★ 昨日に続いて、三木防災公園の中を走ってきた。
あまりご存知の方は少ないと思うが、公園の中にこんな疎水が流れている。
延々と20数キロを流れてきた水で、防災公園の中を通り、私の住んでいる緑が丘町の下を通って、廣野ゴルフ倶楽部の南側の池のほうに繋がっているようだ。
こんな急な坂を水は登ってくるようだが、そのあたりを動画に撮ってきたので、ご覧ください。
★『御坂サイフォン』・『淡河川・山田川疎水』などと呼ばれて、
東播の水田の水として供給されているようだ。
Google で検索した説明文の抜粋だが、
淡河川疏水の一部をなし、山から谷を渡って川を越え、向かいの山へと水を運ぶ石造アーチ橋で、竣工当時としては画期的な事業であった。
逆サイフォンの肝となる鋼管の全長は約752mに及び、三木総合防災公園の下を芥子山隧道で通り抜け、山田川疎水と合流し播磨平野に至る。
- 長さ:約26.3km
- 始点:兵庫県神戸市北区木津川
- 終点:兵庫県加古郡稲美町
米作への転換の目的で新たな農業用水が必要となり、明治21年に淡河村木津から淡河川疏水工事に着手、3年4ヶ月を費やして明治24年4月に完成する。設計は、内務省技師の田辺義三郎と横浜水道の計画・建設者であるイギリス人ヘンリー・S・パーマーが担当した。
とある。
御坂サイフォン橋は有名だが、水はこの橋の中を通って、防災公園まで登ってくるのである。
創られた時代が明治時代、今と違って機械もそんなになかった時代だから、主として人力でやり上げたのだが、昔の人は偉かったなと、ホントにそう思うのである。