林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

桜づくし

2013-03-31 | 風に吹かれて

 

山の上にある慈光寺へ行く参道には、桜の希少種を植えてあるそうだ。
役場の特製地図によると、①御車返(みくるまがえし)はJR八高線明覚駅前で、②は当たり前の染井吉野である。

参道は③河津桜で始まり、④霞桜、⑤南殿⑥陽光⑦思川桜と続き、鬱金(うこん)、朱雀、紅時雨、普賢象など凝った名前の桜が全部で42種類。染井吉野から山桜までを含めれば合計500本を超えるらしい。

 

しかしわれら三案爺が上った参道には、全く咲いていなかった。だいいち桜がまだ幼木段階で、咲いてもなぁ.......。
品種名を達筆で大書篆刻した大層立派な立て看板が、位牌の見本みたいに異様に目立つだけだった。

 

開花しない原因は高地で寒いだけでなく、桜としては場所を確保するために、花より成長を優先しているのかも。
満開の桜並木を存分に楽しめるのは、まだ十数年先のことだろう。死んで堪るか。

 

坂道を独りで下りてくる上品な初老の夫人が挨拶してくれた。下の村まで買物に行くそうだ。
立ち話のあと坂道を大分上ると、林の奥に別荘風の洒落た家が数軒ある。お近付きになり覗いてみたいね。

 

坂道は匠さん、うさじぃ、そして森生の三爺が並ぶと一杯になる狭い舗装道路である。
途中、車には全く逢わず、鶯も沈黙するほど賑やかに歩いたので、案外楽だったのは幸運だった。

都幾川村慈光山歴史公苑の開花状況は「ときがわ花めぐり」をどうぞ。

 

大橋巨泉氏が永六輔さんのラジオ番組で話したこと。
東京の桜の満開が、温暖な伊豆より早いのは、排気ガスで都心の温度が高くなっているためだ、と。
なるほど。わが高麗の里やここ都幾川村の開花が遅いのは、空気が澄んでいるからなのだ。

写真は、全国の桜を集めた森林総合研究所多摩森林科学園の絵葉書のほんの一部を転写しました。
上から、狩衣・御衣黄・白山大手毬・楊貴妃・天城吉野・福禄寿・思川桜です。

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二度寝

2013-03-30 | 林住期

膀胱の水分は6時までに排泄しきったようで、目が覚めたのはなんと9時半だった。3時間半の睡眠は完璧だった。
普段は6時頃には目覚め、布団の中で愚図愚図。遅くても8時半には布団から這い出す。
9時半は二度寝新記録である。

外は冷たい粉糠雨だ。初夏から一気に冬に戻った。今日は庭弄りも、山仕事も、町内の徘徊もできず股引を穿いた。
それなら材料はあることだし、林住記の更新が捗るかと言えば、それは無理。気分は弛緩しきっている。

 

昨日は山道を登ったり下ったりしたけれど、日頃の心掛けが良かったので、脚の筋肉痛は全くない。
昨日の都幾川村のことを思い出し、また行きたいな、と思いながら、寒さを堪えています。

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花見に行ったが

2013-03-29 | 風に吹かれて

友だちと都幾川町へお花見に行った。
行き先は深い山の上にある往年の大寺院・慈光寺である、はずだった。

町役場が地図まで作って自慢している「珍種桜」は、まだ苗木に毛が生えた程度。
品種名を書いた看板は頗る立派だが、全然咲いてなかったぞ。

お陰で記事の材料は沢山できたけど、車で登るのだって大変な慈光寺だ。
三爺が歩いて行ったもんだから、急な山道ではかなり危なっかしい思いをして、相当草臥れちゃってね。

朝も早かったので、今夜は早く寝ます。お休みなさい。

 

写真上は町営饂飩屋「やすらぎの家」前の休耕田。
下は慈光寺登山口になる宿(しゅく)交差点の紅葉の大木です。

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骨が鳴る

2013-03-28 | 病院巡り

長い時間しゃがんで庭弄りをしていると、不意には立ち上がれなくなる。
中腰で、寄せ植えの中に溜まった落葉を掻き出していると、腰が痛くなる。
それでもギックリとして寝込んだりしなくなったのは、自己流腰痛体操の効果だと思っている。

