林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

歩く眼鏡

2021-03-15 | お節介

老眼鏡は歩きますよね。
持ってる人は、誰もが経験しているはずです。
ところが、普通の眼鏡も歩くことがあります。

春の日差しが気持ちいいので、近所の小道を歩いていました。
片側の土手を、ふと見上げると、木の根本にごみ袋が転がっている。
団地の住民の仕業です。団地の住民は、服装はいいけれどマナーが悪い。

放っておくと見習う住民が必ず現れるので、拾って片付けなくてはなりません。
急な傾斜を灌木に掴まりながら登り始めると。

目の前のウグイスカグラの株の枝先が、じじぃの顔面をひと払い。
あらら、眼鏡が外れてしまいました。

慌てて足元を探しても、見つかりません。
シャガを引き抜き、枯れ枝や落葉を掻き分けても、見つからない。
捜索範囲を半径2mに広げても、見つかりません。

土手を上り、上から見下ろしたり、土手を下り、下から見上げても見つかりません。

失せ物を探す時は、冷静になる必要がありますよね。
一旦休憩するため、傾斜を慎重に下り始めたら、キラリと光るものがある。
よく見ると、雑草と枯葉に埋もれかけた眼鏡でした。

失くしたところから5mも下だ。

眼鏡は遠近の区別なく、歩くようですね。
空中を飛んだのかもしれません。

  

  ごみ袋は、通りかかったお隣りのご主人が、回収してくれました。

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側溝の吸殻

2021-02-26 | お節介

二か月ぶりに、側溝を掃除しました。
枯葉がギッシリ詰まっていて、僅か3mの長さを1時間もかけて。

きょうも寒くて、身体をいくら動かしても、一向に暖かくならなかった。
風が強く、寄せ集めた枯葉は、吹き散らされてしまう。
まだ5~6m残っていたけど、切り上げました。

側溝の掃除なんか、しなくてもいいんだけれど、つい始めてしまいます。
ヒマなお爺さんは、掃除で身体を動かすのも、たまにはいいと思うよ。

毎度の事ですが、落葉の中にタバコの吸い殻が何本も混じっていた。
通りすがりの不届き者が、ポイ捨てしたものだ。

側溝の傍には枯れた草むらがあり、その先は雑木林だ。
もしも着火したら、山火事が延焼中の、足利や青梅の二の舞になりかねません。

喫煙者の多くは常識が無い。平気で吸い殻をポイ捨てしますな。
現行犯を見つけたら、どやし付けるつもりです。
相手がへなちょこ野郎ならば、だけどね。

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作品展

2020-09-04 | お節介

じじいの友だちのじぃさんは、本職も裸足で逃げだす腕前の木工作家です。

少年の頃からこの道一筋だったら、当然かもしれません。
しかしこのおじぃさんは、定年退職後、好きで始めた木工職人だ。
ここまで到達する腕があったんだから、初めからそうすりゃよかった感がある。

ま、それは森生も同じ(だったかも)。
第一志望は庭師、第二志望は大工、あわよくば建築家だった。
そっちに進んでいれば、小御所くらいに出世し、老後は左団扇でパタパタしていたかもね。

あの頃は、三者面談なんていう親切なものは無かったのよ。

ま、再三のぼやきはさて置き、じぃさんは仲間たちと作品展を開催中とか。
場所は、坂戸市の住宅街にある個人宅の小さな展示場だ。

  坂戸市堀込102-24 にっさい団地そば さつき霊園隣り
  手作り工芸「椿」電話049-284-8190
  会期は9月12日(土)まで 日月休み 数台なら駐車可能

  

でもなぁ。
じぃさんから話は聞いたけど、9月になっても殺人的なこの熱さ。
巨大台風前の整理整頓も必要だし。

それに軽とはいえ、はじめての住宅街を運転するのは危なっかしii。
だから見に行けないけれど、折角の機会だ、本当は行きたい。

  

  そこで埼玉県西部、坂戸市周辺にお住まいの方々に、お願いがあります。
  展示会をご覧になり、ご感想をお伝えくださいませ。
  靴ベラや小物家具の在庫一掃処分もあるよ。

  写真はイメージです。

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お勧めブログ

2018-06-15 | お節介

雨が降っている。

一日に記事を2本出しても、ブログのランキングが上がるわけじゃない。

林住記の毎日更新に草臥れたので、今日は、他人さまのふんどしをお借りします。

先ず、安倍昭恵さんと親しい、女子高の教頭先生のブログです。
話題は豊富。毎日、勉強になりますよ。

例えば、シンガポールでの「歴史的会見」。
これをプロレスに例えて論じる「なるほどなぁ」な記事です。

下をポチッと押してみて下さい。

  不二草紙 本日のおススメ

次に、大阪で活躍する天上天下唯我独身、植木職人氏。
生きが良くトホホな日常です。

例えばこれなんか可笑しくて、じじぃはお昼のおにぎりをプッと吹き出しました。
下をポチット押して下さい。

  必殺植木職人

最後はライバルおばぁさまです。
森生は男を卒業したおじぃなので、こういう可愛いおばぁさまになりたい、と思う。

あ、こちらからお借りするのはパンティか。

下をポチッと押して下みてさい。

  モーばあちゃんの自由帳

  そういうわけで、明日からはばかりながら2連休します。
  慢性疲労、とれるかなぁ。

  

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班長会議

2017-05-17 | お節介

これで2回目になる班長会議が開かれた。

議長は班長を束ねる地区長が務めるはずだが、何故かご本人は欠席。
夫人が一生懸命だがたどたどしく代行。

われわれ班長席には、どういうわけか、見慣れたポンポコじぃさんがいた。
じぃさんは本部役員という肩書だった。

地区長夫人は、4月始めの回覧アンケートで集めた困り事への自治会回答を朗読。
防災放送・街路樹・街灯・歩行喫煙など、相も変わらぬ永遠の困りごと。
自治会の対応は、いずれも「検討中」だった。

比較的若い班長から、興味深い提案があった。

  自分の班は会員が僅か5軒のため、5年毎に班長をやらなければならない。
  多い所は20軒もあり、不公平だ。
  高齢者世帯にとって自治会は負担が多いので、退会するお宅が増えそうだ。
  自治会本部は、班編成を見直してほしい。

これに対し、ポンポコじいさんが、自治会本部として回答。

  班の編成変えは難しい問題だから、現場で話し合って結論を出して下さい。
  自治会本部はその結論を受け入れます。

じぃさんは13年間も本部役員をやってるのに、団地の高齢化は眼中にないらしい。
また、高齢者は班長を免除される規則があるそうだが、高齢者は何歳からかを知らなかった。

森生はもうすぐ80歳なので、間違いなく高齢者だろう。
しかし既に会議が3回、回覧3回、大掃除1回を務めた。
れは4月始めから5月半ばまでの、班長としての負担である。

困りごとに関し、ぽんぽこじぃさんは困り事に関して、びっくりな話をした。

わが日高市は市内の各自治会からの請願や提案を、年間3件に制限している。
わが坂の上買物難民団地は2200世帯あり、市内最大規模だ。
農村地区には20数世帯の自治会もあるとか。

  2200軒で3件 20数軒でも3件!!

これは、衆参院選挙における一票の格差以上の不公平だが、10数年前から改めない。
市役所は団地住民を余所者として敬遠し、差別している感じがする。

しかしポンポコじぃさんは、

  キマリはキマリだから仕方がない。

とケロリ。

あ~あ、
すっかり馬鹿馬鹿しくなったよ。ふぅ。

写真は歩道の舗装を壊し、駐車場に侵入した街路樹(ニセアカシア)のひこ生え。
そして増えている空き家の庭先です。
なお森生は自治会費以外の寄付金の類は、
一切出さないつもりです。

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盆栽教室で桜になった

2017-05-11 | お節介

自治会が主催する老人サロン。5月は盆栽教室だ。

講師は住民の若いおじぃさん。生徒は僅か4人だったようだ。
団地で有名な90歳近いお婆さんがいた。

参加者が少なくては講師に失礼になる。
文化厚生部部長と副部長、事務局員、森生などお茶汲み爺が、桜として加わった。
森生以外は全くの盆栽初心者だった。

講師による小品雑木盆栽の仕立て方は、巧みで分かり易かった。
苗木に針金を絡ませて模様を付ける技術は、森生にもなるほどもの。
初心者たちは実技指導を結構楽しんでいた。

しかし、皐月盆栽を庭に移植したばかりの森生には、猫に小判の講義だ。

   

お茶汲み爺としての出番はなかった。
今回から、湯沸しや茶わん洗いの手間を省くために、ペットボトル茶にしたのである。
だから仕事は、折畳机と椅子若干数を倉庫から出し入れし、雨で移動し、桜になるだけ。

このあと、包括支援センターとかのお姐さんが、ロコモティブ体操を指導してくれる。
生徒のおじじたち2人は、ここで帰ってしまった。

森生も誘われたが、おばばに囲まれてやるロコモ体操ほど、きまりが悪いものはない。
結局、定刻前に自治会館を後に。

お土産のペットボトルを飲むには寒く、なんだか拍子抜けした一日だった。

文化厚生部長は、自作時事川柳100句集を、前月のように下さいました。
まだ読んでないけど、有難うございました。

170511


たそがれ

2016-09-27 | お節介

病院で島さんに逢った。およそ1年ぶりである。
島さんは隣の団地の、公園ボランティアの大ベテランで、確か森生と同い年のはずだ。
定期健康診査を受けに来た島さんは、元気だそうだが急に老けたようだった。

森生はまだ、この公園ボランティアの永年会員だ。
しかし昨年、山道で足を踏み外してでんぐり返ってから、すっかり消極的になり、作業をサボっている。

親しくしてくれた人々の近況を、島さんに尋ねた。

前会長夫妻は、このところずっと不参加。

月例作業ほか毎週作業にも参加していた飲み助氏は、前立腺癌を患っているのに、まだ頑張っている。
名栗村から来ていた名前が思い出せない某氏は、糖尿が進行し失明寸前とか。

新規に加入する若いじじばばがおらず、数年前までは盛んだった会も、たそがれ状態だそうだ。
その他いい話はあまりなく、散々な有様である。

森生もここ数年、何もかもが下り坂。炎暑酷寒雨模様にめげていた。
涼しくなったらと思っていたら、生憎の打撲傷。毎日とほほな状態である。
まぁ、年貢の納め時なのだろう。

そういうわけで、来年は作業会員を卒業し、賛助会員になるつもり、と島さんに伝えた。
島さんは同意してくれた。

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終わらない草刈

2015-12-03 | お節介

寒い日、おじぃさんは近所の土手で草を刈る。身体が温まってきて少し汗ばみ、気持ちがいい。

この辺りは竜の髭や黒蘭がいい具合に広がってきたので、そのままにしておいた。
しかし、赤芽柏や空木・野茨など、藪になり易い灌木をは根元から切り取り、矢鱈に増える、実を付けない南天は、罰として伐採。

数年前、移植した射干は爆発的に勢力を拡げ始めたので、可哀想だが根こそぎ引き抜いた。
また、ペットボトルが株の中にごろごろと捨ててあるので、龍の髭と黒蘭も、結局、刈り取ることにした。

日陰に赤いものがあった。
慎重に周りの竜の髭を刈り取ってみると、紅葉の若木だった。こんな日陰でこれだけ鮮やかな紅葉になるとは、筋がいい紅葉である。
大切に育てるために、目印の添え木をしておいたので、散歩の土産に引き抜かないで下さいね。





作業は日に3時間。斜面なので、相当危なっかしく、作業できる広さはおよそ10坪か。
あと半分程度作業が残っているのに、この冬は天候に恵まれませんね。

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草を刈る

2015-11-06 | お節介

雨の日とその翌日を除き、出かけない日は土手の草刈をしている。
斜面で踏ん張りながら、剪定鋏でザクザクと藪を刈り払うのは、かなり3Kな作業である。

それでも寒くなってからの草刈は、藪蚊や蛇や蜂がいないから安心だ。
3時過ぎになると顔面を煩く飛び回るブヨも、袖口や襟首から侵入
する勢いはなくなった。

延べにして今日で6日目、ようやく終わりが見えて来た。
日射しが入るようになった土手は、以前より広く見える。
しかしあと少し、勝手に生えて来た要らない雑木を伐採しなければ。

作業は嫌ではない。むしろ楽しいくらいだ。

でも、夜はげっそり草臥れていて、背中が曲がり手指は強張り、ブログの更新が辛い。
だから今日はここまで。明々後日まで、林住記は休みますね。

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大手術

2014-03-19 | お節介

この前の大雪は、広葉常緑樹である椿に、大きな被害をもたらした。

こんもり茂った枝葉に積もった重い雪の重みで、1本が根こそぎ倒れ、1本がポッキリ折れ、3本が大きく傾いてしまった。
平地なら何とか助け起こせるが、足場が悪い斜面に植えたので、一人ではどうにもならない。
15年前に、挿し木鉢から地植えにし、あえて枝透かしをしなかったのがいけなかった。

 

見事に育った枝先にはたくさんの蕾が付き、いくつかは咲き始めていたけれど、涙を呑んで枝葉を伐り落とした。
棒杭のようになった椿たちは、残念ながら2~3年は惨めな姿を晒すだろう。
枯れずに生き続けさせるためには、やむを得ない大手術だった。

