どの地域でも皆さん会う人ごとに挨拶代わりに言ってるんじゃないかと思いますが、今年は本当に暖冬です。
当地も雪の感触がすでにシャーベットで、皮膚感覚的には3月も後半の路面状態。
でも風の強さ、風向きはまだ冬のものなので、体感温度は字ヅラほど暖かく感じられません。足元だけが春先で、コートはまだ真冬ものでなければ。
確定申告、早く済ませてすっきりしたいのですが、今日も区役所まで歩ける状態ではなかったなぁ。
最近、在宅で時間ができると、録り貯めて、積ん読(つんどく)ならぬ積ん録になっているVTRを少しずつ観ています。
04年春から深夜に放送していた大河長編アニメ『Monster』を最近、取り崩し始めました。
日テレ系の放送だったので、野球の延長で放送時間が繰り下がることが多く、宅録ビデオははっきり言って穴だらけ、傷だらけ。
それでもお話の求心力が失われないのが素晴らしい。テーマは“逆ヒーローもの”ですが、人命を救うことが天職の外科医であるにもかかわらず、ひとりのモンスターをこの世から抹殺するために放浪する一方、ゲスト出演的に毎話かかわるさまざまな凡庸な人物たちを、少しずつ違う形で救済し、癒し、あるいは裁いてラクにして行くDr.テンマが“逆モンスター”のように無敵状態です。
現在episode 19まで視聴終了。医大時代の同級生で、テンマの優秀さに嫉妬して、彼にカンニング現場を目撃されたことから「あいつは俺を軽蔑している」と思い込んでいた精神分析医ルディ・ギーレンが、追われるテンマの無実を知り逃がす場面が良かった。「ボクはキミを軽蔑してなんかいなかったよ。ボクもあのとき、カンニングしていたんだ」。お月さまのように微笑むテンマ、くぁ~カッコいい。医師として、人としての誇りを取り戻したギーレン博士、モンスターが戻ってきて消されたりしなければいいのですが。
テンマに去られてから零落の一途をたどるエヴァの今後も気になります。もし実写化されるなら、“キッツい女”つながりでぜひ米倉涼子さんにお願いしたい……って、やっぱりいまの月河は骨の髄まで『わるいやつら』に毒されているなぁ。