仮名でいいよ

　　　　　　

民主党と維新の会（党だったかな？）が一緒になるらしい。
目標にしたい「政権奪回」は始めから諦め、とりあえずの目標は自民公明党の「絶対多数阻止」のようだ。
鳩山兄ちゃんの時は「政権交代。」にしたので、交代したら「。」つまり「終わり」になった。

いま、それぞれの党内で、一緒になった場合の党名をどうするかがモンダイになっているとか。
そもそも党名は二の次三の次。政策や活動方針をどう擦り合わせるかが問題なのにね。

いま現在のところ「生活の党と山本太郎と仲間たち」という長い名前のあぶく党があるようだ。
これって、実態がじんわりと分かってきて、よろしい。
岡田代表（ほんとに代表してるのかな？）は「名前の公募もあり」と言ってたような気がするけど、あぶく党に習い、

　　　　自主変身党の岡田克也と松野頼久とそのお友だち 。

をじじぃは提案します。
長過ぎる？　どうせ投票なんかしてやらないし、直ぐまた分裂するはずさ。いくら長くても構わないよ、ふんっ。

じじぃは月に１回はマックへ行き、昼飯に「照り焼きマックバーガーセット」を注文する。これ好物なんです。
長い経営不振のマックは、いろいろ的外れな努力の末、この２月から、新商品を発売した▲
商品名は今のところ仮名で、

　　　　北海道ほくほくポテトとチェダーチーズに焦がし醤油風味の特性オニオンソースが効いたジューシービーフバーガー

とバカバカしく長いんですね。
ただ、これでは長過ぎると、日本人を知らないカサノバ社長も流石に気付いているらしく、適切な名前を公募している。
採用された人にはこのバーガー１０年分に相当する賞金約１４０万円を贈るそうだ。

とここまで書いて、マックサイトを確かめたら、ややや！１５日で応募は締め切り、名前は決まっていた。残念無念。
まぁいいや、こんなに分厚いバーガーを食ったら、顎が外れ、カロリー摂り過ぎで肥満死するわぃ。

岡田代表へ。名前を公募するなら賞金をお願いします。どうせ政党助成金は使い残してるんだろ？
それと、もし実現したい夢があるなら、自民公明党に合流したほうが早いかもね。

長い仮名のバーガーの名前は「北のいいとこ牛っとバーガー」に決まりました。詳しくはこちらをご覧下さいね。
賞金を獲得したのは誰？

１６０２２９

近所で探梅

現在、わが猫額亭の周りは、梅がほぼ満開です。
探梅なら近くに越生梅林があるけど、演歌ちゃんちゃかで騒々しいだけでなく、園内は埃っぽくてね。それに車をぶつける恐れがある。

歩いて行けるところなら、高麗の里は梅原地区にある満蔵寺の梅林が、まぁちょっとした見もの。
但しこのところ、春は名のみの風の寒さだ。玄関を出れば、外はまた厳寒。とても出歩く気分にはなれませんな。

ということで、わが団地周辺にある元農家の庭先を徘徊。見映えのいい梅を厳選し、周囲が写らないように撮影したので、ご報告します。
なお１枚は、わが猫額亭内の遅咲きの梅のため、昨年撮ったものですが、細かいことは言いっこなしでお願いしますね

その１枚は「紅筆」という一重咲き。自慢のブランド梅です。えへん。
青梅市の梅林も有名だけど、ウィルス病が蔓延したので、市内全ての梅を伐採してしまったそうです。お楽しみは２０年後、とか。

１６０２２６

老々介護の果て

昨夜、落合恵子さんの講演会の感想を書き終えた時、ＴＶが近くの町で起きた殺人事件のその後を放送した。
始めは片耳で聞いていた殺人事件は、誠に切ない事件だったのである。

この事件に関する２５日付け朝日新聞朝刊の記事を要約すると。

　　埼玉県警は２月８日、自宅で介護中の妻７７歳の首を、刃物で刺して殺害したとして、夫８３歳を殺人容疑で逮捕した。
　　自ら１１０番通報した夫の首には切り傷があり、警察は無理心中を図ったとみている。

　　夫は逮捕後、おかゆを少し食べる他は、水やお茶しか口にしなかった。
　　衰弱してきたので１７日に入院させたが、病院でも食事を拒み、２３日朝、死亡が確認された。

　　夫は逮捕時に「認知症の妻の介護に疲れた」と話して以降、取り調べにも応じていなかった。

昨夜のＴＶにちらっと写った自宅は、こざっぱりした普通の２階建て。
放送によると、事件の数日前に、嫁いでいる娘さんが宅配弁当の手配をしていたそうだ。
ＴＶ取材に応じた近所の人たちは老夫婦の、あまりにも悲しい最期に同情し「何かしてあげられたのかも」と悔やんでいた。

この夫を単純に「殺人容疑者」などと言えるだろうか。殺人・心中・自殺。どれも実行して良いということではない。
しかし、睡眠障害を理由に入院している甘利明センセイよりも、この疲れ果てた夫のほうが、よほど高潔な人間ではないだろうか。

麻生太郎財務大臣なら「一人や二人、しょうがないですな」と切り捨て、安倍晋三は「そういうわけで、一億総活躍社会を」と頓珍漢。
岡田代表だったら「いま、名前をどうするかでアタマがいっぱい」などとコメントするかも。
森生にはいろいろ書きたいことがあるけれど、うまく書き表すことができない。

お母さんを自宅で介護していた期間、次から次へと持ち上がる難題を、しなやかに克服していった落合恵子さんとは対照的なこの老々介護。
ご同輩はどう思いますか？

１６０２２５Ｂ

落合恵子だからできた

落合恵子さんの講演会は上、出来だった。

主催は川越法人会日高地区会。
演題は「今、共生の時～女と男が共に生きる社会～」だった。

森生は、こういう内容の講演は耳胼胝のような気がして、聴きたくない。
でも、カンムリヅルのような髪型を見たい好奇心と、暇潰し目的が勝った。

会場は満員のお婆さんたち。
講演は演題から離れ、お母さんの介護についてに変えた。

講演には熱が篭っていた。言語明瞭にして意味明瞭だ。
介護のご苦労と、誇らしげに語るその見事な解決法には感動した。
詳しいことは下の２冊に書いてあるそうなのでご購読下さい。

　　　　　

森生は「ふむふむなるほど・たいしたもんだ」と感動しながら聴いていた。
だけどこの記事を書く頃には、

　　落合恵子さんは頭が良く、経済力もある強い人だからそういう風にできたのだ。　　
　　有名人はトクだな、頼り甲斐のある人々が周りに集まりる。
　　そして気を配ってくれ、思いを叶えてくれる。

などと考えた。
これは意気地がない、無名のじじぃの僻みだろうか。
例えば森生が知らない町へ行き、鶴瓶氏のマネをしたら、ぶっ飛ばされるだろう。
それと同じである。

講演の中で、今でもハッキリ覚えていることが二つあった。

一つは昨今の空気としての言論統制が、落合恵子さんにも感じられる、ということ。
これについては、保守ばりばりの主催者を慮ってか、むにゃむにゃで終わり。

　　　　

二つ目は、

　　この髪型、評判が悪いんですが、これが本当の私で、面倒じゃなくていいんです。

とのお言葉だった。
うむ、確かに実物は案外自然に纏まり落合恵子さんらしく、似合っていた。

そして、落合恵子さんが座右の銘にしている、或るアメリカ婦人の言葉も良かった。

　　私から年齢を奪わないでください。
　　働いて、働いて、ようやく手にした年齢ですから。

１６０２２５Ａ

つんぼ桟敷にめくら滅法

籾井勝人NHK会長がまた「不適切発言」である。
今度は衆議院総務委員会の答弁で口にした「つんぼ桟敷」だったそうだ。

森生は籾井会長が嫌いだけれど「つんぼ桟敷」という言葉は嫌いではない。

いま「めくら」は聴覚障碍者への蔑称にあたるそうだが、そうだろうか？　
代りの「聴覚障碍者」だって時と場合によっては蔑称になる。
例えば「つんぼの早耳」なぞは可笑しみがある。

