レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

クワイエット・プレイス

2023年06月23日 18時18分12秒 | ホラー

「クワイエット・プレイス」
原題:A QUIET PLACE
2018年 アメリカ 90分
■監督:
 ジョン・クラシンスキー
■出演:
 エミリー・ブラント
 ジョン・クラシンスキー
 ミリセント・シモンズ
 ノア・ジュープ

●あらすじ
低予算ながら全米でサプライズ大ヒットとなり大きな話題を集めたサスペンス・ホラー。
音を一切出さないように細心の注意を払い、何かに怯えながら生活する一家の戦慄のサバイバルの行方を、
緊迫感溢れる筆致でスリリングに描き出す。
主演は実生活でも夫婦のジョン・クラシンスキーとエミリー・ブラント。
監督もジョン・クラシンスキーが自ら務めている。
音に反応し人間を襲う“何か”によって壊滅状態となった地球。
そんな中、どうにか生き延びていた1組の家族。
リーと妻エヴリン、そして子どもたちは手話で会話し、裸足で歩くなど、
音を出さずに生活することで、かろうじて“何か”の襲撃を免れてきた。
しかしそんな一家には、妊娠中のエヴリンの出産という最大の危機が目前に迫っていたのだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
音を立ててはいけないホラー映画。
この設定を見た瞬間に、終始緊迫感に溢れた映画なんだろうなと思ったが
観てみて実際その通りだった。
音に注目したワン・アイデアながら、そこに注力したおかげでシンプルに面白い映画になっている。
と言っても展開のたるさとか、脚本に突っ込みところが山ほどある辺りは、本作には勿体なかった。
レレレではなく真面目に作っているだけに、もっと練り込んで欲しかった感は否めない。
あれだけ音に敏感になっているにも関わらず、音の出るものが多い生活スタイルはアンバランス過ぎ。
これがモンスターが現れたばっかりならともかく、劇中の設定では多分数年は経ってるよね。
それでいてあの用意のなさは、逆に良く今まで生きてこられたなと感じる。
奥さんの妊娠もそうで、どう考えても音に敏感なモンスターの存在を知った後に、子作りしてるよねこの夫婦。
音を立てちゃいけない世界で避妊せず妊娠させるなんて、正気の沙汰とは思えない。
それとも未来の事なんて深く考えないで、今が楽しければいいやみたいに刹那的だったのかな?
でもその時点で子供3人居てそれはないか。
とまあ色々と考えてしまう映画だけど、常に緊迫感に包まれていたい方は是非。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする