「かみつく二人」はFMラジオ連続番組の単行本化第3弾です。
第1弾は「むかつく二人」、第2弾が「いらつく二人」だった。
出演は贔屓にしている清水ミチコさんと才人三谷幸喜センセである。
装丁は、大好きな和田誠さんが担当し、ご覧のとおりちょっと間が抜けている。
しかしこの空間に橙色の腰巻が付き紹介文がある、という和田さん一流の趣向で、巧いなあ、と思います。
この腰巻に偽りはないので、そのまま転記しちゃいましょう。
かめばかむほど、味が出る!?
すべらない英語ジョークから、もんじゃの焼き方、猫の探し方まで。
「一寸法師」好きの脚本家と、「スッポン」好きのタレントの、
笑えるだけでなく役に立つ! 抱腹絶倒、会話のバトル。
NHKでは出演者たちの意見や感想が異なることはゼッタイナイく尻がムズムズするが、この二人は貶し合い、揶揄し合い、顰蹙し合い、とぼけ合い、挑発し合う。
飛躍や間合いの可笑しさは、本を読むしかありません。
小沢昭一さんの「小沢昭一の小沢昭一的こころ」も面白く、文庫本化もされているけれど、放送に較べイマイチで残念。
二人は本にしてもこんなに可笑しく、ラジオを聴きたいのだが、FM電波が届かない鄙に棲んでいるのが悲しいです。
「ついでの話」
清水ミチコさんのブログ「4325.blog 」も面白いのでお勧めします。
何故4325なのかは6月24日記事をご覧下さいね。
「むかつく二人」は、「いらつく二人」はに過去よいしょ済みです。
蜂は裏表紙から。