古い電子辞書には「つんぼ」は「つんぼ桟敷」と「つんぼの早耳」しかない。
一方視覚障碍者である「めくら」は沢山あった。

　　めくら撃ち　めくら鰻　めくら壁　めくら蜘蛛　めくら御前　めくら暦　
　　めくら探し　めくら縞　めくら将棋　めくら千人目明き千人　めくら僧　
　　めくら部屋　めくら判　めくら蛇　めくら蛇に怖じず　めくら窓　めくら滅法

どれもが、いつまでも大切に使いたい言葉だと思う。

安倍晋三の信任が厚い籾井会長は「不適切会長見本」として放っておけばいい。
問題なのは「チョイスポ」とか「ケンコン」とか「シブ５時」などNHK用語である。
めくら滅法にカタカナ合成語を垂れ流すことだ。

１６０２２４

睡眠障害

甘利明センセイは睡眠障害のため１カ月も入院するそうだ。
まぁ一月入院していれば、マスコミも選挙民も、事件をすっかり忘れてるだろうからね。
それでなくてもセンセイには、隠さなければならないこと、誤魔化すことが多く、余程草臥れちゃったのだろう。

実は森生じじぃも睡眠障害です。
隠すことや誤魔化さなければならないことは、もうないけれど、百近くまで生きてると、やっぱり草臥れてくる。
それで甘利センセイとは真逆の症状が表れ、眠くて眠くてしかたがないのです。これもまぁ、一つの睡眠障害でありましょう。

 

人間、睡眠不足で死ぬことはないらしい。それにじじぃの場合、永眠する日はそう遠くはないはずだ。
だからこうして、眠いのを我慢して、読んでくれない林住記を、眠さこらえて、毎日書いているのであります。

１６０２２３

搾っても 揺さぶっても

.......う～む、ネタ切れでありまする。
いくら搾っも、揺さぶっても、何も出てこない。

この土日は何をしたっけ。何もしなかったようだ。...... それとも忘れちゃったのかなぁ。

　　　　

　　　　・・・・・・・・・・・・・

いーや、土曜日は３偏屈じじぃが珍しく落ちあい、有楽町へ行った。
素人画家たちの展覧会を見た後、昼食は銀座で、天麩羅定食を食ったはずだ。
新装成った伊東屋最上階のカフェでお茶をし、ややこしい分割計算を成し遂げたレジ嬢を褒め、喜ばせてあげたようだ。

そして暴風雨予報が出ていたので、銀座一丁目駅に直行。さっさと埼玉県へ帰って来たのを思い出した。

でも、書くことは、やっぱりなぁんにもありません

伊東屋さんに一言。
びっくりするような洒落た店になったけれど、あんなに品数を減らして、大丈夫かなぁ。

１６０２１１

君といつまでも

国営放送に出演した樹木希林さんの、優雅で大胆にして率直な発言に圧倒させられた。この人、只ものじゃない。
それでネット世界を巡り歩き、希林さんの身元調査を行った。その結果、確かに只ものではなく、大ものであることが分かった。

臨終の時、ご亭主に「あなた、何さま？」と言いたいというご発言は、４０年の長きにわたり別居しているご亭主・内田裕也氏への当てこすりだったんですね。
内田裕也氏は、希林さんに無断で離婚届を出したが、希林さんは提訴し裁判に勝ち、法的な夫婦関係は未だに続いているとか。
殆ど会わなかったのが最近は月に１回は会い、一緒に旅行もするとか。いつまでも元気ではいられないけれど、内田氏とは「いつまでも」なのである。

へーっ！　まぁ、内田氏が希林夫人に戻って来るのは、諸般の事情で当然かもしれない。だけど何故、希林さんが？　
あんなババッチイじじぃが隣に座ったら森生は席を立ちますけどね。

大女優である樹木希林さんはさておき、芸能界にはもう１人「いつまでも」な紳士がいる。
かっての若大将・加山雄三氏である。このお方、明朗過ぎて、日陰住まいのじじぃには、ヒトのことでも照れ臭いですね。