大手術後、一日過ぎた切り口からは樹液が流れ出し、痛くて泣いているようだ。

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忘年会の猪

2013-12-19 | お節介

隣の団地にある公園の、里山を守る会の忘年会に出席した。

この1年間、たった1回しか作業に参加していない。
キマリが悪く、欠席するつもりだった。

しかし代表さんから電話で「そんなこと気にせずに」と励ましてくれ、会場へ。

自治会館で開催された忘年会の参加人数は、最盛期の半分である。
あの人もこの人も草臥れたのか、何人もの常連が欠席しているのだった。

だが出席した人は猪のように鼻息が荒く、酒がまわるにつれ声がでかくなった。
有益な話、切ない話、可笑しい話、色々あったけど、ナイショにしておきます。

で、お姐さん会員が腕を振るったおでんを食いながら、聞いた猪のこと。
これなら公開しても差し支えないでしょう。

  最近、団地内で猪を見かけなくなった代わりに、日没早朝に鹿と出くわす。

これも危ない話ですよね。気を付けよう。

あ、そうそう、大事なことを忘れてた。

今のままでは会は先細りになる。
そのため来春には新規会員募集の大キャンペーンを展開します。
乞う、ご注目、ご加入。

森生は自信がないけれど、来年度もまだ会員でいたい。
とりあえず小さな声ですが.........。

  来年は がんばりまーす 



国営森林公園では、ボランティア継続手続きをする際「制服貸与申請書」が必要になった。
見たこともない所長が、作業帽子を「貸与」して下さるんだとさ。

運営管理が西武に代わり、活動が極めて低調になった。
西武はボランティアを「イベントの無給スタッフ」と考えているようだ。

こちらは今年限りで、おさらばすることにした。

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落葉掃き

2013-12-18 | お節介

雪が降り、積るかもしれないという予報が出た。あてにはならないが気にはなる。
家の中で寒さに震えているよりは、降り積った枯葉が濡れないうちに掃除しようという気になった。

結構いい運動になり、だんだん汗ばんできた。

それでも落葉はひっきりなしに落ちてくる。
掃いても掃いても落ちてくる。

頬を刺す北風が強く吹いてきた。
わが猫額亭は、落葉の吹き溜まりだ。

なんとかしてくれー。

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ツトメを果たす

2013-06-04 | お節介

というわけで、会員としてのツトメを果たしに丘の上公園に行った。

一年ぶりの作業参加は、相当きまりが悪い。
でも会長さん他ご同輩諸氏は、森生の顔を忘れないでいてくれた。ほっ。

先ずは日照りで干上がった水路の浚渫作業である。
蛍が飛ぶ水路に水は無く、堆積した土砂を掘り上げるのだ。
磨り減った椎間板を労わり合いながら、エンヤコラ、自分の健康のために汗を流した。

次の作業は、急傾斜地に植えた躑躅の刈り込みである。
礫混じりの足元はズルズル崩れる。
徒長した躑躅の小枝を掴みながら、庭師というより軽業師だ。

作業は丁度12時に終了。ナマクラになったカラダには辛い作業だった。
だけど前会長さんが差し入れてくれたプリンを2個も食べた。
作業中は曇っていて、涼しかったので助かった。

 

この日の収穫は、現会長が森生のパソコンを往診してくれることになったこと。
ついでに図々しく、あれもこれも教えてもらおう。

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作業を終えて

2013-05-31 | お節介

まだ寒かった3月から、一人で勝手に続けていた雑木山の片付け作業は、連休明けでお終いにした。
夕方になるとブヨの猛攻に遭うし、藪からは蛇やマダニや毒虫が出てくるかもしれないからね。

痣や引っ掻き傷が絶えないが、作業は単純である。
切り倒し、まだ生きている潅木の上に放り出してあった木々を解体し棒状にして等高線に沿って積み上げるだけだ。

2ヶ月と少しで、木々がごちゃごちゃに絡まって荒れ果てていた雑木林が、一応見られるようになった。
まだ手付かずの林の奥の方は既に葉が茂り、山道からは惨状が見えない。

何人かの団塊じじぃたちが派手に伐採作業をしていたが、森生が作業を始めてからは誰も現場に来なかった。
彼らにやんわりだけど意見をしたのが、どうも敬遠されたようだ。

この先、冬になれば木の葉が落ち、草が枯れ、やり残した作業がし易くなる。
その時には伐採と片付けに役割を分担し、団塊じじぃたちと一緒に作業をしたいものだ。

 

日没になり山を下りるとき、雑木林と周囲の山々が夕日に輝いた。わが町も捨てたもんじゃない。
この夕暮れの美観は、春先からの片付け作業のご褒美だと思った。

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雨あめ降れふれ

2013-05-28 | お節介

今日は禿山に萩の苗を移植した。
白山吹も、赤い実がなるびっくりぐみの苗も移植した。

ほととぎすも、角虎の尾も移植した。

明日は時々雨が降り、そろそろ梅雨入り、という気象予報士を信用して移植した。

禿山まで水を運ぶわけにはゆかない。今までのように雨が降らないと過去一年間の準備作業が無駄になる。
雨が降るというので、4月始めに移植した碇草は高温と雨不足でちりちりに、吉祥草や雪ノ下は萎びてる。

また外れたら、逆さてるてる坊主にしてやるからな。

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