手元に「アメリカ車はなぜ日本で売れないのか」と題する奥井俊史著の1冊の本がある。
奥井さんは、いま二輪の大型車で快走を続けているハーレージャパンの社長さんである。
トヨタ自動車で輸出や北京事務所長などを歴任された後、ハーレーという二輪の世界に移られている。
ハーレーと言えば、一時期アメリカで不振にあえぎ、日本メーカーに対するダンピング訴訟などで話題になった。
新しい経営陣に変わってから、徐々にハーレーらしさを取り戻しいまは確固たる地位を築いているが、とりわけ日本での躍進は華々しい。
751cc以上の分野で2000年以降、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの日本勢を抑えてNO,1の座を維持し続けていることは賞賛に値すると思う。
本の前半では主として四輪について、
そして最後の方で二輪の日本でのマーケッテングについて述べておられるが、
その中で 「世界一難しい日本の消費者」 という表現がある。
本当にそうだと思うし、とりわけ二輪の消費者は難しいと思うのである。
四輪とはまた違った独特の難しさがある。
逆に言えば、商品もさることながら、マーケッテングそのものの影響が大きい面白い分野だと思っている。
この本の中から数値をお借りすると、(251以上の登録台数)
1990年1991年 1992年 2000年 2005年
ハーレー 3093 3496 3738 9534 12422台
ホンダ 30455 29422 44965 21753 21109台
カワサキ 34591 39260 39485 16852 9665台
ヤマハ 17891 16238 18420 18292 14352台
スズキ 13768 13349 16697 10308 11198台
奥井さんが四輪から二輪の世界に移られた90,91年当時、
たまたまカワサキは最盛期でトップを走っていた。その頃が本当に懐かしい。
多分、カワサキとの関係も深くハーレーの老舗である、大阪の船場モータースの岡田さんのご紹介だろうと思うが、奥井さんもカワサキに興味を持たれたようである。
その後、ハーレーは一度も前年実績を下げることなく、右肩上がりの躍進を遂げている。
当時、カワサキが採っていた政策の方向を更に進化されたCSの世界が、ハーレーのマーケッテングには展開されていると思うのである。
顧客の満足をCSと言うのだが、「顧客とは誰のことか」。
二輪業界に限らず、「真の顧客の満足のために」、人は働くべきだと思っている。
つい先日、KMJの東京支店長の清水君にお会いした時、彼がこの本を持っていたので改めて思い出したのである。
奥井さんは、いま二輪の大型車で快走を続けているハーレージャパンの社長さんである。
トヨタ自動車で輸出や北京事務所長などを歴任された後、ハーレーという二輪の世界に移られている。
ハーレーと言えば、一時期アメリカで不振にあえぎ、日本メーカーに対するダンピング訴訟などで話題になった。
新しい経営陣に変わってから、徐々にハーレーらしさを取り戻しいまは確固たる地位を築いているが、とりわけ日本での躍進は華々しい。
751cc以上の分野で2000年以降、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの日本勢を抑えてNO,1の座を維持し続けていることは賞賛に値すると思う。
本の前半では主として四輪について、
そして最後の方で二輪の日本でのマーケッテングについて述べておられるが、
その中で 「世界一難しい日本の消費者」 という表現がある。
本当にそうだと思うし、とりわけ二輪の消費者は難しいと思うのである。
四輪とはまた違った独特の難しさがある。
逆に言えば、商品もさることながら、マーケッテングそのものの影響が大きい面白い分野だと思っている。
この本の中から数値をお借りすると、(251以上の登録台数)
1990年1991年 1992年 2000年 2005年
ハーレー 3093 3496 3738 9534 12422台
ホンダ 30455 29422 44965 21753 21109台
カワサキ 34591 39260 39485 16852 9665台
ヤマハ 17891 16238 18420 18292 14352台
スズキ 13768 13349 16697 10308 11198台
奥井さんが四輪から二輪の世界に移られた90,91年当時、
たまたまカワサキは最盛期でトップを走っていた。その頃が本当に懐かしい。
多分、カワサキとの関係も深くハーレーの老舗である、大阪の船場モータースの岡田さんのご紹介だろうと思うが、奥井さんもカワサキに興味を持たれたようである。
その後、ハーレーは一度も前年実績を下げることなく、右肩上がりの躍進を遂げている。
当時、カワサキが採っていた政策の方向を更に進化されたCSの世界が、ハーレーのマーケッテングには展開されていると思うのである。
顧客の満足をCSと言うのだが、「顧客とは誰のことか」。
二輪業界に限らず、「真の顧客の満足のために」、人は働くべきだと思っている。
つい先日、KMJの東京支店長の清水君にお会いした時、彼がこの本を持っていたので改めて思い出したのである。