イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

いっすのこと

2008-12-17 22:29:23 | 健康・病気

高齢家族の付き添いその他いろいろな用で、いろいろな病院のいろいろな診療科に行くわけですが、どこの外来も、ほとんど押すな押すなに近い混み具合です。

特に、最近全国的に問題になっている産科・小児科医師不足だけでなく、当地は地方のつねで、眼科や耳鼻科の個人開業クリニックも最近は医師の高齢化に伴い続々閉院しており、どうしても総合病院の眼科・耳鼻科に広範囲の地域から患者が集中しがち。

先日、当地でもスタッフが揃っていると高評価の拠点病院の眼科に行ったら、待合室のベンチがびっしり満席。無名芸人やミュージシャンだったら羨ましがるんじゃないかってぐらいの賑わいなわけです。

この病院の眼科、よほど人気なのか何ヶ月か前に行ったときもこんな感じでした。さすがに後から来た患者さんを立たせておくわけにもいかないので事務室からパイプ椅子持ってきて空きスペースに並べてそちらに誘導してたようですが、急遽用意しました感ありありなことに、椅子の色や幅や高さが見事に三々五々まちまちで貧乏くさいのなんの。

 ふと思ったんですが、どうせ備え付けのベンチじゃ席数足りないのわかってるんだから、いっそ、ぜんぶ撤去してぶち抜きの空間にして、「マイ椅子ご持参の患者さんは診療費自己負担半額」ってことにしたらどうかな。

たいていの人は軽いパイプ椅子か釣り用の折り畳みスツール的なのを持って来るでしょうけど、待ち時間が半端なく長いですからねー。眼科の患者さんは高齢者も多いですから、若いご家族や親戚の若者くん動員して、お気に入りの安楽椅子かなんか持ち込むお婆ちゃん、お爺ちゃんもいそう。

中にはデヴィ夫人のお屋敷にあるようなクソ豪華なディヴァンみたいの運び入れさせて得々としてる厚化粧ババアもいたりして。

もちろん「いまは年金生活だが、ちょっと前は押しも押されぬ重役だったワシは、椅子はやっぱりコレでなきゃ」と肘掛つきビロード張りの回転椅子持って来てふんぞり返るジジイもいる。

ついでに「“閣下”と呼ばなきゃ返事せんぞ」なんて(それは『相棒』)。

元気なお爺ちゃんの3人組が、3人で2脚しか椅子持って来ないで、1人座れなくない?どうすんのか?と思ったら「どうせ退屈だから」って椅子取りゲーム始めたり。「疲れた。そちらさんのロッキングチェア貸して」「ヤだ」って今度は2人に1脚のゲームになったり。

当然「あたしゃ年寄りだから椅子よりこっちが」と座布団持って来る人もいる。「あたしも」「オイラも」って6人ぐらい集まったところで、7人めが台車に100枚ぐらい積んで来て「座布団と言えばコレでしょう」と大喜利始める。

でもって、桂歌丸師匠役と三遊亭楽太郎師匠役を誰にするかで揉める。「アンタは目つきが悪いから小遊三だ」「そこのアンタ、ちょっと山田君役やって」「ワタシは看護師です!」なんてね。

…ま、当節、総合病院の待ち時間の長いのは、いまさらこと改めて嘆きませんから、せめて待ちスペースの椅子ぐらいは座り心地も見てくれも良いのをたっぷり用意してくれればな、という、それだけの話なのですがね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする