NO.119 ヨコへの展開
三木市長 藪本吉秀様
タテ型の発想、ピラミッド型の組織でも上手く機能する仕事は沢山あります。
例えば、受注生産など 「決められた事をちゃんとやる」 には適したものであると思います。
お役所の一般の仕事には、それは適しているかも知れません。
然し、市長方針の3番目「ビジョン、夢、イメージ」というテーマに絞り提言を続けている、 「三木市のイメージの向上」 などには、ヨコ展開でどんどん繋いでゆく発想でない限り、効果は表れないと思っています。
この問題は、基本的に「戦略広報的発想」「創造力」などを必要とし、視点はピラミッド型の頂点辺りにいる市民よりはもっと一般の、市政に関心を持たない層やむしろ市民以外に注がれるべきと思います。
そして、マスコミや一般の人たちと、ダイレクトコミユニケーションが、より重要な要素になります。ホームページやインターネットは非常に有用なツールと思います。
それ故に第1回から今までずっと、トータルのシステムの構築が必要と提言を続けてきました。
そのためのツールの一つとして「ブログ」などを提案し、採用して頂いています。
そういう意味で、「ヨコ展開を取り入れて、トータルの仕組みを造ろう」という市長のご意思は、いろんな発言や指示のなかにも、庁内会議の議事録を見てもよく解ります。
先日来、少し問題になった「理事職」の問題にしても「事務部門のヨコの連携を図ろうという意思」の表れだと思っています。
ただ、ヨコ展開はタテ型、ピラミッド型の組織の中で育った方たちにとっては、アタマでは考えられても具体的な実務として展開するのは、殊のほか難しいことはよく解ります。そいう体質になっていないからです。
民間企業でもなかなか上手くいかないのが実情です。
慣れればそんなに難しくもないのですが。
「要は、今まで仕組んだこと、実績となって手の内にあるものを極力利用して効果を上げようという、スタンスさえあれば、簡単なのです。」
広報みき5月1日号に、「みっきいふるさとふれあい公園」が紹介されました。
森田さん他プロジェクトチームの力作で素晴らしいと思います。
市長表彰され、広報みきで市民に紹介する。
これを読む人たちは三木市の進む方向に、多分、賛同するでしょう。
「日本一美しいまちみきをめざす」というコンセプトの理解も進むと思います。
それなりに効果はあるのですが、ヨコに結んで更に効果を高め、関係した人に更にやる気を出させる。
関心を持った市民の関心を更に高める、そんな配慮が残念ながら見られません。
そういう配慮を、「仕掛け」と私は呼んで、物事を実現してゆくためには、最も重要だと思ってます。
この問題について、少し具体的に、例を挙げてみます。
このプロジェクトは、まちづくり部のプロジェクトチームの発想です。
部長の西山さんもこのプロジェクトに相当の思い入れがあるのはよく解ります。
8回に亘って連載で書かれた西山さんの部長ブログには「その想い」がよく出ています。
それはこのブログを読んだ人が寄せているコメントを見ても明らかです。
広報みきを読んで、「関心を持った人たちに、このブログを読んで貰ったら、理解は更に深まります。」
コメントもまた増えるでしょう。それに答えることで更に関心も深まり、広がってゆくでしょう。
三木市が全国に先駆けて展開している「部長ブログ」への評価も関心も高まり機能します。
広報みきの記事はそれなりに立派なのですが、残念ながらタテ型の発想のままで完結してしまっています。
「もっと詳しく、このプロジェクトをお知りになりたい方は、まちづくり部長のブログをご覧下さい。このプロジェクトに懸ける想いが伝わるはずです」ぐらいの紹介コメントでもあればと思いました。
関連した話ですが、今朝この市長メールを書くためのチェックに三木市HPを訪れました。
このプロジェクトの市長への報告会のときの発表資料にもう一度目を通しておきたかったのですが。
私の探し方が悪いのか,一時あれほどあちこちにあったこのプロジェクトの内容が見つかりませんでした。
「広報みき」にこの記事を載せるときには、このプロジェクトの最も基本的な詳しい発表資料、それも市長表彰するほどの内容は、出来れば「広報みきの発送に合わせてHPの特集に編集する」ぐらいの配慮があればいいと思うのですが。
広報みきの特集記事は、三木市のホームページでも特集を組む、そんなヨコの繋がりがあるべきです。
異なる観点から、
三木市役所の方で、特に管理職や広報みきの編集担当の方が、どのくらい西山さんのブログをどの程度きっちりと読まれているのでしょうか。
事務関係を統括される理事さんは? 編集に携わったメンバーの方は?
