安倍晋三首相が真珠湾を訪問し、慰霊の演説をした。不戦・和解・寛容。まぁいい出来だった。
こういう場面に、蓮舫や野田泥鰌を想像できない。役者として2~3枚は上かも。
と、これで終わればめでたしめでたしだった。
しかし早くも翌日、稲田朋美防衛大臣の靖国神社参拝である。
防衛大臣の言い分も、中韓両国の反発も、毎度お馴染みの展開になった。
稲田防衛大臣の先走った行動は、安倍首相による内々の指示のはず。そう考えるのが自然だ。
本当は自分がいちばんはじめに靖国神社に馳せ参じ、ドヤ顔をしたかったが、それにはいろいろ差し障りがある。
そこで真珠湾に同行させた稲田防衛大臣に、代参を指示したというわけ。未来志向が聞いて呆れる。
祖国のために命を捨てた英霊に尊崇の誠を捧げたい。
どの国にも理解して頂けるものと考えている。
とひよっこ大臣は安倍さんそっくりの発言だったが、相変わらず中韓には「理解して頂けなかった」のである。
安倍首相はその場に合わせての美辞麗句が巧みだ。
それに、このひとの日本語に対する理解は曖昧である。例えば「平和=戦争」となるように。
平和を実現するためには、今こそ戦争が必要なんです。わがニッポンは国際貢献をしなければなりません。
......これが総理大臣としての新しい判断である、とかように考えているわけであります。
などと新年早々、トランプに煽られて言い出さないように、じじぃは祈っている。
新聞TVは完全に年末年始体制である。
今朝の朝日新聞は、SMAP解散を惜しむ全15段ぶち抜きの意見広告を、まるまる8頁も掲載した。
あれっ! 靖国問題は朝日の専売じゃなかったの?
まぁいいや。どうせじじぃは蚊帳の外。明日は明日の風が吹く。
161230