　　　　　　　　弾厚作 作詞作曲「君といつまでも」

今でも輝いている雄三氏は、口惜しいけれど森生と同い年。同じ湘南海岸育ちだ。どこでどうしてこんなにも差が付いたのか。
じじぃが身元調査をしてみても、卵かけご飯を二人で食べる仲が「いつまでも」続いているようで、おめでとう。
でも実は、他人の揉め事に目がないじじぃには、これが面白くない。

噂によると、白洲正子女史の夫君・白洲次郎氏が「夫婦円満の秘訣は？」と問われた。
次郎氏、答えて曰く。

　　　　　　　　それは、できるだけ一緒にいないこと、です。

やっぱりね。正子夫人も別の場所で同じようなことを言っていたそうだ。
だから週刊文春にはここでも頑張ってもらたい。若大将の真実の裏をツマビラカにして欲しい。

樹木希林さんとご亭主の貴重な写真です。
別れない理由は「知りたいに応えるエンタメマガジンLAUGHY」さまをどうぞ。

弾厚作は加山雄三氏のことです。尊敬している團伊久磨と山田耕筰から採ったとか。ふんっ。 

１６０２１９

晴曇晴そして北風

晴れたので布団を干した。

昼前には雲が湧いてきて、昼時、雪が降りそうになり、慌てて布団を取りこんだ。
午後、エアコンを効かせた部屋でうとうとしていると、３時頃に、空が晴れ上がり、日がさしてきた。
このところ、毎日、こんな空模様で、天気予報は要らないのである。

晴れた日は、１日１時間、８０００歩は歩きたい。

そこで玄関を開けると、強烈な北風である。耳が千切れそうに冷たく、前のめりによろよろ歩いた。
坂を下り、鹿台橋の先にあるコンビニへ行くつもりだったが、途中、高麗駅そばのコンビニで８０００歩は諦めた。
ゆっくりと、買う物を探しながら身体を温めた。ここは、いつも棚ががらがら。いい場所なのに勿体ない。

結局、往復４０分で２７６４歩だった。それでも最近体重は６７ｋｇ台に収まっている。
理由は、家に閉じ篭っているので、食料品の調達がままならず、食事の分量を減らしているからだ。

夜、気象予報士と女子アナが、今日は日射しが暖かでしたねぇ、などと言っていた。
実際に外を歩けば、そんなことは言えない、と思うよ。

１６０２１８

大当たり

　　　　　　　　　　

今年の年賀はがきは大当たりだ。
今年受け取った５０枚中、切手シートが３枚も当り、なななななんと２等賞が１枚出た。１００枚届いた頃だって切手シートが２～３枚だった。
こんなにヨイことが重なるなんて生まれて初めてのこと。わが買物難民団地でも、２等賞は１枚出るかどうかのオメデタだそうだ。

　　

２等賞はカタログに載ってる３８点の中から選び、葉書で申し込む。およそ１か月後、忘れた頃に商品が送られてくる仕組みになっている。
商品はプリン６個とか、横須賀海軍カレー７個とか、食品が中心で低反発枕１個なんてものがある。商店街の福引なみの奥床しさだ。
だんだんヨロコビが萎んできたけれど、忘れないうちにメープルシロップ２瓶を申し込んだ。

　　

ところで、と。
年末ジャンボの結果をまだ知らない。１０万円くらいなら当たってるかな？　ま、知らぬがホトケかもね。

えへん。１等２等賞品のカタログです▲
記事中の商品例は２等賞から４点抜き出しましたが、全部ご覧になりたい方は、こちらをどうぞ。

１６０２１７　

季節は行きつ戻りつ

高麗の里に、春一番は吹かなかったが、この春いちばんの暖かさ....を飛び越して、初夏の陽気になった。

冬眠中だったおじいさんは、ようやく目が覚め、薄着で巾着田へ行った。るんるん。

日射しに励まされたおおいぬふぐりは、俄かな春を謳歌し、可哀想な手袋は置き去りに。

おじいさんは久しぶりに白蔵主邸に立ち寄り、春の野原色の濃茶と、菜の花色の番茶を頂いた。

　　　