自分のセクション以外のことには関心が持てない、単に広報誌の5月1日号でのプロジェクトの紹介記事が「出来たらいい」、というのはタテ型の発想です。
そこで「出来た」と完結してしまっているのです。
何事もそこからが、「広がりのスタート」なのです。
その時その時に「次の広がりのための仕掛け」が用意されるべきです。
普通一般の仕事では、今のままでも合格点なのだと思いますが、
市長が目指されている、3番目の課題 「ビジョン、夢、イメージ」 などについては、
このような、ヨコ型の発想と展開、それに事前に仕組まれる仕掛けがないと、なかなか実効が挙がらないのではと思っています。
今からでも、間に合うこと沢山あります。是非考えてみて下さい。
三木市長 藪本吉秀様
タテ型の発想、ピラミッド型の組織でも上手く機能する仕事は沢山あります。
例えば、受注生産など 「決められた事をちゃんとやる」 には適したものであると思います。
お役所の一般の仕事には、それは適しているかも知れません。
然し、市長方針の3番目「ビジョン、夢、イメージ」というテーマに絞り提言を続けている、 「三木市のイメージの向上」 などには、ヨコ展開でどんどん繋いでゆく発想でない限り、効果は表れないと思っています。
この問題は、基本的に「戦略広報的発想」「創造力」などを必要とし、視点はピラミッド型の頂点辺りにいる市民よりはもっと一般の、市政に関心を持たない層やむしろ市民以外に注がれるべきと思います。
そして、マスコミや一般の人たちと、ダイレクトコミユニケーションが、より重要な要素になります。ホームページやインターネットは非常に有用なツールと思います。
それ故に第1回から今までずっと、トータルのシステムの構築が必要と提言を続けてきました。
そのためのツールの一つとして「ブログ」などを提案し、採用して頂いています。
そういう意味で、「ヨコ展開を取り入れて、トータルの仕組みを造ろう」という市長のご意思は、いろんな発言や指示のなかにも、庁内会議の議事録を見てもよく解ります。
先日来、少し問題になった「理事職」の問題にしても「事務部門のヨコの連携を図ろうという意思」の表れだと思っています。
ただ、ヨコ展開はタテ型、ピラミッド型の組織の中で育った方たちにとっては、アタマでは考えられても具体的な実務として展開するのは、殊のほか難しいことはよく解ります。そいう体質になっていないからです。
民間企業でもなかなか上手くいかないのが実情です。
慣れればそんなに難しくもないのですが。
「要は、今まで仕組んだこと、実績となって手の内にあるものを極力利用して効果を上げようという、スタンスさえあれば、簡単なのです。」
広報みき5月1日号に、「みっきいふるさとふれあい公園」が紹介されました。
森田さん他プロジェクトチームの力作で素晴らしいと思います。
市長表彰され、広報みきで市民に紹介する。
これを読む人たちは三木市の進む方向に、多分、賛同するでしょう。
「日本一美しいまちみきをめざす」というコンセプトの理解も進むと思います。
それなりに効果はあるのですが、ヨコに結んで更に効果を高め、関係した人に更にやる気を出させる。
関心を持った市民の関心を更に高める、そんな配慮が残念ながら見られません。
そういう配慮を、「仕掛け」と私は呼んで、物事を実現してゆくためには、最も重要だと思ってます。
この問題について、少し具体的に、例を挙げてみます。
このプロジェクトは、まちづくり部のプロジェクトチームの発想です。
部長の西山さんもこのプロジェクトに相当の思い入れがあるのはよく解ります。
8回に亘って連載で書かれた西山さんの部長ブログには「その想い」がよく出ています。
それはこのブログを読んだ人が寄せているコメントを見ても明らかです。
広報みきを読んで、「関心を持った人たちに、このブログを読んで貰ったら、理解は更に深まります。」
コメントもまた増えるでしょう。それに答えることで更に関心も深まり、広がってゆくでしょう。
三木市が全国に先駆けて展開している「部長ブログ」への評価も関心も高まり機能します。
広報みきの記事はそれなりに立派なのですが、残念ながらタテ型の発想のままで完結してしまっています。
「もっと詳しく、このプロジェクトをお知りになりたい方は、まちづくり部長のブログをご覧下さい。このプロジェクトに懸ける想いが伝わるはずです」ぐらいの紹介コメントでもあればと思いました。
関連した話ですが、今朝この市長メールを書くためのチェックに三木市HPを訪れました。
このプロジェクトの市長への報告会のときの発表資料にもう一度目を通しておきたかったのですが。
私の探し方が悪いのか,一時あれほどあちこちにあったこのプロジェクトの内容が見つかりませんでした。
「広報みき」にこの記事を載せるときには、このプロジェクトの最も基本的な詳しい発表資料、それも市長表彰するほどの内容は、出来れば「広報みきの発送に合わせてHPの特集に編集する」ぐらいの配慮があればいいと思うのですが。
広報みきの特集記事は、三木市のホームページでも特集を組む、そんなヨコの繋がりがあるべきです。
異なる観点から、
三木市役所の方で、特に管理職や広報みきの編集担当の方が、どのくらい西山さんのブログをどの程度きっちりと読まれているのでしょうか。
事務関係を統括される理事さんは? 編集に携わったメンバーの方は?
自分のセクション以外のことには関心が持てない、単に広報誌の5月1日号でのプロジェクトの紹介記事が「出来たらいい」、というのはタテ型の発想です。
そこで「出来た」と完結してしまっているのです。
何事もそこからが、「広がりのスタート」なのです。
その時その時に「次の広がりのための仕掛け」が用意されるべきです。
普通一般の仕事では、今のままでも合格点なのだと思いますが、
市長が目指されている、3番目の課題 「ビジョン、夢、イメージ」 などについては、
このような、ヨコ型の発想と展開、それに事前に仕組まれる仕掛けがないと、なかなか実効が挙がらないのではと思っています。
今からでも、間に合うこと沢山あります。是非考えてみて下さい。