イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

卒業させ方も?

2008-12-01 20:33:44 | 夜ドラマ

『相棒』Seasonの再放送や、現行Season7本放送を視聴するにつれ、自分のこのドラマの楽しみ方、興じ方が0405年放送『特捜戦隊デカレンジャー』でのそれとほとんど相似なことに気がつきました。

ファンサイトや掲示板で「私は第何Seasonの第何話が好き」「浅倉禄郎(生瀬勝久さん)がからむエピソードはみんな好き」「月本幸子(鈴木杏樹さん)のその後が知りたい、また出てほしい」「オレは花ちゃん(原沙知絵さん)にまた一時帰国してほしいな、彼氏未満なヘンな外人連れて来て、右京さん(水谷豊さん)にチェック入れられる話とかカモン」等々の話題が尽きないのも、ノリが似ている。大人向けの実写現代ものドラマ1話完結シリーズで、こういう味読のされ方をしている作品、こんな姿勢こんな視点で味読され得る作品は近年他に無いでしょう。

お子さんとの日曜朝のコミュニケーションタイムとして、或いは大きなお友達として毎年東映戦隊のチェックは欠かさない向き、その中でも「近年作では『デカレン』がいちばんのフェイバリット」という人は、たぶんもれなく『相棒』が好きだと思います。

放送時期としては『デカレン』の042月~052月は、『相棒』では浅倉の生還と永訣があったSeason2終盤、朱雀官房長官(本田博太郎さん)の暗躍や片山雛子代議士(木村佳乃さん)・陣川警部補(原田龍二さん)など重要なセミレギュラーの参入、美和子さん(鈴木砂羽さん)が亀ちゃん(寺脇康文さん)と一時的に別れて鹿手袋(西村雅彦さん)に走るなど以後への重要な布石となるエピソードを含む同3の前半に相当します。

要するに、『相棒』がここからさらに5年続く長寿シリーズに成長する礎の築かれた時期に、『デカレン』も走っていた。

同じ東映&テレビ朝日の製作でもあり、スタッフはかぶっていないにしてもお互いにお互いの放送視聴しながら、どのネタどのキャラがどうということではなく、作り手のソウルとして内面的にインスパイアし合っていたのでは?と思えるぐらい“波長”が近似している。

少なくとも『相棒』の物語世界としての構築に、30年を超える東映スーパー戦隊製作ノウハウがあずかって力あることは間違いない。

カント=ラプラスの星雲説ではありませんが、“『相棒』=戦隊説”、今後の個人的テーマとしたいと思います。

コメント
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