「デモンズ4」
原題:LA SETTA
1991年 イタリア 116分
■監督:
ミケーレ・ソアヴィ
■出演:
ケリー・カーティス
ハーバート・ロム
カーラ・カッソーラ
ミケーレ・ソアヴィ
●あらすじ
1970年、南カリフォルニアで、ヒッピーグループが悪魔崇拝者によって儀式の生贄にされて虐殺される。
時が経ち、1991年のドイツのフランクフルトで、悪魔崇拝者の男が裏切り者の心臓を持ち歩く事件が起き、
男は警察に取り押さえられた隙に拳銃自殺する。
一方、ゼーリゲンシュタットの近くで、教師のミリアム・クライスルは年配の男性メビウス・ケリーを車で轢きかけてしまい、
ミリアムはケリーを家に泊めて看病をする。
その夜、ケリーは眠っている彼女の鼻に得体の知れない虫を潜り込ませる。
その後、ミリアムは悪夢で目が覚め、ケリーが死んでいるのを発見する。
警察によって彼の死体は処理されたが、その日から生徒の母親が行方不明になったり、
ミリアムの家に来た友人のキャサリンが怪奇現象に遭遇した末に自殺するなど、奇妙な事件が起きていた。
やがて、死んだはずのケリーから電話がくるようになったことから、
ミリアムは一連の出来事の背後にケリーがいると悟る。
ミリアムは、医者の青年フランクの協力を得てケリーが悪魔崇拝に深く繋がりがあることを突き止める。
(Wikipediaより)
★感想など
「デモンズ」シリーズとは関係ない、ミケーレ・ソアヴィの「デモンズ3」に続くパート4。
無関係と言っても、「デモンズ3」は元々「デモンズ」シリーズとして用意されていた脚本だったから
そこまで大きくズレている事もなかったし、ミケーレ・ソアヴィの映像センスが爆発していて
自分的には最高に趣味に刺さった感がある好きな作品だった。
一方本作は、ミケーレ・ソアヴィの悪いところが出てしまっている感じがして退屈だった。
と言うのも、とにかく話が進まないのよ。
1時間近くなんかだらだらと雰囲気だけで進む。
まあ「デモンズ3」の時は映像美が気に入ったのでそれでも楽しく鑑賞していたが、
脚本的には「デモンズ3」だって退屈だったよ。
それに本作は設定とか背景がとにかく説明無しなので、何か良く分からない話を、何かが出るぞ出るぞの脅し映像だけで
ずっと観せられてるような気分になった。
しかし真のイタリアン・ホラー映画好きな人なら違う感想になるかも知れないので、
そういった方などは是非ご鑑賞を。