★日本シリーズは巨人は1勝もできずに、ソフトバンクの4連勝で、3年連続の日本一に輝いたのだが、今回もそんなにテレビにかじりついて観るようなことはなかった日本シリーズなのである。
この日本シリーズのシステムそのものがもう一つだとは思うが、連日球場は満員となるので、興行としては問題ないのだと思うが、どうも今の『セとパ』では実力が違い過ぎて、オモシロくないように思う。
原監督自体が、その実力差を認めていて、このように感想を述べている。
野球評論家も同じように、こんなことを言っている。
『日本シリーズといえば、日本球界最高峰の戦いになる。しかし、セ・リーグを制した巨人と、リーグ優勝を逃しながらCSで勝ち上がってきたソフトバンクの戦いは、戦力差が歴然としていた。こう言っては失礼だが、パ・リーグ同士で戦う方が戦力差は拮抗し、日本一を決める戦いにふさわしいのではないかと感じてしまった。・・・・・・・
セ・リーグは7年連続で日本シリーズ敗退。交流戦の戦績を比べても、例年パ・リーグが圧勝している。・・・・・・』
★かっては『人気のセ・実力のパ』などと言っていたが、
なぜパシフィックのほうが強くなるのだろう?
地方での野球球団も出てきたし、サッカーのように2部・3部制にしたほうがいいとも思うのだが、それはなかなか実現性がないようにも思うが、具体的には1年目はセ・パ12球団で1部とし、2部も造って2年目からは10球団ぐらいにして、毎年入れ替え戦でもするようなシステムにすれば、もう少し『ピリイット』するかも知れないし、野球自体ももっと地方にも広がっていくと思う。
1990年代の北海道はみんな巨人ファンだったのに、今は『日ハム・ファン』が圧倒的である。
今のシステムだと、球場に行くファンはいいのかも知れぬが、一般の人はもう一つ盛り上がらないのだと思う。
『今回のラグビーの盛り上がり方』などは、一般の人たちも巻き込んだのだが、野球もそんな迫力が欲しいなと思ってしまう。
ソフトバンクが『日本一』だというが、100試合以上もリーグ戦を戦って優勝した『西武』は『日本???』なのだろう。
西武の選手たちは、『ホントの日本一は自分たち』だと思っているかも知れない。
若い頃、10年以上も野球に没頭した私だが、今の『野球人気』や『そのシステム』を見て、何となく寂しいような気もしているのである。