KSS物語ー3(1990年度)
KSSの2年目もは、ソフト戦略展開のベースになる部分が次々に実行に移されていった年度であった。
まず1月には新販売網ARK契約がスタートした。ジェットスキー(J/S)のARKも統一展開を図ることになった。
従来依託販売が一般的であった取引形態を業界初の受注制度に変更した。
一般ライダーが走れるサーキットSPA直入もオープンし、岡山を皮切りに広島、宇都宮、明石と今までのイメージを一新するショールームをオープンさせた。
世界一の商品を売るに相応しい店舗を目指した。
今では全国のMCの販売店が受注となり店も素晴らしくきれいになったが、15年以上も前にそのレベルでの展開を図ったのである。
レースも鈴鹿2&4で優勝は逸したがドーソン,塚本、宗和、と2、3、4位を占め,4輪では優勝を飾ったカワサキOBの星野一義がヴィクトリーランでわざわざチームグリーンのパドックの前でマシンを止めて、話しかけてくれるサービス振りであったりした。
チームBEETが6耐優勝、鶴田がシーズンを通じてのシリーズ優勝を飾るなどこの年もレース活動は素晴らしかった。
従来、スポーーツ推進部で担当してきたレース活動も、SPA直入の順調な会員確保状況もあって10月よりKSSへ移行しKSSとしての活動となった。
開発コード015で開発された、ZX1100ccのエンジンをベースに160PS/10500rpmの四輪のサーキットマシンX-11も、TIサーキットなどとの話もあり、星野インパルの金子豊や星野がカワサキコンバットのご縁で相談に乗ってくれたりした。
初のパーソナルスポーツビークルとしてほぼ完成し、KSSでの販売が企図されていたのだが残念ながら陽の目をみることはなかった。
この年8月にKSSが出した経営見通しによると、KAZE会員な現在18000名で年末20000名の目標は十分達成できる。
機関紙の発行は、毎月という目標から内容の充実へと転換する。その他スポンサー獲得活動、イベントカーによる広報活動、用品の強化、SPA直入及びショウルーム運営など経営全般に順調で売上高5億円を見込めるようになり8百万円の利益見通しとなっている。
グループ全体としてはゼファー750も発売され、J/Sも好調で売上高385億円に達し、目標の7万台、400億円の売上も翌年度事業計画に現実に組み込めるまでになった。
数値計画以上に重視した「カワサキのイメージ戦略」は業界は勿論一般経済誌などの注目を浴びるまでに急改善された。
これはKSSが主導した一般ユーザーを巻き込んだソフト戦略の果たした役割は大きかったと思う。
KSSの2年目もは、ソフト戦略展開のベースになる部分が次々に実行に移されていった年度であった。
まず1月には新販売網ARK契約がスタートした。ジェットスキー(J/S)のARKも統一展開を図ることになった。
従来依託販売が一般的であった取引形態を業界初の受注制度に変更した。
一般ライダーが走れるサーキットSPA直入もオープンし、岡山を皮切りに広島、宇都宮、明石と今までのイメージを一新するショールームをオープンさせた。
世界一の商品を売るに相応しい店舗を目指した。
今では全国のMCの販売店が受注となり店も素晴らしくきれいになったが、15年以上も前にそのレベルでの展開を図ったのである。
レースも鈴鹿2&4で優勝は逸したがドーソン,塚本、宗和、と2、3、4位を占め,4輪では優勝を飾ったカワサキOBの星野一義がヴィクトリーランでわざわざチームグリーンのパドックの前でマシンを止めて、話しかけてくれるサービス振りであったりした。
チームBEETが6耐優勝、鶴田がシーズンを通じてのシリーズ優勝を飾るなどこの年もレース活動は素晴らしかった。
従来、スポーーツ推進部で担当してきたレース活動も、SPA直入の順調な会員確保状況もあって10月よりKSSへ移行しKSSとしての活動となった。
開発コード015で開発された、ZX1100ccのエンジンをベースに160PS/10500rpmの四輪のサーキットマシンX-11も、TIサーキットなどとの話もあり、星野インパルの金子豊や星野がカワサキコンバットのご縁で相談に乗ってくれたりした。
初のパーソナルスポーツビークルとしてほぼ完成し、KSSでの販売が企図されていたのだが残念ながら陽の目をみることはなかった。
この年8月にKSSが出した経営見通しによると、KAZE会員な現在18000名で年末20000名の目標は十分達成できる。
機関紙の発行は、毎月という目標から内容の充実へと転換する。その他スポンサー獲得活動、イベントカーによる広報活動、用品の強化、SPA直入及びショウルーム運営など経営全般に順調で売上高5億円を見込めるようになり8百万円の利益見通しとなっている。
グループ全体としてはゼファー750も発売され、J/Sも好調で売上高385億円に達し、目標の7万台、400億円の売上も翌年度事業計画に現実に組み込めるまでになった。
数値計画以上に重視した「カワサキのイメージ戦略」は業界は勿論一般経済誌などの注目を浴びるまでに急改善された。
これはKSSが主導した一般ユーザーを巻き込んだソフト戦略の果たした役割は大きかったと思う。