林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

梅雨明けぐったり

2018-06-30 | 高麗便り

気象庁発表では「関東地方はきのう梅雨が明けたと見られる」そうだ。
ふんっ、梅雨ならとっくに明けてるわぃ。

朝9時。一番涼しいはずの居間の温度は29度、湿度71%。
それでも扇風機だけで、まだ頑張っている。

この酷い蒸し暑さをいっそう暑くしているのは、おととい夜から続くサッカー放送だ。
今日も朝からやっていて、森生以外は全員熱中症に罹っている。

しかし、なんかもやもやした報道だ。
サムライジャパンが侍らしからぬ姑息な戦法で、優勝トーナメントに進んだからである。
そんなこと、どうでもいいじゃないか、たかがサッカーだろ。

サッカーの戦法論より安倍晋三の法案成立手法について、侃々諤々の意見を戦わせろ。
しかし、西野監督は分かっている。表情は暗く、口調は苦渋に満ちていた。
森生は、この監督の方があの首相より、人間として上等だ、と思う。

TVはサッカーにハンパなく、政治・地震・幼児虐待など、もっと大切なことには半端だ。
国民がスポーツに熱中していれば、為政者はズルができる。
オリンピック、バンザイだ。

今日は蒸暑くてヤル気が出ません。
土曜日のようだけれど、林住記の更新だけすることにした。

軒が浅い猫額亭には厳しい西日が容赦なく刺し込む。
梅雨明け前から真夏になり、簾を取り付ける機会を逸した。

これから10月まで、どう過ごすか、それが問題だ。

 

人さまのブログを巡り歩いていたら、鋭い記事がありました。
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良心の呵責

2018-06-29 | 床屋放談

国会の党首討論で、岡田克也が安倍首相に対し、

  良心の呵責を感じないのか

と質問したが、安倍は答えなかった。
そりゃそうだ。「云々」も「未曾有」も読めない安倍や麻生に、難しい言葉は通じない。
そもそも野党に対する「良心」なぞあるはずがない。

追従する連中に囲まれ、高価なバーで飲み食いし、ゴルフ三昧では、批判する声は耳に入らない。

前回の党首討論で、全く噛み合わなかった枝野幸男は「党首討論の使命が終わった」と言った。
今回の党首討論では安倍が「党首討論の歴史的使命が終わった」と枝野の発言をなぞった。

国民の民度が低いので、支持率は下げ止まりし、最近は持ち直しているらしい。
野党は完全に舐められている。使い古した正攻法では手が付けられまい。

もう一度、73年前まで堕ちないと済まないようだ。

  過去記事「新・戦争論」をご覧ください。
  佐藤勝と池上彰が話していたことが、現実になってきた。

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夏は股間がかゆくなる

2018-06-28 | うわごと

最近、たびたび「夏は股間がかゆくなる」と聞かされる▼
どこの会社か分からないが、不潔な会社だ。

森生はデリケアM’sなんか塗ったことがないけど、痒くはならない。
ちゃんと洗ってるからね。

足の悪臭も、何とかをシュッとやるだけで防げるそうだ。
森生が臭ったのは、中学生の頃だったかな。
でも以後はず~と臭うことはなかった。

ちゃんと洗ってたからね。

そもそもこういう隠し事を、TVCMで垂れ流す神経が分からない。
恥ずかしくないのかぇ

  えっ? こういうことを書いて恥ずかしくないのか、ですって? 

  ......ごもっとも

  ついでに、
梅沢富美男が裸になるライザップも、見たくないね。

   ここだけの話、歳の所為で嗅覚がありません。
   風呂に入っても、毎回身体を洗うのが面倒くさくなった今日このごろ。
    もしかすると、臭うかもしれません。
痒くなるのは、時間の問題かもね。

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煙草吸うならジョイフルへ

2018-06-27 | 床屋放談

自民党の穴見陽一衆議院議員が、厚生労働委員会の参考人として、意見を述べていた肺癌患者に野次を飛ばした。

  いい加減にしろよ。

この野次がネットで批判され、ネット上で釈明した。

  喫煙者を必要以上に差別する発言に不満で、思わずつぶやいた。
  関係者に不快感を与えたとすればお詫びする。

穴見議員はファミリーレストラン「ジョイフル」の創業者の息子で、現在、代表権付き取締役である。
ジョイフルは分煙はしているが、客席を仕切る壁は無く、不完全な分煙だそうだ。
喫煙者への配慮ではなく、分煙壁を設置する費用が惜しかっただけである。

東京都は国より厳しい禁煙条例を成立させる。

自民党総裁である安倍晋三は「イカンな発言」としただけでお咎め無しである。

安倍総裁のお咎めがないなら、次の選挙で吸い殻のような穴見を落選させ、ジョイフルの経営に専念させよう。
そして、喫煙者だけがジョイフルに行け。

  

