レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

怒りのドラゴン

2023年06月29日 18時18分13秒 | 功夫/空手/武侠片

「怒りのドラゴン」
原題:踢竇/Struggle
1979年 香港 100分
■監督:
 韋文(ウェイ・マン)
■出演:
 唐偉成(ウィルソン・トン)
 張午郎(チャン・ウーロン)

●あらすじ
時代劇カンフー映画でおなじみのウィルソン・トンが、現代劇で主役に挑戦したバイオレンスカンフームービー!
"黒社会"の男たちが繰り広げる愛憎劇。
爆走するバスでのウィルソン・トンとチャン・ウーロンの格闘シーンはジャッキー・チェンも真っ青!
警察も入り乱れての果てしない戦いに終わりはあるのか?
(タワーレコードより)

★感想など
果たして本作を功夫映画と読んでいいのか?
と思うくらい功夫のレベルが低すぎた。
それに加えて脚本が退屈極まりないから、結構観るのがしんどかった。
しかし驚いたのは、やたらにおっぱいが出てきたこと。
香港映画でこんなに出すかってくらい脱ぎまくり。
あと出演者に高雄ってあったから、てっきりエディ・コーの事だと思ったら
なんと別人だった!
「書剣恩仇録」に出ていた高雄もエディ・コーじゃなくて本作の方の高雄だったらしい。
いやはや、ビックリしたね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

13日は金曜日 PART25 ジャクソン倫敦へ

2023年06月29日 18時17分44秒 | ホラー

「13日は金曜日 PART25 ジャクソン倫敦へ」
原題:HAND OF DEATH
1988年 イギリス 85分
■監督:
 アンダース・パーム
■出演:
 グレゴリー・コックス
 フィオナ・エヴァンス
 エドワード・ブレイシ

●あらすじ
その名も”13金”のジェイソンならぬ、ホッケー・マスクの殺人鬼”ジャクソン”が、
能天気なロンドン・パンクどもを次々と血祭りにあげる、13日は金曜日!
だがジャクソン、パンクの一人、盲目の娘シェリーに恋をした。
だがだがしかし、長くは続かぬ二人の蜜月。
呪われた殺人鬼の血ゆえに、愛するジェリーを自らの凶刃にかけたジャクソンが、
ロンドンの街頭に見たものは・・・・・・!!
ああそれは呪われたスプラッター・ムービーの宿命か。
(ビデオ・ジャケットより)

★感想など
「13日の金曜日」の亜流作品は沢山存在するが、その中でも割と有名な部類に入る作品だと思う。
88年のアボリアッツ国際ファンタスティック映画祭で
恐怖部門グランギニョール賞を受賞しているらしいが、賞の名前を聞いても
正直何を評価する賞なのかがさっぱり分からないんだが!
さて内容の方はホラーと言うより、何故か恋愛映画である。
最初からいくと、まずいきなりジャクソンが訳もなくロンドンの若者を殺害するシーンから始まるが
この特撮レベルが恐ろしく低レベルなので、全くグロさを感じなくて済むので安心して観る事ができる。
そして最後に殺そうと思っていた盲目の女性は、彼氏を紹介されるために待っていたので
自分を殺しにきたジャクソンを紹介される彼氏と勘違いして大喜びし、早速自宅に連れ帰ってヤってしまう。
経験が少なそうなジャクソンに比べて、彼女はSMが大好きなアブノーマル・キャラで、
殺人鬼であるジャクソンの方が腰が引けると言う、良くわからん展開になる。
そのジャクソンにしてもシェリーの家に行った時から良く喋るようになり、喋り出してからは殺人鬼と言うよりかは
只の悩める若きナイーブな若者にしかなっていないのだ。
とまあホラー映画の中でも、かなり特殊な内容の作品と言えるかな。
DVD化はしていないし、これからもDVD化される事もなさそうだけど、よっぽどのマニア以外は観なくてもいいかも?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天国と地獄

2023年06月28日 12時37分36秒 | サスペンス

「天国と地獄」
1963年 日本 143分
■監督:
 黒澤明
■出演:
 三船敏郎
 香川京子
 江木俊夫
 佐田豊
 島津雅彦
 仲代達矢
 石山健二郎
 加藤武
 三橋達也
 志村喬
 東野英治郎
 沢村いき雄
 西村晃
 浜村純
 菅井きん
 山崎努

●あらすじ
巨匠・黒澤明監督による傑作サスペンス。
優秀な知能犯に刑事たちが挑む。
ナショナル・シューズの権藤専務は、自分の息子と間違えられて運転手の息子が誘拐され、身代金3千万円を要求される。
苦悩の末、権藤は運転手のために全財産を投げ出して3千万円を用意する。
無事子どもは取り戻したが、犯人は巧みに金を奪い逃走してしまい、権藤自身は会社を追われてしまう……。
巧妙なプロットもさることながら、登場人物たちの心理描写が秀逸で人間ドラマとしての完成度も非常に高い。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「踊る大捜査線 THE MOVIE」の劇中で、モノクロシーンの中で煙突からカラフルな煙が上がるの見た織田裕二が
「天国と地獄だ」とつぶやくんだけど、そのシーンの元ネタが本作だとは知っていた。
しかしプロットとか出演者とかは全然知らなかったんだけど、この間「七人の侍」を観て黒澤明の映画って面白いなと思ったので
黒澤明第二弾として本作を選んでみた。
原作がエド・マクベインなのもあって、推理ドラマを作ろうとしたらしくその試みは見事当たっている。
冒頭から1時間近く音楽も無しに会話だけで話が進んでいくさまは、まるで舞台を観ているかのようだった。
さらに主演の三船敏郎は流石の名優っぷりで、超仕事人間、冷酷な上司、
誘拐されたのが自分の息子なら金を出すが、他人の子と分かった瞬間に金は出さないと変容する人間くささ。
さらにそうは言ったものの苦悩するところなど、見所は圧倒的に尽きない。
その他にも加藤武、志村喬、沢村いき雄と言った東宝のお馴染み俳優陣を見た時の安心感。
さらにちらっと登場するだけだが、東野英治郎、西村晃と言った後の水戸黄門役者のそろい踏みなど、見所は尽きない。
国鉄特急を使った身代金受け渡しトリックなども楽しく、当時の日本の風景まであわせて楽しめる一石二鳥ぶり。
やっぱり昔の日本のミステリー物と、黒澤明監督作品は面白いと言う事がわかったね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書剣恩仇録

