レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

東京-ソウル-バンコック 実録麻薬地帯

2023年06月15日 19時11分12秒 | アクション

「東京-ソウル-バンコック 実録麻薬地帯」
1973年 日本/香港/タイ/韓国 104分
■監督:
 中島貞夫
■出演:
 千葉真一
 堀越光恵
 松方弘樹
 苗可秀(ノラ・ミャオ)
 金昌淑
 菅原通済
 チャイヤ・スリヤン
 名和宏
 天津敏
 川谷拓三

●あらすじ
ダンプカーの運転手・和田達也は、日本からフェリーで釜山へ渡航した。
韓国で新婚旅行中に、達也の妹・朋子とその夫の吉岡竜次が自動車事故で死亡したため、遺骨を引き取りに来たのだ。
しかし達也は事故に疑問を抱き、独自に調べ始めたことで謎の組織に狙われる。
妨害や命を狙われながらも達也は、釜山から慶州・ソウルへ向かい、そして香港へ、
ついにはバンコック・スコータイ・チェンマイへ渡り、各地の人々の協力を得て、真相を捜し求めていく。
(Wikipediaより)

★感想など
期せずして中島貞夫監督作品が続いてしまった。
制作年度もほとんど変わりがないが、どちらにも川谷拓三が出演しているのが素晴らしい。
しかも本作では割と大きい役で。
流石中島貞夫監督はピラニア軍団創設に一役買っているだけの事はある。
さて本作の一番の売りは、やはり千葉真一と苗可秀(ノラ・ミャオ)の共演に尽きるだろう。
まあそれ以外にもほぼ9割程度は海外ロケなども、当時としては珍しかったのかも知れない。
ただし一点違うところは、千葉真一はいつものカラテ・アクションはやりません。
これはカラテ映画ブームの前だからかなあ。
そうなるとまだ観ていないけど「やくざ刑事(でか)」シリーズとかは、本作みたいなテイストのアクションなのかな?
まあなんか全体的にちょっと展開がもたついている感もあるけど
当時としては凄くレアな苗可秀の胸の谷間が拝めるところが、流石東映と感動しておこう。
香港映画を観ている時にはあんなにビッグ・ボリュームとは気付かなかったからね。
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唐獅子警察

2023年06月15日 19時10分48秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「唐獅子警察」
1974年 日本 90分
■監督:
 中島貞夫
■出演:
 小林旭
 渡瀬恒彦
 安藤昇
 渡辺文雄
 藤浩子
 志村喬
 橘真紀
 川谷拓三
 室田日出男

●あらすじ
現代暴力組織からはみ出した組長三匹が、日本ヤクザ軍団に殴りこむアクション巨編!!
性悪の父親をもった、全く逆の性格を持つ腹ちがいの兄弟が、
東京VS大阪の二大暴力組織の抗争の渦中にあって、宿命の対決を強いられる!
出演は、関西の組長に安藤昇が扮し、血を分けた兄弟に小林旭、渡瀬恒彦。
他に、藤浩子、志村喬、渡辺文雄らの豪華キャスト。
俊英・中島貞夫が描く、やくざ映画の異色作!!
(東映ビデオより)

★感想など
中島貞夫監督の訃報がニュースで流れましたね。
好きな監督さんだったので、悲しいニュースでした。
だから本作を観たってわけではなく、ニュースは知らずにたまたまタイミングが一致していただけの事です。
さて1974年と言えば「仁義なき戦い」後だと思うが、それにしては本作は実録路線ではなく
どちらかと言うと、やくざアクション映画なノリであった。
と言うのも脚本が劇画をベースにしているかららしい。
それもあってか、設定も異色で小林旭と渡瀬恒彦が異母兄弟と言うのが珍しい。
キャラも小林旭は貫禄ある親分像で「仁義なき戦い」を彷彿とさせる。
一方渡瀬恒彦の方も当時ちょこちょことあったイケイケやくざキャラだが、本作では超イケイケである。
そして本作を観ようと思ったきっかけは、実は安藤昇だったのだが
安藤昇の作品って全然観てないので、そろそろ安藤昇の作品を観ていこうと思ったのがきっかけだったんだよね。
でも本作では主役ではないので、そこまで登場シーンは多くないが。
そういった諸々も含めて、「仁義なき戦い」風のやくざ映画を期待するとちょっとすかされるが
全体の雰囲気とか、全編を通じて兄弟が戦うようになっていく流れ。及びクライマックスの対決となる舞台
さらにそこの住民たちの描かれ方とかは、リアルさは無いんだけど、何か映画って感じで悪くないんだよねえ。
まあ東映好きならオススメかも。
ただ本編と全くリンクしていない、このタイトルだけは謎だけど!
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