雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

30周年記念パーテイの祝辞

2007-03-07 06:23:36 | カワサキ単車の昔話
昨日、仙台の服部カワサキの服部社長に招待されて、仙台国際ホテルで盛大に開かれた30周年記念のパーテイに出席した。

服部君とも、奥様とも本当に10数年ぶりの再開である。

3、40年も前に一緒に仕事をした仲間たち、海老沢君、岩手の山本君,遠野の浅沼さん、仙台の竹中君などとも出会えて話は尽きなかった。

30年前に小さな1店舗でスタートしたのだが、今、こんなに立派になって
30周年を迎えるこの機会に、息子さんに社長を譲って 「新しい時代に対応」 しようとしている。

服部君にとって感慨ひとしおであったのだと思う。
冒頭のご挨拶にその思いは満ち溢れていた。

直接、お会いできてお祝いも言えたし昔話もできた。 お互い心底、感動した

また、KMJの清水支店長以下カワサキの現役の後輩たち古田君、市原君、山北君、藤吉君、桜井君、山岸君、藤沢さんの息子さんの藤沢君などとも、直接会っていろんな話や意見交換も出来た。

対面しての直接会話は、人のぬくもりを伝え、信頼感を醸成する。
これは電話やメールでは味わえない、何ものにも変え難い素晴らしいものである。



主賓の清水支店長の挨拶の後に、来賓としてのご挨拶を求められた。

最近感じていることを率直に、次のようなご挨拶をした。

40年前の東北での思い出、その後カワサキが企図した特約店制度、のれんわけ制度などの根底にあったカワサキの想いをお話し、それに共感して独立開業しカワサキ一筋に共に歩いてくれた服部カワサキへの感謝など一通りを述べた後、

ところで、今、カワサキは、
販売店に 「対面販売を推奨する」レベルを越えて、 「義務付ける」 ような方針のようである。

直接、対面して対応するよさは、前述の通り素晴らしいものを持っている。
その意味で「対面販売」は推奨するに足るものであるとは思うが、それでなければならぬ「MUST条件」 として強要するのは如何なものか。

何故、このようなシステムを販社が選定したのか、私も素人ではないのでその背景など十分推定できるし理解もできる。

然しユーザーの価値観が多様化し、今後さまざまな変化が予想される流通の分野で、
世の中の流れ、特にネット社会の凄まじい進行発展と逆行するような施策には無理があると思う。

むしろ修理サービスの分野では、客への技術の伝達指導を含めて、 「対面サービス」 は意味を持つかもしれない。と想いを述べた。


KMJの清水君以下には少々悪かったが、このような率直な意見を述べることが、

「新しくスタートする服部カワサキの後押しにもなり、KMJの今後の流通対策の真の支援にもなる」
と信じたからである。
「対面販売の良さが生きる方向に」 少しだけでいい、修正を柔軟にお願いしたいものである。


いついかなる時も、
販社の方針は、時代を見抜き、
販売店を世の中の正しい流れの方向にリードする先見性が求められるのである。

「流通業とは自分の仮説を問うビジネスである。消費者の変化の本質をつかみ、変化を如何に自己の対策に置き換えるかが問われている。」   

服部吉伸先生の1990年代の言葉を贈ります。
コメント (1)
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