林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

反対意見

2015-06-30 | 先輩のお言葉

新国立競技場が迷走している。

当初計画では900憶円。
奇怪な意匠のザハ案を見積もると3000憶円。これではヤバイと、あれこれ切詰めたり規模を縮小したりして1625憶円。
今度は当初のザハ案の巨大アーチを復活して2520憶円にした。

   

森喜郎東京五輪大会組織委員長が、この問題にっついて、6月9付朝日新聞オピニオン欄で、取材に答えていた。
森さんのオピニオンはあまりにも幼稚なので、殆ど忘れてしまったが、以下のような趣旨だったと思う。

  新国立競技場はニッポンを象徴し、世界中から称賛される、立派な施設にしなければならない。
  新国立競技場は、19年開催が決まっているラグビーワールドカップに間に合わせたい。間に合わなければラグビー選手が可哀想だ。

  新国立競技場について、ごちゃごちゃ細かいことを言う人がいるが、新国立競技場なんだぞ。黙ってろ。

とまでは、まさか言わなかったと思うが、概ねこんな感じだった。

ザハ案の奇天烈バカデカ当初案や、その後の迷走ぶりや、森さんの態度から不肖・森生は、

  ああ、やっぱり日本オリンピック業界は日本原子力村だったんだ。
  業界出の会長ではダメで、孫正義社長やゴーン会長のような外部異業種から優秀な人材を入れなくては。

と思っていたら、日本オリンピック村にも適任者がおりました。
それは長野五輪金メダリストである清水宏保さんです。

それで、6月27日付朝日新聞夕刊「ロケットトーク」欄から清水さんのオピニオンを抜粋転記します。

  僕は2520億円案に明確に反対します。

  元々、今回の東京五輪は「コンパクト」を掲げてきた。選手村から競技場までの距離を近くして、選手に負担をかけない。
  でも「コンパクト」の意味はそれだけではない。毎回、肥大化する五輪大会を簡素化するためにも活かしたい。

  肥大化が続けばサッカーW杯のように、権力者の腐敗の温床に繋がります。

  1964年の東京五輪とは、もう状況が異なります。
  あの時は日本の戦後が終わり高度成長に向かうきっかけになりました。
でも、もう時代が違います。

  選手のために奇抜なデザインの競技場が必要だろうか。
  メインの競技場は簡素でいい。

  五輪大会のレガシー(遺産)を問題にするなら前回の五輪を記念して、国立競技場を改修するという方法もあった。
  何も見栄を張る必要はありません。既存の施設を十分に活用すべきです。

  我が国得意の「おもてなし」は既存の施設でもできる。
  競技の裾野が広がり、選手の力が向上し、国同士の交流が盛んになる.....。
  それが今回の東京五輪のレガシーではないでしょうか。

ねっ。元総理大臣だった森喜朗会長とは全然ちがうでしょ?
多分、森さんは若い頃、ラグビーで頭をド突かれて、ああなったんでしょう。お可哀想に。

勇気ある「反対」をした清水宏保さん。
村八分にならないように、声援をしよう。

150630


叩き落とせ・・・でもなぁ

2015-06-29 | 床屋放談

   沖縄の二つの新聞社は絶対に潰さなあかん。

ご存じ百田尚樹の発言である。発言場所は安倍晋三応援団勉強会だった。
勉強会の名前は「文化芸術懇話会」。笑わせる。

勉強会で、東京16区選出大西秀男衆議院議員は、

   (自民党を批判する)マスコミを懲らしめるには広告収入を絶つのがいちばん。経団連に働きかけを。

と。また福岡1区選出井上貴博衆議院議員は、

   (自民党を批判する)TV局のスポンサーにならないことがいちばん応えることが分かった。

などと放言した。

野党の責任追及に対し安倍晋三は、

   言論は自由のわけでありますし、私は本人ではないわけでありますから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と誤魔化し、谷垣自民党幹事長は、

   発言はもっとクールに上品に。

と他人事。発言を否定しなかった。

百田尚樹は、安倍晋三たちの本音を引き出した功労者ともいえる。
百田尚樹の発言は自由である。安倍晋三が押し込んだNHK経営委員は既に辞任していて、現在は一小説家なのでね。
ただ、こういう暴言に染まり喝采する人も現れるので、カレの小説は売らず買わずに、日干しにせなあかん。

当初、他人事のように構えていた谷垣幹事長は世論の猛反発に気付き、懇話会代表を更迭し1年間の役職停止処分。3議員に厳重注意。
東京16区と福岡1区の選挙民は、この暴言をしっかり覚えておこう。
そして奢り昂ぶる大西・井上議員を次の選挙で落選させよう。

さぁ、自民党の腰巾着・公明党はどう出るか。

「いまは戦後ではなく戦前だ」とする瀬戸内寂聴説のとおりになってきた。
本当は安倍晋三が率いる自由でも民主でもない自民党を、叩き落とさなければアカン。
だが、野党連中がイマのザマではなぁ.....。

NHKは今回の事件を「自民党のマスコミ批判」と放送している。
「批判」ではなく「恫喝」か、控えめに言っても「圧力」だろうが。これも籾井効果だろう。

150629


こてこて雅叙園へ

2015-06-26 | 風に吹かれて

目黒の雅叙園へ行った。
自慢の百段階段で「神の手・ニッポン展」が開催されている。

展覧会は立体切り紙細工、ビーズ織り、ミニチュアハウス、昔風俗ジオラマほか。
だがこういうチマチマしたものには関心はない。
観たいものは百段階段だった。

百段階段と豪華絢爛な数々の宴会場は3~40年前に、一度見物している。
ただ、あの時はど肝を抜かれたが、連れがいたのでざっと見ただけ。
謎が残り、その後、謎は膨らんだままだった。

今回、百段階段を上り、全ての宴会場の贅を凝らした過剰な装飾群をじっくり眺めた。
説明看板をいちいち全部読み、長年の疑問は氷解した。

欲を言えば、雨戸を開け放した室内や、外部からも、建築群を観察したかった。

絢爛豪華な宴会場は、映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったそうだ。
あの映画は絵だけど、こちらは立体的な実物である。

日光東照宮並のこてこてな装飾は、悪趣味である。
しかしこれを超える建築群の建設は、金銭的にも技術的にも、既に不可能だろう。

それにしては雅叙園の維持管理はちょっと雑なようで、不安ですね。

展覧会「神の手・ニッポン展」は、ばばじじが押し掛け、大変な混雑。
昔懐かしいミニチュアハウスやジオラマに興奮していた。

こちらも超絶技巧を極めたの作品ではあるが、なんせ小さ過ぎ。
会場毎に展開する大スケールの絵画彫刻工芸品群に圧倒されて、いささか惨め。
ドサ回りの見世物みたいだった。
精巧極まりないミニチュアハウスに少し心ひかれたが、
まぁご苦労さん、でした。

巨大な結婚式場ビル(2社が株主総会開催中)雅叙園の内部も拝見した。
内装外構とも日本調を演出している。こちらもあまり趣味が良くないね。
成金趣味というか、外人客用スーベニール店風だ。
カネを掛けてることは充分認めます。

百段階段を上ったり下りたりし、更に雅叙園の結構を見て歩き、くたくたに草臥れた。

目黒駅から雅叙園に行く途中の行人坂は、わが買物難民団地の急坂より急である。
行きは前につんのめりそうで、帰りは心臓が喉から飛び出しそうだった。

雅叙園から目黒駅まで、耐え難い蒸し暑さになった。
街のどこかでゼイタクランチを、と予定していた。
けれども北口の松屋に倒れ込み、豚バラ肉生姜焼き定食590円也で満足。
冷水をコップに3杯も飲んだ。

真夏の東京は敵わない。
何処にも寄らず、冷房が効いた電車に乗り、一目散に飯能へ帰って来た。
飯能駅前は夕方の風が吹いていた。
ああ、夏はイナカがいいねぇ。


実は一か所だけ寄りました。行人坂途中の大圓寺です▲
このお寺、狭いけれど木立に包まれ、小さな石像が多く、楽しめる。

雅叙園内部は当然撮影禁止。雅叙園百段階段の写真集はこちらをどうぞ
始めの写真は百段階段の中でいちばん豪勢な「漁樵の間」です。

150626


山本五十六名言集

2015-06-25 | 拍手

この前、近頃の若者について、婉曲な表現でイヤミな記事を書いた。
これから先お世話になり、もしかしたら戦争に行っていただくかもしれないのに、失礼なことだった。お詫びします。
若者にもし足りないところがあれば、先輩として丁寧に教えて差し上げればいいのだ。


そこで若者の育成法について、誰か偉い人が言ったという名言があったことを思い出した。
確か「やってみて、やらせてみて、褒めてみて..........」だったように記憶していたので、「やってみて」で検索したら直ぐ見つかりました!

それは、旧長岡藩出身の山本五十六や河井継之助を郷土の偉人として尊敬している人がまとめた「山本五十六名言集」であります。
正しくは以下のとおりです。

  やってみせ 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば 人は動かじ

そうそう、そうだった。そして更にその続きがありました。

  話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず

  やっている 姿を感謝で見守って 信頼せずば 人は実らず

この名言集、スッキリとなかなか良くできていてためになる。
特に「実年者の態度」や「国が滅びる時」そして「覚悟」などは必読です。
ピーチクパーチク喋るのに忙しくて、そんなヒマはないだろうけど、特に戦争を知らない、若い安倍晋三クンには「覚悟」をね。
昭和の妖怪と言われた、
お祖父さんの言葉だけをなぞっていては、大日本帝国は滅びるよ。

ああ、今度はお祖父さんに憧れる若いオジサンに、嫌味を書いてしまった。
じじぃは僻みっぽくていけないね。カラ元気がいい若いヒトを見ると、ついイヤミを言ってしまう。反省してません。

記事が長くなるので、今日の記事では名言集の内容は割愛します。後で是非、お読みください。
挿絵は福田平八郎「鸚鵡」です。

150625


4選出馬

2015-06-24 | 床屋放談

上田埼玉県知事が4選を目指して立候補を表明した。
知事の任期を連続3期まで、と自らを縛った「多選自粛条例」を自ら破って、だ。

  市長会や県経営者協会などの団体から出馬要請を頂いている。
  県民の期待を裏切るわけにはいかない。
  政治信条を曲げるのは不名誉だが、それ以上に大切なことがある。

などと、上田知事は記者団に何度も繰り返したそうだ。
朝日新聞によると、一時は不出馬を検討し後継者にしたい民主党某議員と接触を重ねたが、民主党は某議員の1期目の転身に難色を示し、

  不出馬は4選を望む人たちへの裏切りとなる。

と猛烈な慰留を始めたそうだ。
いやはや呆れたものだね。だから民主党は屑なんだ。

不肖森生は上田知事の続投に反対する。
この知事が一昨年秋に開催した「育樹祭」では酷い目に遇わされた
それは私事だからさておき、わがまち日高市に関してはロクなことをしていない。余計なことばかりに県税を浪費している。

最近の余計なことは、巾着田に新たに建設した「魚道」である。近くに高い堰が無いのに、わざわざサカナがこの魚道を遡上するものか。
水中の魚を見たければ、高麗川本流に近付けば良いのだ。それにこのコンクリートの塊が、景観をまた台無しにした。

新しいどれみふぁ橋や、巾着田の中のビオトープについては既に書いているから、もう書くまい。
だが、既に一部完成している横手渓谷の遊歩道新設計画はまだ生きている。

県のHPでは、日高市横手渓谷から巾着田を経由し坂戸市まで、高麗川沿いに遊歩道を設けることになっている。
噂によると、遊歩道は「川沿い」だけではなく、「川底」にまで敷設するらしい。

