汚れた心を清めるのも、草臥れた身体を癒すのも、沈んだ気分を晴らすのも音楽だ。
というわけで、ここ数日、ショパンのピアノ協奏曲第1番と第2番を聴いている。ショパンは音楽療法に最適です。
だが問題は、ショパン先生、前・間奏(というのかな?)が長くて、なかなかサワリを聞かせてくれないんですね。イライラしてくる。
LPレコードの頃は、大体この辺と狙いを付けて、針をそっと下ろすとサワリを直ぐに聴けた。
CDは便利になったようだけど、そういう芸当ができない。
40年も使いこんだ我が家のパイオニア製ステレオセットにもガタがきた。
何番トラックっていうんですか?、それをリモコンでも、手動でも、指定できなくなっております。
聴きたくもない第一楽章から聴き始め、やっとサワリに到着するのである。
しょうがない。音質は悪いし「パフォーマンスが低下してます」なんていう余計な警告が出るけれど、youtubeで聴くことにした。
.....ら、何故かラフマニノフのピアノ協奏曲を演奏する辻井伸行君が現れた。
ふむふむ、なかなかいいですな。伸行君は多勢のオーケストラを向こうにまわし、大奮闘しているので雄大な気分になれる。
ウクライナを併呑しようとしているプーチン氏も、大ロシアを夢見て、毎晩ラフマニノフを聴いているんだろう。
ラフマニノフは草臥れたカラダと鬱陶しい気分を持ち上げてくれました。では......
なお、心安らぐショパンのピアノ協奏曲はこちらです。長~くなりますが.........。
第1番(エフゲニイ・キーシン演奏 ズービン・メータ指揮)
第2番(アルトゥール・ルビンシュタイン演奏 アンドレ・プレヴィン指揮)
150227