林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

二十匹の瞳

2012-05-25 | 林住期

わらび餅は随分勉強になったけれど割合簡単にできたので、虹鱒の塩焼きを手伝うことになった。
どういうわけか、おばぁたちが今日は少なかったからである。

家でししゃもや塩鮭を焼いたことは何回かあった。乾燥気味の切り身や干物なら大丈夫だった。
しかし尾頭付きの魚に向き合うのは、憚りながら初めての体験である。

むむっ、20のつぶらな片目が森生を見上げている。既に絶命しているし、はらわたは魚屋に削除してもらってある。
何を恐れることがあろうか。

水道水でジャブジャブ洗い流し、腹の中を指先で充分に洗い、塩を振りかけ、腹の中にも塩を詰めこんた。
虹鱒はぬるぬるして持ちにくい。尾鰭には特にたっぷり塩を振りかけてね、と教えてくれるおばぁがいた。なるほど。

グリルは4箇所のガス台を使い、焼け具合はバンダナおじぃが忙しく巡回し、点検してくれた。
このご同輩、かき揚げ天麩羅は上手いし、昼食会には一番乗りしてお茶を用意する。並みのおばぁは敵わない。

出来上がった料理は、蕗が筋張っていた以外は、美味かった。ま、蕗は全てが筋で成り立ってるようですが。
味噌汁やおからや酢の物はしっかり味が付いていた。生活習慣病など今更恐れることはないわぃ。

森生は出されたものは一期一会。全てをその場で食い尽すという哲学があり、ご飯粒一つ残さなかった。
寝る前の体重は、多分、68kに達しているだろう。

 

カーじぃはいつものようにお喋りに忙しく、今日も大分残してしまった。
夕飯に、と残りものをタッパーに入れて持ち帰った。

120525



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2 コメント

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おかずが多くていいです (むかご)
2012-05-26 15:27:24
塩分しっかり、いつもの我が家のご飯のようで
とっても美味しそう。
植木職人かと思うと、今度はお料理に・・森生
さまもジッとしてませんねえ。
それはそうと、シャモジィさまはお元気なので
しょうか。とんと噂を聞きませんネ
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たまにはね (森生)
2012-05-28 17:38:34
むかごさま
雨の予報があったからですよ
それに たまには栄養付けないとね

庭弄りに熱中してると知り しゃもじぃは福祉活動に専念しているようです
雨の日なら相手ができますが じぃは歩いて山を越えてやって来ます
梅雨明けまでは ご無沙汰になるでしょう
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