2023年06月27日 19時38分30秒 | 功夫/空手/武侠片

「書剣恩仇録」
原題:書劍恩仇録/THE EMPEROR AND HIS BROTHER
1981年 香港 101分
■監督:
 楚原(チュー・ユアン)
■出演:
 狄龍(ティ・ロン)
 白彪(バイ・ピョウ)
 羅烈(ロー・リエ)
 谷峰(クー・フェン)
 文雪兒(キャンディ・マン)
 鄭則仕(ケント・チェン)
 元華(ユン・ワー)
 元彬(ユン・ブン)
 元徳(ユン・タク)

●あらすじ
日本でも出版されている金庸原作の同名小説を映画化した歴史スペクタクル。
18世紀半ば、清朝の四代皇帝・乾隆帝によって統治されていた時代。
清朝打倒を目指す秘密結社“紅花党”の党首・陳家洛は、乾隆帝が実は漢人であるという秘密を握っていたが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
久々のショウブラ作品。
金庸原作、倪匡脚本に、監督楚原(チュー・ユアン)、主演狄龍(ティ・ロン)の黄金コンビ。
だがそれ以外にも出演陣も豪華だし、
ショウブラ名物の大スタジオに作られた数々のセットなど、とにかく豪華な作品だ。
これは同時代のジャッキー等の功夫映画とは一線を画す。
だが話の方は有名原作の中盤を映画化しているからと言うのを置いておいても、
とにかく登場人物が凄い多く、彼らの関係性を把握するのも一苦労だ。
しかし観ていく内になんとなく分かってくるし、俳優陣もまだ若くて痩せている鄭則仕(ケント・チェン)のコメディ演技とか
ショウブラでは珍しく元華(ユン・ワー)などの中国儀劇学院のメンバーが出演しているなど、
色々な楽しみも見出せるし、功夫シーンも趣向を凝らしていて飽きさせないようにしているのは流石だ。
当時の香港功夫映画としては珍しく大作感を感じる事が出来るのがショウブラの楽しいところ。
お好きな方は是非どうぞ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クワイエット・プレイス

2023年06月23日 18時18分12秒 | ホラー

「クワイエット・プレイス」
原題:A QUIET PLACE
2018年 アメリカ 90分
■監督:
 ジョン・クラシンスキー
■出演:
 エミリー・ブラント
 ジョン・クラシンスキー
 ミリセント・シモンズ
 ノア・ジュープ

●あらすじ
低予算ながら全米でサプライズ大ヒットとなり大きな話題を集めたサスペンス・ホラー。
音を一切出さないように細心の注意を払い、何かに怯えながら生活する一家の戦慄のサバイバルの行方を、
緊迫感溢れる筆致でスリリングに描き出す。
主演は実生活でも夫婦のジョン・クラシンスキーとエミリー・ブラント。
監督もジョン・クラシンスキーが自ら務めている。
音に反応し人間を襲う“何か”によって壊滅状態となった地球。
そんな中、どうにか生き延びていた1組の家族。
リーと妻エヴリン、そして子どもたちは手話で会話し、裸足で歩くなど、
音を出さずに生活することで、かろうじて“何か”の襲撃を免れてきた。
しかしそんな一家には、妊娠中のエヴリンの出産という最大の危機が目前に迫っていたのだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
音を立ててはいけないホラー映画。
この設定を見た瞬間に、終始緊迫感に溢れた映画なんだろうなと思ったが
観てみて実際その通りだった。
音に注目したワン・アイデアながら、そこに注力したおかげでシンプルに面白い映画になっている。
と言っても展開のたるさとか、脚本に突っ込みところが山ほどある辺りは、本作には勿体なかった。
レレレではなく真面目に作っているだけに、もっと練り込んで欲しかった感は否めない。
あれだけ音に敏感になっているにも関わらず、音の出るものが多い生活スタイルはアンバランス過ぎ。
これがモンスターが現れたばっかりならともかく、劇中の設定では多分数年は経ってるよね。
それでいてあの用意のなさは、逆に良く今まで生きてこられたなと感じる。
奥さんの妊娠もそうで、どう考えても音に敏感なモンスターの存在を知った後に、子作りしてるよねこの夫婦。
音を立てちゃいけない世界で避妊せず妊娠させるなんて、正気の沙汰とは思えない。
それとも未来の事なんて深く考えないで、今が楽しければいいやみたいに刹那的だったのかな?
でもその時点で子供3人居てそれはないか。
とまあ色々と考えてしまう映画だけど、常に緊迫感に包まれていたい方は是非。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする