★ カワサキZ1開発の功績で
大槻幸雄さんが日本自動車殿堂入りをされたのは
昨年の11月末のことだった。
Z1が発売されてから、もう50年近くにもなるのに
Zを愛する人たちで構成される二輪倶楽部は全国にいっぱいあって、
その一つでもある KAWASAKI Z1 FAN CLUB の方たちが
大槻さんの故郷でもある京都府の綾部で今年の4月18日に
盛大に『お祝いの会』を開こうと計画をスタートしたのは
昨年の12月初めのことだった。
それが『コロナ騒ぎ』で、一度は9月に延期はしたのだが、
それもダメになってしまったのである。
そんな大変な1年ではあったのだが、
この1年『大槻幸雄さんの殿堂入り』に関する事柄が
私の周りの大きな出来事であったような気もする。
★実は昨日の日曜日、
KAWASAKI Z1 FAN CLUB事務局長の登山道夫さんとメンバーと
大槻幸雄さんのお宅にお邪魔してきたのである。
大槻さんの前に並んでいるのが
右から 日本自動車殿堂入りの記念楯
左が 大槻さんが創られて配られた殿堂入り記念グラス
真ん中はそのグラスを頂いたKAWASAKI Z1 FAN CLUB のメンバーたちが
お礼に大槻さんに差し上げた Z1シリンダーヘッドのカットモデル
大槻さんが手に持っておられるのは
大槻さんから記念のグラスを頂いた人たちからのお礼状なのである。
★ 世界の名車Z1が世に出たのは1972年なのだが、
その開発総責任者が大槻幸雄さんなのである。
50年近く経った今も、世界中にZのファンは健在で
マシンも街を走り続けている。
今年はZ1をこよなく愛するZ1ファンたちの要望に応えて
川崎重工業はそのシリンダーヘッドを世に出されたりもしたのだが、
この要望を川重に申し入れられたのも、実は大槻幸雄さんなのである。
5年前のことだが、私も稲村暁一さんとご一緒にお伴したので、よく覚えてる。
難しいプロジェクトだったと思うが、メーカーはよく実現されたと思う。
そんなシリンダーヘッドのカットモデルを
KAWASAKI Z1 FAN CLUB のメンバーたちから
大槻幸雄さんに記念グラスを頂いたお礼にと贈られたのである。
★ 大槻さんは日本殿堂入りの栄誉を記念して『記念グラス』を創られるというので、7月以降そのお手伝いをさせて頂いたのである。
こんな素晴らしいチタンガラスのグラスに仕上がっている。
大槻幸雄さんからの感謝の言葉が添えられている。
川重関係者やZ1のファンたち、
大槻さんが会長を務められるZ1会のメンバーたちに配られたのである。
これはその11月に開催されたZ1会に参加された
KAWASAKI Z1 FAN CLUB 事務局長登山道夫さんのFB記事である。
★そして昨日の日曜日、
『記念グラス』を頂いたKAWASAKI Z1 FAN CLUBのメンバーたちが、
そのお礼にと、Z1シリンダーヘッドのカットモデル』を
大槻幸雄さん宅にお持ちしたのである。
みんなZ仲間、いい歓談のひとときを過ごせたのである。
二輪雑誌の記事のお手伝いをされている 向笠 暁彦 さんの取材もあったので、
年明けにはバイク雑誌に記事が出るかも知れない。
★ 大槻幸雄さん、既に90歳になっておられるのだが、
まだまだ、お元気である。
今月12月4日、私は参加できなかったのだが、
『川郎会』という高齢者ばかりのコンペだが、優勝されたとか。
Zの50周年は2022年だが、
是非『Z50周年記念行事』をKAWASAKI Z1FAN CLUB主催で
開催しようという計画もあるのだが、
是非、大槻幸雄さんも、私も、かってのカワサキの当時の現役たちも、
参加出来ればいいな、と思っているのである。