体操は簡単。
床に寝そべり、両膝を立て、左右に100回揺するだけ。これを毎晩、寝る前に行なう。
腹筋や背筋が捩れて、腰まわりの血行を良くしているようだ。

ただ、不安がある。
それは床に寝そべった時に、脊柱がポキッと大きく鳴ることだ。指ではなくて背骨ですよ。
あれっ、とうとう折れちゃったのかな、と心配になる。

その他、両肩、顎、右膝などが、カクン、ゴキッ、ギクッ、と鳴るのは、アブラが足りないからのようだ。
いずれにしても、あまり気持ちのいいことではない。

腰痛に悩むヒトは全国で推定2800万人とか。40~60代の約4割が腰痛持ちだそうだ。
花粉症と腰痛と糖尿病は国民病になった。iPS細胞もいいけれど、こっちの方が大問題なのではないだろうか。

予防法は分かっているが実行が難しい。
症状が軽い時を選んで、森生式腰痛体操を始めたら如何?

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AKB48を追っかけろ

2013-03-27 | 先輩のお言葉

政治評論家の田原総一郎さんがAKB48に嵌っているそうだ。
昨年8月の前田敦子さん卒業直前の東京ドーム公演も、新曲を誰が歌うかを決めるじゃんけん大会もナマで見た。
インドネシアの姉妹グループ「JKT48」の公演を見るためにはジャカルタまで行った。

中高年、特に男性の間では、若いアイドルを追いかけるのは軽薄な行動とされる中で、田原さんの熱中は事件だ。

この「世間の常識」に対する田原さんのお言葉。

  

  人間、軽くていいじゃない。
  僕は死んだ後の世界があるとは思わない。人生一回きり。それなら面白く生きようじゃないか。
  
40、50なら奥さんがまだ焼餅やくかもしれない。僕は女房も亡くなってるし、娘たちは面白がって見てますよ。
  
面白いことやるのに遠慮なんかいらない。年寄りの特権です。

拍手。大賛成ですね。

上野の科学博物館では南極用防寒服を着て、記念写真係りの娘さんを拝み倒し一緒に記念撮影してもらった。
その足でアキバへ行きメイド喫茶を探訪したこともある。

あの時は楽しかったなぁ。応対してくれたメイドさんは楚々として素晴しい娘さんで、ヨメにしたいくらいだった。
いいえ、孫のヨメじゃなく、森生自身のヨメに、ですよ。

だがその後、恥ずかしながらAKB48については、なんだいあの娘っ子ら、ふんっ、というところがあった。
深く反省します。

面白いことやるのに遠慮なんかいらない。年寄りの特権です。
全く、そのとおりです。

     メイド喫茶のことは過去記事「メイド喫茶探訪記」をどうぞ。ポチッと押すと、この記事の下に現われます。

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饅頭に凹む

2013-03-26 | 林住期

郵便受けに手作りのチラシが入っていた。
(文章は下記のとおりですが、実際は黒のインキで一色刷り。菜の花の挿絵はマーカーで手彩色でした。)  

  作って 食べて おしゃべりしよう

  健康で明るい老後のために、月1回、気軽に集い、わいわい言いながらお料理作ってみんなでランチ。
  そんな集まりを始めました。
  昼食はいつも独りでという方、ちょっと気分転換にという方、お料理を作るのが好きな方、食べるのが好きな方。
  気軽に出かけてみませんか? 参加者は60歳以上の方が多いようです。

  日時  3月某日
  場所  総合福祉センター高麗の郷 調理室にて
  費用  材料費400円  申し込みは前々日までに下記の連絡先へ
  持ち物 エプロン・三角巾・布巾

更に余白には、手書きでソボクに書いてある。

  今月の献立   煮魚(鯖の味噌煮) のらぼうの白あえ 茶碗蒸し ご飯 味噌汁 デザート

もちろん参加した。だが、健康のため、明るい老後のためではないよ。
昼食と、運よく
料理が余れば、夕食と合わせて400円で、一とおりの食事ができるのは魅力だからね。

今月は、森生をこの会に誘ってくれたカーじぃが不参加だった。
カーじぃは、いつもは強がっていても神経質。今月はどこが悪いのか、後で電話してみよう。

毎月、20人は越える参加者だが、今月は家庭菜園での農作業が忙しいのか、お花見なのか、僅か16人しか。

あの天麩羅や魚のさばき方が達者で、ばばさまに人気のバンダナじぃを除き、いつもならじじたちはデザート作りに携わるが、何故かこの日は他の3班に散ってしまった。
それもそのはず、今月のデザートは「茹で饅頭」なる難物だったのだ。

 

茹で饅頭の作り方は、書けば簡単である。

   1.市販の甘味付き粒餡を16等分する。(実はこの作業、べとべとして結構難しい)

   2、米粉に「水170cc」を加え、薄力粉に「熱湯150cc」を加え、別々に捏ねる。(水と熱湯を間違えないこと)

   3.別々に捏ねた米粉と薄力粉をボウルの中で合体させて、力任せに捏ね捏ねして耳たぶの硬さにする。

ところがだ。いつまで捏ねてもべたべたしたまんまで耳たぶになりませんな。
そのうちに汗が目に入る、ユニクロシャツの袖口まで一緒に捏ねてしまう、という始末だ。
爪の間がすっかり綺麗になっても、まだべたべた。

鯖の味噌煮や白和えや味噌汁がそろそろ出来上がるというのに、まだ耳たぶにならない。
手が空いたおばばたちが集まってきて、あれこれ煩いぞ! そんならお姐サマ、やってくんなまし、と。

おばばたち、流石に亀の甲より歳の功。

    4.サランラップを料理台に16枚に切り置き、その上にべたべたを置き、粒餡を載せ、

    5.サランでラップして饅頭型に丸め、熱湯に投げ入れ、

    6、しばらくして、はい出来上がりました。

茹で上がった茹で饅頭は、何ともサマにならない。
森生の汗と爪の垢の所為で、味はなかなかいいけれど、見た目はマサカの饅頭だった▼

もしカーじぃがいたら、責任を擦り付け合ったり、腹に入りゃぁ同じだよ、と嘯くけれど、独りうな垂れる森生。
おばばたちは、その日の温度や湿度に影響され易いから仕方がないわよ、と慰めてくれた。

確かに食ってみれば、同じ饅頭だけれど、
口惜しくて情けなくて草臥れて.........。
暖かいお言葉に、むしろ相当凹んだ老後でありました。

 

つらつら反省してみると、べたべたは温度や湿度が関係したのではなく、熱湯と水の計量違いが原因かも。
「茹で饅頭」を作るなら、「クックパッド」さんを見てからにしてね。

もう一枚の写真は「のらぼうの白あえ」です。
饅頭と白和えしか写真を撮ってるヒマがありませんでした。

なお、挿絵はイメージです

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最期の力

2013-03-25 | お節介

 

花を咲かせる前に、大きな山桜が何本も伐り倒された。
山の下にある団地住民の仕業である。

日陰になる、落葉が多いなどが理由のようだが、住宅街ではなく山の上の山桜だ。
どうしても伐り倒すなら、丁寧に、愛惜を篭めて切り倒して欲しい。こんな乱暴なやりかたでは山桜が可哀相だ。

伐り倒された山桜の太い幹から、最期の力を振り絞って、新しい芽が出ていた。
何本も伐採したので、空の隙間が広くなった。

今年の花見はお預け。
滅茶苦茶に荒らした伐採跡地を、整理整頓する作業に、最後の力を振り絞っております。ふぅ。

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花冷え

2013-03-24 | 高麗便り

高麗の里の花見は、桜ではなく、菜の花とさせていただきます。


菜の花は、場所を取らず、花の時期が長く、色合いは暖かく、辛子和えは美味い。

ところで、高麗の里の桜。なかなか咲きませんなぁ。


今日は寒さが戻り、西武線高麗駅前の桜も、かわせみ街道の桜も、まだこんなありさまです。

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昔聞いたシャンソン

2013-03-22 | 歌の翼に

シャモじぃが、シャンソンを習おうよ、と誘ってくれた。
知らなかったけれど、じぃは荻窪の街のカラオケ大王だったそうだ。へー!