　　　　ところが昨日は雪が舞い、今朝はくしゃみ５連発だいね。

　　　　１６０２１６

あっぱれ希林さん

樹木希林さんにはびっくりポン・ポン・ポンだ。

希林さんが、死期が近い癌患者は最期をどう迎えるか、という深刻な内容の「クローズアップ現代」に出演した。
国営放送としては異例の待遇で、入水した希林さんの あの美しいご遺体画を、金色の巨大な額縁に入れ、スタジオの天井に飾っていた。
そして身体中に癌が転移しているという希林さんは、人生最後の日々をどう過ごしているか、を淡々と、明るく話したのである。

　　私は死ぬ死ぬ詐欺師ですね。今のところは生きながらえてますが、癌は全身に転移し、来週からまた治療を始めます。

　　それなのに、次の仕事の予定が入る。やり残したことはもう何もないのに。
　　この番組への出演は喜んで引き受けました。それは素敵な仕事をしている国谷裕子さんとお話ができるからです。

　　私に残っている仕事は、私の死に際を子や孫にキッチリ見せることです。その時はじたばたするかもしれないけれど構わない。
　　それから「俺をあっちへ連れてくなよ」と言ってる亭主に「あなた、どなた様？」と言ってやる。

　　俳優をしてきた癖で、自分を俯瞰して見ることがあります。残された日が余りないことに愕然とし、ドーンと落ち込みますよ。
　　でもそういう時は、笑うことで乗り越えられる。だから一人でも、笑います。

希林さんにかかると、こういう話が断然愉快になる。聞いていて目が引きつるけれど、明るくなれ、つい一緒に笑ってしまう。
そしてこれだけでも圧倒されるのに、放送時間切れすれすれに、痛烈ながらも極めて婉曲に、国谷さんを番組から降ろす国営放送を批判した。

　　国谷さんは素晴らしい仕事をしていらっしゃる。この番組はいつも見ており、国谷さんを尊敬しています。
　　ＮＨＫは国谷さんという大変な財産を持ってるんですねぇ。

この突然の声援には、流石の国谷さんも動揺。希林さんを遮り、声を詰まらせながらこう返した。

　　それでは、いつまでもお元気で.......。

これに対して希林さん、

　　いつまでも、はもう無理ですよ。

最後の方の音声は放送から消えかけていた。

ＮＨＫはこの放送を再放送するだろうか。籾井会長にとっては、重大な放送事故である。
最後の１分をちょん切るのではあるまいか。

また、図々しいだけで薄っぺらなゴマスリ、高市早苗総務大臣の感想は如何に？

１６０２１５

歯舞諸島

島尻安伊子沖縄北方担当大臣。５１歳。仙台市生まれ。
仙台の高校を経て、上智大学文学部「新聞学科卒業」とか。その島尻大臣は記者団の前で「歯舞」が読めなかった。

　　ぼぼ、ばぼ、なんだっけ・・・

だとさ。あほらし。

当然「稚内」を知らず「択捉」も「国後」も読めないだろうし「サハリン・樺太」なんぞはブラジルにあるのだろう。
じじぃは「新聞学」なんかを知らなくても、５１年前から全部読め、まだ正確に読める。

島尻安伊子センセイは沖縄と北方担当大臣だけではなく、ウィキによると科学技術政策担当大臣と宇宙政策担当大臣も兼務してる。
いやはや。サハリンの位置も知らないのに、宇宙と科学を引き受けた方も図々しいけど、任命した方のいい加減さは空恐ろしい。

安倍晋三は、小渕優子、甘利明と同じように、島尻大臣についても、任命責任をアッサリ認めるだろう。
だけど、認めるだけでそれでお終い。その先は屁でもない。

岡田克也センセイ、もっと頑張っておくれよ、本当に。

　　　　１６０２１２

似たもの同志

キム・ジョンウン君は嫌いじゃない。

あの奇抜な髪型は裸の王様そのもので、むしろ微笑ましい。
手に負えないワガママのように見えるけど、世界中を敵に回して我を張るところは、憎たらしいというより頼もしい。
わが安倍晋三クンなんぞは、紙屑に火がついたようにペラペラと喋りまくり、強がるけれど実は内弁慶で情けない。