重ねて書く。
上田知事の続投に反対、と。

続報・民主党埼玉県連は6月20日の常任幹事会で、上田氏を「友情支援」することにした由。

150624


ホリエモンの言い分

2015-06-23 | 拍手

瀬戸内寂聴さんが戻って来た。
大病の後なのに「死んでもいい」と安保法制反対のデモに参加し、気炎を上げた。

そこで、昨年9月に角川から出版された

   死ぬってどういうことですか?
       ~今を生きるための9の対論~

のお勧めです。

対論とあるように、瀬戸内寂聴さんとあのホリエモンこと堀江貴文さんの対論集で、いわゆる対談とは少し違う。
出版社から対談集を持ちかけられた時、寂聴さんは迷わずホリエモンを指名し、この本が出来上がった。
9の対論のテーマは原文のまま転記します。

   1.死ぬってどういうことですか? いつかは死ぬ。死ぬことを考えたら生きることが見えてくる

   2.こだわるな、手ばなせ! もっと認め合い許し合い譲って生きよう

   3.子育てってエンタテイメント 少子化問題は政策ではなく流行にして解決

   4.特別編1 長生きは歯のケアが基本

   5.生きてるだけでなんとかなるよ ろくに努力もしないで、絶望するな!

   6.今って不景気? 好景気? 働くこと、辞めること、やり直すこと

   7.特別編2 原子力発電をめぐって 「原発、この憂うべきもの」

   8.戦争、するの? しないの? もはや戦後ではない。戦前だ!?

   9.国家権力に気を付けよう 軍部より恐いもの、それは「検察

二人の対論は痛快だ。
年齢の差を感じさせず、息はぴったりで、例えば自殺する人に対して、

   堀 自殺する人は、生きる努力が足りないんです。

   寂 中には死んだほうがいい、と思う人もいるわね。

   堀 ダメですよ。お坊さんが言うことじゃないですよ。

第5章ではこんな風に語り合い爆笑もの。死にたい人は死ぬ前に、この本を読んで元気になっていただきたい。

その他の章でも
二人は大いに盛り上がり、概ね同じ方向を向いているが、7・8章の原発と戦争に就いてでは、二人は対立している。
不肖・森生は、原発についてはホリエモンの言い分になるほどと納得し、戦争については寂聴さんの肩を持ちたい。

破天荒な二人を嫌う人も多いだろう。
しかし、ホリエモンは悪口雑言にすっかり慣れて平気の由。寂聴さんはネットなんか見ないから、気にならないそうだ。

寂聴さんもホリエモンも、ズバズバと思い切った発言をしているが、言い分は良く分かる。
寂聴さんの言動は度々報道されるけど、ホリエモンはとかく無視される。だがニッポンにとっては貴重な存在である。
ご本人が言うように、マスコミはホリエモンの片言隻句を、悪意を以て報道しないでもらいたいですね

この本を読み、だんだんホリエモンが好きになってきた。

     

     ホリエモンは、祇園が不景気なのはマーケティングに決定的に失敗したため、と言っている。
     対談の後、二人はその祇園に繰り出したのだった。

     150623


1日4食

2015-06-22 | 林住期

 

天気が悪いと、体重が増える。
大風が吹いて桶屋が儲かるよりも、確実なことである。

体重が増えると身体が重く、動くのが億劫になり、また体重が増える。
そしてブザマなパンツ(ズボンのことですよ)を買わなくてはならない。

俳優・榎木孝明さん。
59歳(身長180cm、体重80kg)は、30日間、水と飴を口にするだけだった。

結果、体重が71kgに減り、見た目には大分痩せたが体調は上々。
朝の民放TV各局で話題になっていた。

映画に病人役で出演したわけでもないのに、よくぞ頑張った。
蔭に支援者がいたようだが偉いことだね。

森生77歳。身長は1cm縮み169。体重は毎日変化し凡そ69から70kg台。
両足に重い負担を感じる今日この頃。
血圧が高く、年中、カラダのあちこちが不平不満を漏らしている。

1日1食という健康法がある。

この健康法を実践して12年目になる女子高の教頭先生がおられる
教頭先生の場合も体調上々、頭スッキリ、
食費と食事時間の節約になったそうで、真似したいところだが.......。

   
梅雨空が続き、家に閉じ篭っている。今夜の体重は71kg台に達してしまうだろう。
1日1食は無理だが、せめて朝昼晩の分量だけでも減らしたい。
朝食はパンとキャベツサラダにしたら、昼飯はいつもより早い12時前に。
昼食は素麺1束に小さい冷奴のみ。

結果、とても夕飯まで空腹をガマンできない。
イライラするよりはと、煎餅やらココアやら胡桃などを補給。
1日1食どころか、4食ということになった。

その後、夕食で水分を徹底的に控えた結果、就寝前の体重は79.9kgでした。ほっ。

榎木さんの不食を支援したのは業者ではないか、と考えてますが......。
つまり榎木さんは、その業者の広告塔というわけ。
教頭先生の方が信用できますね。

150622


18歳になるあなたへ

2015-06-19 | 床屋放談

選挙権年齢が20歳以上から18歳以上に引き下げられた。
結構なことです。身体は既に一人前以上。子供扱いはやめて、成人を「18歳以上」にし、権利と義務と責任を持たせたらいい。

朝日新聞の朝刊1面に「18歳になるあなたへ」という一文が載っていた。
書いた人は政治部与党担当キャップで、42歳の土佐茂生さん。

   
如何ですか? 歯が浮き、背中がむずむずして来ませんか?
最後に、

  制服やジャージ姿のみなさんが、投票所で一票を投じている。
  そんな光景を見ることができる来年がたまらなく待ち遠しい。

なぁんちゃって、気恥ずかしいですねぇ。

    

天気が悪かったので、話題の安保法制について考えることにした。
考える前に、先ず安保法制について詳しく知らなければならない。
といっても、手元にある資料は安倍晋三の天敵・朝日新聞の、庭掃除が忙しくって読めなかった古いやつだけ。

........ いくら読んでもよく分からない。朝日は朝日なりに工夫をしているようだが、じじぃのアタマは受け付けないのね
分からない中では、6月13日夕刊「ニュースのおさらいジュニア向け・自衛隊の役割が増えるの?」が比較的分かり易かった。
それでも実はよく分からず、とうとう眠くなり、安保法制について考えるどころじゃなくなった。

このモンダイは、付合い難いお隣さんの中華人民帝国の振舞いを考えると、一層分からなくなる。

で、朦朧としたアタマがふと考えついたことは.......。

    じじぃは、もう戦争には駆り出されまい。それに、ニッポンは「あなた」のものだ。
    戦争になったら一番に駆り出されることになる「あなた」に、判断は任せよう。

    でも「あなた」、ほんとに「大丈夫」かぇ?

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150619


図書館で

2015-06-18 | あらら!

酷寒の頃は暖房代節約のために、時々通った図書館です。この7月8月は避暑に出かけよう。
その図書館入口。まるで屋外写真展が始まるようだ▲

あらら、軒下に敷き詰めた丸い石を、持ち去る人がいるんですね▼
近くに飯能川原があるのにね。困ったものだ。

150618


ジェネリック薬品の謎

2015-06-17 | 重箱の隅

薬剤師が勧めるのでジェネリック薬を使っている。
効き目が同じなら、どうせ薬のブランドなんか知らないんだから、安い方がいいんじゃないか、と。

ただ血圧を下げる薬などは、飲んでも飲み忘れても、血圧は勝手に上下しているようだ。
耳鼻科の薬などは、ジェネリック薬品がなく、いわゆる先発薬品にしているが、後鼻漏改善効果も、嗅覚回復効果もない。

後発(ジェネリック)薬品が先発薬品より安価になる理由も、厚労省が後発薬品を勧める訳も、分かってるつもりだ。
しかし、どうも分からないことが2点ある。

1.何故、先発薬品を値下げしないのか。
  特許期間中は、その薬の開発費を売価に乗せるのは当たり前。
  特許が切れたら後発薬品との競争になるのは明らか。開発費が既に償却済みなら、後発薬品並の価格に何故しないのか?

2.薬局は、何故後発薬品を積極的に推奨するのか。
  いくら政府の指導であっても、売価が安ければ利益高も低くなり、薬局経営には損になるはず。
  政府の指導なんか無視すればいい。そういう例はいくらでもあると思うよ。

細かく書けば、疑問はいくらでもあるが、ジェネリック(後発)薬品に関するギモンはとりあえず以上の2点です。
あ、それから、ジェネリック薬品をCMしている黒柳徹子女史の滑舌がどうも宜しくないようです。
最近、入歯にしたのでしょうか? 歯医者選びは慎重にね。

それともやっぱり、加齢に薬は効かないのでしょうかね。

    

    薬の写真は、御鳴楽の悪臭をチョコレートの芳香に変える薬の写真です。お試しになるならこちらをどうぞ

     150617


後手後手

2015-06-16 | 高麗便り

蒸し暑い。
こういう日は何もする気になりませんな。なんにもせず、ただ扇風機の風に全身をさらし、ごろごろしていたい。
しかし扇風機はまだ納戸の中。引っ張り出すのが面倒だ。
とりあえずは古団扇で、ばたばたと生暖かい風を起こすのが精一杯の暑さ対策。

蒸し暑いといってもまだ30度前。
簾の取り付けや、扇風機の組み立てなどをイマ済ませておけば、この先、老後の毎日が大分ラクになるけれど.......。

150616


梯子を上るバレリーナ

2015-06-15 | 拍手

心配された雨は降らなかった。
先輩宅での宴は、近くの渓流で今朝釣ったばかりの鮎の塩焼きが供されて、無事お開きに。

後片付けが始まった。

仮設の椅子や食卓を外し、ベランダ下に収納。
酒瓶・空缶・紙カップ・割り箸などをごみ袋に分類。
庭を掃く。

ここまでは一斉に、テキパキと進んだが、最後に残ったのは雨よけのために、庭に張り渡したブルーシートである。
物干し竿やブロック塀に固定した紐は簡単に外せたが、家の庇の落雪防止金具に括り付けた紐が外せない。

  若い人、もしくは若いつもりのお爺さんはいませんかぁ~

と幹事君が声を掛けても、老若爺さんは顔を見合わせシ~ン。

  わたしがやりますっ

と名乗り出たのは、某氏が連れて来たか、代理で来たかした若い娘さん。
今回初参加ということで、バレリーナという紹介だった。

ボトムは黒いタイツ。トップは黒いブルゾンというのかな? あるいはパーカーとでもいうのかな? 要するに裾がひらひらした上っ張りだ。
そういう姿でひらりと梯子段を上り始めた。

ガリガリでもなく、当然デブでもなく、均整がとれた美しい肢体に、魅力的な笑顔が載っていた。

近くにいた老若じじぃたちは、無邪気な笑顔(本当だよ)で梯子を支えた。

娘さんの雄姿は、山峡のまちに現れたジャンヌ・ダルクである。
4カ所の紐を見事に解いて外して、梯子から降り立ったバレリーナに感嘆と称賛の拍手が起きた。
と同時に、われらじじばばの時代は終わったことを感じた。

150615


じぃさんが厨房に入ると

2015-06-12 | 知ったかぶり

現在、毎日な~んにもすることが無かったり、もしかするとかぁさんに先立たれることが心配で、料理を覚えたいおじじは多いと思う。
しかしこれが、かぁさんの評判が悪いんですね。

   あ、申し遅れましたが、かぁさんとはじぃさんの連れ合い、つまりツマ、すなわちご同輩の隣にいるおばばのことですよ。

ベターホーム協会は「夫の昼ご飯」の調査で、「夫に料理をして欲しいか」と質問した。
すると、何と4割弱が「思わない」と答えたそうだ。

その理由がタイヘンだ。
ご同輩は、よく読んで、よ~く噛みしめて、味わって下さいね。

   1.厨房が汚れるから..........................81%

   2.うまくつくれないから......................78%

   3.材料費が高くつくから....................68%

   4.料理はツマの役目でオットがやらなくてもよい.......51%

   5.料理をしたことを威張るから.......22%

そのほか、

   6.厨房はツマの城だから

と考えているかぁさんも多いとか。同協会企画広報課の松田佳子さんは、

   ツマは厨房を夫に開放する勇気を持ってほしい。

と話す一方、

   ツマの長年の仕事に敬意を払うことを忘れずに。

だとさ。.......そうでしょう、そうでしょう。森生は何も付け足しませんからね。

この記事は、6月1日付朝日新聞朝刊「さぁ男性もキッチンへ」を参考にしました。

150612


梅雨で中休み

2015-06-11 | 庭いじり

4月はじめから、天気が良ければ、延々と花木の剪定や枝透かしをしている。
庭に積もった大量の枯葉の掃除と、続々と目を出す鞍馬羊歯の毟り取りも一緒にしていて、もうキリがない。

梅雨入りしたと思われた梅雨も、梅雨入り翌日には晴天となり、雨が降らない。
切株じぃさんのように、外へ連れ出してくれる親切な人が来れば、ホイホイ出かけるところだが、
人徳もお金も無いへそ曲りじじぃを構ってくれる人は、そうそういない。

だから延々と庭仕事が続き、いささかうんざりしている。
新聞TVは見ず、買い物も、部屋の片付けもせず、従ってブログネタも枯渇した。

玄関脇の椿が大きくなり、通り抜けの邪魔をする。
生垣は、また勝手に伸び始めた。

これらを剪定し、枝透かしもしなくちゃ、と思うが思うだけ。そろそろ中休みが必要だ。

雨よ降れ。

150611


高く険しい金勝山

2015-06-10 | 風に吹かれて

勝呂で勧められた「元気プラザ」の正式名称は「埼玉県立小川げんきプラザ」である。
施設の中身は学童キャンプ場と、金勝山の隣の山の頂上に建てたプラネタリウムを付き学童研修宿泊施設だ。
それならそういえばいいのに、「げんき」も「プラザ」もお
役人的発想のヤな名前ですな

閑話休題(あだしごとはさておき)。

この山には、前期高齢者の始めの頃、何度も徒歩で登っている。
東武竹沢駅から山道をえっちらおっちら登ったり、元気プラザ麓の駐車場から急な舗装道路を延々と歩かされ、やっとこさ本館に到達したものだ。
季節はいつも晩秋か初冬だった。

それが今回は切株じぃさんという運転手が付いた軽自動車で、本館手前まで車で行けるようになった。
ただ、木々が生い茂っ
た夏なので、残念ながら眺望は限られていた。

本館展望台からは関東平野の北側が望める。
日光連山や赤城が見えると聞いていたが、強い北風のため埃が立っているのか、はっきりとは見えなかった。

折角ここまで来て金勝山に登らないのは勿体ない。金勝山の頂上からは南側の山並みがぐぐーんと開けているはずだ。
それに、軽自動車の中で固まってしまった身体を解すのには、ちょうどいい近さのはずだ。
切株さんも賛成し、直ちに行動開始。

..........したのはよかったが、先ずは急な坂道をおっかなびっくり下り、それから胸を突く坂道を喘ぎながら登り、もぅへとへと。
金勝山は15年前より、高く険しく遠くなっていた。山が成長したのかな?

山中には小学生たちが散開しており、元気溌剌。危なっかしくて見ていられない。
しかし引率のお父さん先生は、急坂の途中で息も絶え絶えで、監督どころじゃない。先生とは、辛い職業だねぇ。

また本館に戻り、「開催中」とある「環境ポスター展」を探したが見当たらない。
通りかかった職員に尋ねたら、な~んだ。壁に貼った学童たちのクレヨン画が環境ポスター展だった。

でも声は掛けるものですね。この職員氏、非常に親切だった。
2爺に松葉ボタンの苗と、コンポストで熟成した堆肥を1袋ずつ下さった。
ここには食堂もお土産売り場も、何にもないけれど、いいお土産を頂きました。

ありがとね、「げんきプラザ」はいいとこだ。

いちばん上の写真は、金勝山頂上から南側の小川町が見えました。
北側はホンダ寄居工場が前景に広がってるので割愛しまsた。

150610