そういえば、この前来たとき。
珍しく菅原洋一とアルフレッドハウゼが共演したタンゴをまるまるLP1枚聴いただけでなく、歌詞を写していった。

誘ってくれるのは嬉しいけれど、生憎森生は忙しい。
いまのところ山仕事と庭弄りに追われて、林住記の更新もアップアップだ。
(アップはこのところ日に一回がやっとこさ、ですが)

 

清流の谷戸にあるシェノワで、古い蓄音機を見つけた。
佐藤宗幸と関西フィルで一曲どうぞ。

昔聞いたシャンソン

 

おまけはお馴染み、「青葉城恋歌」で。

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カレッタは疲れたので

2013-03-20 | 風に吹かれて

広尾の山種美術館で。
光悦光琳抱一等琳派が近代日本画の巨匠たちにどのように消化されたかを学んだつもり。

続いて、汐留シオサイトにあるパナソニック汐留ミュージアム。写真展「日本の民家1955年」を観た。
写真家は去る3月5日、80歳で逝った二川幸夫。建築科学生だった時、全国を巡って撮ったモノクロ写真群である。
「1955年、日本には美しい民家があった」と副題にあるとおり、美しく、迫力がある古民家と集落の記録だ。

文化財に指定された古民家はともかく、写真に残された日本の町や集落は殆ど消滅したのではないか。
惜しいことをしたが、壊したのはわれわれ日本人だからね。


シオサイトは何度も来たことがある好きな場所だ。
巨大なビル群はそれぞれ美しい。中央地下広場の頭上を弧を描いて走るゆりかもめは未来都市そのものである。
パナソニックビルの前には旧国鉄新橋停車場があり、小さな博物館になっている。
イタリア公園の途中には奇怪な時計台ができた。


これらの巨大にして華麗な建築群は100年後、200年後も今の姿で残っているだろうか。
木と土と草でできた古民家ほど長持ちするだろうか。
しないだろうね。


壮麗な電通ビル・汐留カレッタには広告博物館がある。
今日こそは覗いてみようと意気込んで来たけれど、渋谷駅と恵比寿駅で無駄に徘徊し、ツカレッタ。
お茶をしようにも、お洒落なレストランは目を剥く値段。
コンビニで食品を仕入れ、また行くことにした。

近くの浜離宮から春のうららの隅田川を遡り、浅草吾妻橋で下船する。
駒形橋麦とろのバイキングで腹を膨らませ、スカイツリー真下のソラマチへ行くつもり。
お楽しみはこれから、だ。

山種美術館・琳派から日本画へ/3月31日まで。
パナソニック汐留ミュージアム・日本の民家1955年/3月24日まで。

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広尾ダビデ

2013-03-19 | あらら!

急に暑くなった。だからダビデ君が脱ぎたいのはわかる。

だけど、白昼、広尾の駒沢通りで、堂々と「どうだっ」ってのは如何なものか。
以前、六本木の深夜の公園ではスマップの草彅剛君が捕まり、当時、地デジ担当だった鳩山弟大臣が激怒。
それを世論が嗜めて、大臣が軟化するという事件があったんだぜ。

嗚呼、でもなぁ。若く逞しく立派なキミに、じじぃは敵わない。
うな垂れるしかないではないか。

ダビデ君が外に出ないように鉄柵はある。でもね、仮にバスルームでシャワーを浴びるにしてもだ。
カーテンかタオルで隠したっていいじゃないか。ニッポンにはふんどしもあるのだ。

イタリアンは昔から、あんなに大きいんですかねぇ、背が。

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新渋谷駅で迷う

2013-03-18 | 風に吹かれて


新しい渋谷駅に着いた。
TVによると、駅はヒカリエの地下5階にあるらしい。

JR山の手線と東急東横線と京王線(だったかな?)ほかが一箇所で接続していた渋谷駅は、上下に東急百貨店があり、地下鉄銀座線が地上2階(3階かな?)にあったりして、つぎはぎだらけでわけが分からない駅だった。
新しい渋谷駅は東急線と東京メトロ副都心線が接続しているだけだそうだが、あまりにも広く、これもまたわけが分からない。ただ新しいだけに超現代的な意匠がそこかしこにあり、横浜港未来線に負けないお洒落な駅になった。