条約違反をそしられているようだけど、その条約が間違ってるんじゃないだろうか。
オバマ氏は、核兵器やミサイルを率先廃棄し、まだうら若いジョンウンくんに、お手本を示してやってください。

内弁慶は「我が国独自の制裁措置だぁ」と息巻いてるけど、そんなものは、ゼンゼン効き目がないはずだ。
制裁は皆でやるから効くのであって、独自ではね。

逆に、こうなったらいっそのこと、ジョンウン君をもっとおもてなししてあげたらいいのに、と思う。

例えば、こっそり日本に招き、鰻の蒲焼とかビフテキとか、高カロリー高コレステロール料理で、ご馳走責めにしたらどうだろうか。
バレンタインデーには、激励チョコをダンプ３台分差し上げたらよう。

要は、ジョンウン君を人間フォアグラにしてあげて、心臓病か糖尿病で、早いとこお隠れしていただくことだ。
ミサイルで迎撃するより、ずっと安上がりだと思う。

晋三クンもジョンウンくんも、お祖父さんイノチの復古主義者で、独裁に憧れている似たもの同志。
二人は案外、意気投合するかもよ。

１６０２１１

男は壊れやすい

　　　

福岡伸一ハカセによる、１月２８日付朝日新聞朝刊連載随筆「動的平衡」は「哀れ男という現象」と題する考察だった。
これには「男性の機微な場所にある筋（俗に蟻の門渡り.....）」などと、際どい言及がなされているが、まぁ品がいいのでありましょう。
で、ここは要点だけ、以下にまとめてみました。

　　３８億年の生命進化のうち、始めの３０億年は、女だけで事足りて、男は必要なかったのだ。

　　男は女を作り替えたものだ。
　　カスタマイズを重ねたパソコン同様、基本仕様を逸脱したもの＝男は壊れやすい。威張っていても脆い。病気になり易くストレスに弱い。
　　その証拠に男性に比べ、圧倒的に女性が多い死因は「老衰」だけである。つまり大半の男性は天寿を全うする前に息絶える。

ほら、これも面白いでしょ。読まずにはいられませんね。さぁ図書館へ行って探し出し、是非お読み下さい。

福岡伸一ハカセは「文章がお上手」と言われることがあるそうだ。
自分では「巧いかどうかは分からない」とケンソンしながらも「分かり易く書く」ことを心がけているとか。そして続ける。

　　それはなるべく「とはもの」を使わないこと。例えば「ＤＮＡとは」などとは書かないことだ。
　　文章を「とは」で始めると、語り手はそのことを熟知した者として、不可避的に上から目線となり、啓蒙的な口調になる。

　　★＠＆？％Ｑ￥～

　　つまり科学の最終的な出口は言葉なのだ。

などと、２月４日付「《ＤＮＡとは》では伝わらぬ科学」で書いている。
しかし「★＠＆？％Ｑ￥～」のところがサッパリ分からず、なぜ「出口が言葉」なのかが分かりません。だからこの日のハカセはペケ。

　　　　　ところでこの連載の題名「動的平衡」とは、福岡伸一ハカセが世間に普及させたガイネンのようなものであるようです。
　　　　　それでウィキ他で「動的平衡」をいくら読んでも行ったり来たりするだけ。あいにく森生には「動的平衡」がサッパリ分からないのであります。
　　　　　この「動的平衡」を連載中に「動的平衡」を分かり易く解説していただきたいものですね。どうぞご遠慮なく「とは」から始めてね。

平台に山積みされた「芸術と科学のあいだ」を買った。そばに「福岡ハカセの最新刊」と書いたカードが置いてあった。
日経新聞に連載したためか、文章が短く、綺麗な絵画や写真が多い。これなら最後までなんとか読めるだろう。 

姜尚中・養老猛・茂木健一郎の御三家は、分かりそうで分からないことを書く。
福岡ハカセにはそうならないで欲しいものです。

１６０２１０