★2006年という73歳になったこの年は私の定年後の生活が一変した年だと言えるだろう。
この年の9月6日からこのブログ・雑感日記はスタートしているのである。
定年後に「パソコン」に出会ったのが2001年だから5年ほど経っているのだが、
それまでは「パンダ碁」などを楽しむか、ネット散策をやるくらいで、
自ら発信などはしなかったのである。
★この年に新しく藪本吉秀さんが三木市長に当選されて、
それまでは三木の市政などには全く関心もなく、
市長の名前も知らないくらいだったので、選挙にも行っていないのだが、
この新人の藪本吉秀さんの選挙運動の手段が広報的に面白かったので、
ちょっと関心が出来て、メールが打てるようになったものだから、
三木の市政に関して「市長メール」を打ち出したのである。
やりかけると、一般の方とは全く差別化されていて、
50通近い提言を続けてやったら、それを市長は受け入れて頂いて、
市役所で実際に面談するようなことにもなったのである。
いろんな提言をしているのだが
「日本一美しいまちをめざそう」がその最たるもので、
翌年の三木市総合計画の中で設定され、今も生きているのである。
★ 私がこのような提言をしたのは
兵庫県は永年「美しい兵庫」を目指していて、
その推進委員会もあるのだが、
兵庫県の各市でそれをフォローしているところがないものだから、
兵庫県の職員から三木市長になられた藪本さんは
是非「美しい三木」の実現を目標にと申し上げたのである。
★そんな三木市への提言を考えるために、
日本のいろんな市のホームページなどを見ていたのだが、
ひときわ特徴のあった市が「高槻市」で
そのホームページには「こちら部長室」というユニークなコラムがあって
それを主宰されていたのは総務省から高槻市に出向されていた、
市長公室長の樋渡啓祐さんだったのである。
その中に樋渡さんの書かれた「ブログ・ブログ・ブログ」というのがあって、
これに非常に興味・関心をもって調べてみたら
当時はまだ「ブログ」など発信されている方は極く限られていて、
政治家では自民党の広報本部長だった世耕弘成さんぐらいで、
世耕さんはボストン大学で広報を学ばれているし、
樋渡さんも広報には特に関心があるようなので、
広報には特に関心のある私も「ブログ」なるものをやってみるかと、
その年の9月6日にこのブログ雑感日記を立ち上げて
その最初に取り上げたテーマは「美しい」なのである。
★そんなことで始めた私の「ブログ」なのだが
樋渡啓祐さんとは面識もなく、
ただ高槻市のホームぺージで、出会っただけなのである。
今は樋渡さんは超有名人のお一人だが、
当時は特に名前が売れていたわけでもなく、
私が勝手に「この人はオモシロい」と気に入っただけなのである。
そんなことで始めた私のブログの11月20日に
「市長公室長樋渡啓祐さんのこと」というこんなブログをアップしたのだが
そのブログに当のご本人の樋渡啓祐さんからこんな「コメント」が入ったのである。
感謝 (樋渡啓祐)2006-11-24 22:11:26
文中の前・高槻市市長公室長の樋渡啓祐です。
今日、グーグルの配信メールで、「雑感日記」のことを知りました。
私も、挙げていただいた二つの記事は今でもお気に入りですし、
私も、挙げていただいた二つの記事は今でもお気に入りですし、
今では市長という立場から、同僚職員に同じことを伝達しています。
そのためには自分自身が書いた記事そのものでなければならず、自戒しながら頑張っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
そのためには自分自身が書いた記事そのものでなければならず、自戒しながら頑張っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
コメントなども初めてのことで、舞い上がってしまって返事も打てていないのである。
総務省にお帰りになったとばかり思っていた樋渡さんは、
その年から佐賀県武雄市の市長になっておられたのである。
★そんなことから、この年定初めて出会ったお二人が、
奇しくも三木と武雄の市長さんで、
この年から始めたブログとともに私の定年後の生活が一変するのである。
その後も樋渡さんとはブログの中でお互い繋がって、
三木市と武雄市も繋がったりして、
翌年5月21日、三木市に来られた樋渡啓祐さんと直接お会いしたりしているのである。
これはその頃、樋渡さんが書かれていたブログの中の写真で、
15年も前のことだから、
樋渡さんもまだまだお若かった「日本一若い市長」の頃なのである。
私にとってはまだ有名人でもなかった頃の「樋渡啓祐」さんを
この年、自分の目で見つけ出したのが自慢なのである。
それ以上に「樋渡さんのお陰」で始めたブログも15年続いていて、
その閲覧数や訪問数は1000万単位と100万単位になっていて
「トータル閲覧数=12774766PV」延べ1277万人がご覧になり
「トータル訪問数=3577278UU」357万人が訪れているのである。
これは自分でもびっくりする信じられないような数字だが
ネットの世界は勝手にこのようにちゃんと記録してくれて、
毎日その数を教えてくれるのである。
★人生ではいろんな方との出会いがあるのだが、
樋渡啓祐さんとの出会いが一番劇的で、
この出会いのお陰で私の73歳以降の人生はそれまでとは
異質の世界で、且つ充実したものになったのは間違いないのである。
2006年はそんな節目になった忘れられない1年だったのである。