森生はソチらの美談また美談より、こちら、佐村河内守氏の醜聞の方に関心があります。
肝心要の主犯・佐村河内氏の声が殆ど聞こえないが、共犯・新垣隆氏の謝罪会見はよかった。
真面目そうな新垣隆氏の懺悔にウソはないと信じたいけれど、そこは疑い深いじじぃだから翻訳してみた。
無名だった18年前は、たとえ他人の名前でも、本当は自分の作品が評判になるのは嬉しかった。
18年間の報酬は780万円。つまり年間43万円。月間4万円以下。あのベートベンの代作者としては安過ぎた。
ソチで高橋大輔君が自分の作品をBGMに使う。また佐村河内の奴が箔をつける。自分はずーっと影の人か。
自分は43歳になった。一応、大学の講師でもある。それなのに........。もう、こんな人生はイヤだっ。
とまぁ、こんなところではないだろうか。これって、日本の「アマデウス」に使えるかも。
新垣先生は、モーツァルトほどの奔放さも天才でもないですがね。
一方「主犯」佐村河内守氏のことがよく分からない。
週間文春ほかで、すこしずつ正体がバレてきたが、あれは虚言癖・誇大妄想癖で、一種の病気なんですね。
森生の周りにも、小学生や高校生の頃、現役時代にも虚言癖の人がおり、随分楽しませてもらった。
少し接してみれば、ウソかホントか分かるはずで、騙される方が悪いんです。
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初めてこの人の名前を見たとき「うへ!河内の守かよ、古いなぁ」と思った。
そして麻原彰晃のような風貌と、ベートベンというレッテルを見て、「薩摩の守タダノリじゃないかぃ」と思った。
それ以後、この人のことを「何やってんだか?」と、気になるけどバカにしていた。
NHKが特集番組を放送したので、佐村河内氏のブランドは一層格が上がったらしいけれど、森生は見なかった。
朝日新聞(週間朝日?)記者の吉田純子さんの「反省記」も面白い。
ただ、こういう自戒の文章で、わざわざNHKをあげつらうことはないんではないでしょうか。
この記事の末尾に写しを載せたので、お暇ならお読み下さい。
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作曲家の千住博さんがTBS-TVの朝ズバッで、作曲家の作曲の仕方と、「佐村河内の作品」を解説した。
千住さんの話は平易で、素人でも「なるほどね」と納得させる力があった。
作曲するきっかけは、丸投げ依頼、指図付き依頼、自発的作曲など、いろいろある。
全ての音符を自ら譜面に書き込む作曲家もいれば、他人に任せる作曲家もいる。
佐村河内氏の作品は、過去の名曲をよく勉強しているし、熱い作曲であり、なかなかの出来上がりだ。
作曲家が誰だからいい悪いではなく、出来上がった音楽を虚心に聴くべきです。
千住さんはビジネスマンのようなダークスーツで出演していた。
森生は現役時代、著名なデザイナーや文筆家や音楽家を身近に見聞したことがある。
本当のホンモノは、佐村河内氏みたいにむさくるしかったり、突飛な風体はしてなかったですね。
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フィギュアスケートの高橋大輔選手は、「佐村河内守氏の曲」をBGMに選んだ理由について。
「曲が気に入ったから選んだので、変更する必要はない」
拍手。見上げたものだ。
尤も、今ここでBGMを変えたらメダルを取れないだろうね。
新垣隆氏はこの騒ぎで評判を落としたようで、実は上げたのかも知れない。
桐朋学園大学はこのまま非常勤講師として雇い続ければいい。
佐村河内氏の天才ペテン師振りはロス疑惑の三浦氏一義氏を上回った。有栖川宮御夫妻どころじゃない。
低迷民主党の海江田万里先生は、彼を顧問に迎えたらいいと思うよ。
今では被害者ヅラをして、マスコミは佐村河内の守を叩いているけれど、彼を図に乗らせたのはマスコミです。
ヒロシマ・フクシマ・身障者・被災者などを矢鱈に持て囃す話は、眉に唾をつけて聞くこと。
ところで、「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ氏」は大丈夫だろうか。
吉田純子さんの記事です▼(2月11日付朝日新聞から)。
140214