新駅構内や、駅にかぶさるヒカリエを一通り見物するつもりだったが、近頃ブランド品には興味がない。
駅は広過ぎてげんなりだ。この後、恵比寿駅から坂道を広尾まで行きたいので、早々に立ち去ることにした。



恵比寿へ行くにはJR山の手線の渋谷駅に行かねばならない。
ようやく出口を見つけて出たところは、あれま!誰もいなくなった蒲鉾屋根の旧東急東横線渋谷駅横だった。
誰もいないのに、何故あんなに煌々と蛍光灯を点けてるんだろうか。




ヒカリエ前の駅前広場はまだ大規模工事中である。渋谷はまだまだ変貌するそうだ。
これじゃ道を覚えたって無駄なこと。工事の進捗状況に合わせて、通路は何度も変わるだろう。

全てが完成するのは15年後とか。おいおい、それまでには森生はおさらばだぜ。

 

ところで、東京では人混みを撮ると揉め事が起きるそうで、うっかり写真も撮れません。
誰もいないトイレを撮ったけれど、考えてみれば、これも相当アブナイことでした。
(▼この手洗い用器具、なかなかのスグレモノ。猫額亭に欲しい)

ステンドグラスは明らかに緑の江ノ島だ。横浜みなと未来線は江ノ島に行ったっけ?

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鼻毛

2013-03-18 | うわごと

梅の花に近付いてよ~く見ると。

  ぎょっ!

蕊が異様に長く、経団連会長の鼻毛のように見えますな。

原発推進、賃上げ反対、円安歓迎、インフレ礼賛、尖閣進呈。因循姑息の極み、経団連会長だ。
あの顔、不愉快なのでよく見たことはないが、多分、鼻毛が鼻の穴からはみ出してると思う。もしかすると耳からも。

梅が可哀相だ。
さっさと引退しておくれ。

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一番電車

2013-03-17 | 色めがね

乗り換えのために飯能駅で電車を降りたら、プラットフォームは異様な熱気に包まれていた。
胸に巨大な造花を着けた偉そうな紳士たちが小走りで池袋方面に向かっていた。
高級カメラを担いだ鉄道オタクが押しかけていた。

やがて華やかなファンファーレ。そしてプカプカドンドン。
横浜・中華街を発った東急の一番電車が、横浜、渋谷、新宿三丁目、池袋、所沢を経由して飯能にやってくるそうだ。
ああ、ピストル堤が生きていれば、強盗慶太が率いる東急電車を、西武の奥座敷飯能に迎え入れただろうか。

だが、東急電車はガラガラだった。

9時10分に中華街行きの西武電車が出る、という。
山の手線・恵比寿駅から広尾に行く用事があり、早起きして高麗から出てきたのだ。

そうだ! まだ乗ったことがない東京メトロ副都心線を使い、渋谷に行ってみよう。
新しい渋谷駅は今朝から大騒ぎらしいぞ。

上り電車はガラガラだったけれど、所沢あたりから乗客が増え、新宿でほぼ満員。渋谷で超満員になった。

横浜と渋谷・池袋、それにおまけみたいに小江戸・川越が加わり客引き合戦が始まるそうだ。
でもね、一番電車で感じたことは圧倒的な横浜の勝ち。サイタマ勢の負け。そりゃぁヨコハマはステキだものな。
森生の故郷が近く、紅顔の美少年の頃は.....。



とにかく、池袋、所沢、飯能はてんで問題じゃない。
まして地の果てアルジェリア。4線直通で飯能が賑わったらおめでたい。むしろ..........。

近頃、うっかり電車に乗ると、どこへ連れて行かれるか分からないので、お出かけもままならない。
じじばばには、飯能商店街だけが頼りだからね。
飯能商工会議所のみなさん、頑張ってね。

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