毎月1回行く医院は、コロナ蔓延以来、がらがらです。
定位置に立ち、額で体温を測る装置は「平熱です」で無事通過。
しかしその先の受付係の対応が良くなかった。
以前、インフルエンザ予防注射で追い払われたので、余計そう感じた。
係 今日はどうしました?
爺 鼻水がダダ漏れで、薬をいただきたくて......。
と、正直に言ったら、係員の小さな目が三角になりましたよ。
係 朝、熱はありませんでしたか? 微熱は? 昨夜は?
お腹の具合はどうですか? 下痢するとか、痛むとか。
関節は痛みませんか? 倦怠感は?
と矢継ぎ早。質問というより詰問調です。
爺 この激しい鼻炎は10年も前からの病気です。
体調不良は8年前からです。
詳しいことは、待合室ではなく、先生に伝えます。
身体の具合が悪ければ、受診できないのかぇ?
係 熱があったら、来院前に電話で問い合わせてください。
爺 ふんっ、どうせ発熱外来をやってる病院へ行け、だろ。
それに、毎月の薬もそろそろ切れるのさ。
席に着き暫くすると、遠くからアクリル板越しに、
係 今月5日に35日分の薬を出してますよね。
まだ残ってるはずですが。
じじいはぶっちぎれ、垂れ下がった目は吊り上がりました。
爺 失礼なっ!
2月5日は用事があるかもしれないし、雪になるかも。
多少のゆとりを見てはいけないのかっ?
学会出席と称し、年中臨時休診するじゃないか。
係員のコロナストレスは、理解しているつもりです。
でもね、じじぃは鼻水ストレスなのです。
狭い医院なので、森生の大声は診察室の先生にも聞こえたはず。
以前は1時間以上も待たされましたが、15分で診察室へ。
いつものように愛想のいい先生は
こんにちは、お待たせしました、どうもどうも。
今朝は寒かったですねぇ。お具合はいかがですか?
爺 ご機嫌が大変悪い、ですっ。
薬を使い切らないと、来てはいけないのですか?
先 最近、厚労省が煩くて......。
薬の出し過ぎを厳しくチェックされますのでね。
と揉み手する。
爺 だったら、今日出す薬は30日分に減らせばいい。
怠慢な厚労省が田舎の医院まで、実態調査しますかね。
とは言いませんでした。
事態をこじらすと一日が無駄になるし、かかりつけ医を失います。
それに良く効く鼻炎薬入手は、必要火急の案件だからね。
で、市販薬が過去の処方薬より効くので、同じものを要望。
但し、効かない場合またまた無駄になる。
とりあえず7日分を出してもらいました。
処方された薬は、
夕食後服用 エビナスティン塩酸塩錠20mg 7錠(7日分)
上は下記市販薬アレジオンの後発品(ジェネリック)でした。
就寝前服用 セレスタミン配合錠 1錠(〃)
で、血圧・血流・中性脂肪・胃・便秘薬は、例月と同じ35日分。
隣接の薬局への支払いは、合計1,920円でした。
厚労省は大丈夫ですかねぇ?、とは憎まれ口になる。
我慢して言いませんでした。
口は禍の元、嘘も方便、と受付で学びましたからね。
ふぅ。
良く効くと「思われる」市販薬、アレジオン20mgです▼
12日分(12錠)で、税込み2,748円もしました。
210201