこが何故そんなにヒットした? と言うのは日本人には少々理解が難しいところがあると思う。
ちなみに「スパルタンX」と言えば、誰もが思い浮かべるあの音楽があると思う。
三沢光晴も入場曲に使用していたあの曲の作曲者はキース・モリソンと言うけど、日本人です。
英語音声の海外版にあの曲を勝手に追加して公開していたのは、日本公開版オリジナル。
子供の頃LDでそのバージョンを持っていて繰り返し観ましたねえ。
大きくなってDVDを買ったら、何故か中身は香港版!
あの名曲は勿論なし。それどころか全然雰囲気にあっていない曲で、違和感ありまくり。
今でもあの香港公開バージョンは全然観てないが、良くあれで香港でヒットしたなと思ったね。
でもやっぱり「スパルタンX」は、あの二本日本公開版だべ! とか思い中古のVHSを購入したりもしたが
定価1,500円で売られている”ハッピー・ザ・ベスト”のシリーズで、欲しかった内容に近いのもあるんだね!
これはちょっと買おうと思います。
後それ以外にも、昔一回観ただけの作品も観返していこうかなと思ってます。
実は劇場まで観に行った「七福星」もそうだし、「愛と復讐の挽歌」とか「霊幻道士3」とか。
どれも前回観てから30年くらい経ったりしてるしね(笑)
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アベンジャーズ/エンドゲーム

2020年07月05日 23時04分49秒 | SF/ファンタジー

「アベンジャーズ/エンドゲーム」
原題:AVENGERS: ENDGAME
2019年 米 181分
■監督:
 アンソニー・ルッソ
 ジョー・ルッソ
■出演:
 ロバート・ダウニー・Jr
 クリス・エヴァンス
 マーク・ラファロ
 クリス・ヘムズワース
 スカーレット・ヨハンソン
 ジェレミー・レナー
 グウィネス・パルトロー
 チャドウィック・ボーズマン
 トム・ホランド
 ベネディクト・カンバーバッチ
 マイケル・ダグラス
 ロバート・レッドフォード
 真田広之
 サミュエル・L・ジャクソン

●あらすじ
マーベル・ヒーローによって結成された“アベンジャーズ”の戦いを描くSFアクション完結編。
最強最悪の敵“サノス”によって人類の半分が消し去られ、アベンジャーズも崩壊。
だが、生き残ったヒーローたちは、大逆転へのわずかな希望を信じ再集結する。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
なんだこのクソ脚本は!
前作でサノスの圧倒的な力に敗北したアベンジャーズ。
遠い宇宙から戻ってきたキャプテン・マーベルと共にサノスの元に向かう生き残りたち。
そこには全ての石を破壊し、隠居生活を送っていたサノスがいた。
怒りにまかせてサノスの首をちょんぎるソー。
ここまでで開始から10分くらい。
前作の流れから本作は圧倒的に強いサノスにどうやって戦うのかを模索する内容と思っていたので、これにはビックリ。
話の方はそこから5年経ち、アベンジャーズの面々はすっかり心が折られていた。
「前回負けたしなー」(5年も経ってますけど)
「チームとしても負けたしなー」(5年も経ってますけど)
「仲間死んじゃったしなー」(いや戦いってそういうもんだろ)
てな感じで、酒びたりになってるソーとか、自分の心の傷を隠しながら強いフリをするキャプテン・アメリカ。
すっかり戦うことを拒否し現実逃避しているアイアンマンなど。
そんななか前作「アントマン&ワスプ」のラストで、どうやって量子世界から帰還するんだ?
と気になっていたアントマンは、何の説明もなく普通に帰還。
そこで過去に戻れる方法が判明すると、過去に戻って石を集める前のサノスを倒そう。
サノスに殺された仲間を生き返らそうと考え、実行に移そうとする。
この発想がハァ! ってなる!
今まで知ってるタイムトラベル物の中で、望まない未来を変えるために過去を変えようと言うのは定番だった気がする。
代表作としては「ドラえもん」とか「ターミネーター」かな。
でも過去の失敗が気に入らないから、過去に戻ってその失敗をなかったことにしようとしたものは無かった気がする。
先に言っておくけど「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は違うよ。
あれは過去は変えてはいけないが大前提だったはずだ。
過去をイジったら未来に影響が出てしまう。それがたまたま良い方に向かっただけ。
ただし別にあの映画の主目的はそれではないからね。
では何故過去をかえるためのタイムトラベル物がないのか?
それは人間なら誰しも過去に無くしてしまいたい失敗なんて山ほどあると思う。
だが覆水盆に帰らずと言うことわざがあるように、過ぎたことはやり直せない。
だからこそ過去の失敗を経験として反省し、未来に向かって改善していくのが人間のテーマと言える。
それが過去の失敗を無かったことにするのは、人としての成長を邪魔することにしかならない”悪”とも言える。
と言うかこのシリーズってようは戦争ばっかりしてるわけでしょ。
アベンジャーズの戦いによって死んでいった人たち(悪役、巻き込まれただけの一般人含む)も沢山いるわけでしょ。
そう言った自分たちが殺していった相手のことは何も考えず、自分たちの仲間が死んだらうじうじ。
挙句のはてに生き返らそうだと?
フザけんな!
「修羅の門」のボクシング編で、陸奥九十九がトーナメントで最初に戦った白人のボウヤが
自分の父親はベトコンに殺されてうじうじと言っていたのを、九十九が言った台詞。
「お前の父親は何人のベトナム人を殺したんだ。自分だけが悲劇のヒーローと言うのには付き合ってられない」
まさにこれだなと思ったね。
さらに言うと自分が負けたとか仲間が死んだとか、そんなのも普通にあることだと思うが
5年もそれを引っ張ってるって、立ち直れなさすぎじゃね。
まあこのシリーズもここまで繋げてきて盛り上がった割りには、最後の最後でミソ付けた感じだね。
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