  森生は学法さんのご意見に賛成です。
  喫煙者の健康保険税を、嫌煙者より高くする方法はないものか。
  
わが団地は田舎なので受動喫煙の被害は殆どない。
  しかし路上のポイ捨てが目に余ります。

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真夏日

2018-06-26 | 林住期

雨が上がり、一挙に真夏になった。
熊谷市35.0度、近くの鳩山町34.7度だったから、わが町日高市だって負けてないはず。

雨の日は家に籠るので200歩程度歩けば上々である。
ここ数日の運動不足を取り戻すために、熱中症の危険を冒し3度も外出した。
こんな日に坂の団地を歩くのは、じじぃただ2人。アホです。

1回目は薬局で薬を貰い、病院の職員食堂で栄養を摂り、薬局に戻り経口補水液を1本買い・・・・。

2回目は郵便局でサプリメント代金を振込み、コンビニで惣菜をまとめ買いし・・・・。

3回目は洗濯屋で冬物を引取り、施設に入れられ空き家になった友だち宅を覗き・・・・。

それでも10000歩には届かなかった。

夜10時、ちょっと残念なので、風呂に入る前に400歩足踏みし、ようやく10005歩になった▲
距離に換算すると3.8km、消費カロリーは251kcal、消費した脂肪は14.4gだった。

ついでに血圧は125/68、脈拍は75という近頃にないいい数値。

風呂上がりの丸裸で体重は66.5kg、体脂肪率23.5%、レベル12(意味不明)、BMI 23.5。
最近、身長が1cm縮み169cmなので、高麗のひねくれ小肥りじぃさんです。

  

  ほかに不具合はいろいろあるけれど、足踏み効果か、諸数値だけはいい日になった。

  個人情報を公開した勢いで、スッポンポンの自撮り写真も公開しようと思いましたが、あまりにもブザマ。
  ライザップ・梅沢氏以上なので、20年前の写真を掲載します。......どうだっ!

  

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欲しいダイソン扇風機

2018-06-25 | 拍手

昨年、調子が悪くなった古い扇風機を廃棄処分にした。
それ以来、ダイソンの扇風機が気になっていた。そう、これです▲

扇風機に羽根がないとは画期的な発明である。

手入れが簡単そうで、格好いい。

歯科医院の待合室に2台あるので、待ってる間にじっくり調べてみた。
軽い。場所を取らない。扇風機だけでなく、冬場は温風器にも使えるそうだ。
これなら季節の変わり目に、出し入れする面倒がない。

ネットで調べたら空気清浄機能もあり、ますます欲しくなった。

だけど値段がねぇ..........。
ホームセンターで売っている従来型の扇風機の20倍はする。
思い切って買ったとしても、元がとれないことになる恐れが、多分にある。

  新聞にダイソン掃除機の広告が載っていた。軽く、充電式らしい。
  これも欲しいなぁ........。

こんなに欲しがったら、有名ブロガーならダイソンから試供品が届くかもしれない。
だけどじじぃには夢のまた夢。高嶺の花だわさ。

  ダイソン扇風機、欲しいなぁ。

  大声で叫んでも、日和田山からこだまが帰って来るだけ

  抜歯予定日が決まった。
  痛い目に遭わされたら、1台、持ち帰っちゃうぞ。

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骨が鳴る

2018-06-22 | うわごと

背筋を伸ばすために床にあおむけで寝転がると、背骨がガックンと鳴る。
自己流体操で肩を回すとカタン・カタンと鳴り、肩甲骨を開閉するとコッキン・カックンと鳴る。

初詣に1万歩歩いた夜から左膝の周りが痛み始め、最近では寝床で眼が覚めた時、左足の置場に困る。
あらゆる部品が不平不満を訴えており、エキストラバージンオリーブオイルの効果はない。

大谷翔平クンも田中将大クンも、やれ肘が痛い、やれふくらはぎに違和感がある、と弱音を吐く。
お雇い医者は直ぐ診察し休ませる。

森生は休まない。
林住記に泣き言を書いても、コメントを頂いたお二人以外は、ぜ~んぜん知らん顔してんのね。

整形外科医に訴えても迷惑顔をされるだけだから、もぅ行かない。
何たる老若サベツだ!

  まぁ、二人の身体には価値があるし先が長い。修理すればまだ使えるからな

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類は友を呼ぶ

2018-06-21 | 床屋放談

逃げ隠れしていた加計孝太郎理事長がようやく記者会見をした。

大阪北部地震の直後、サッカーW杯の緒戦勝利という、加計学園にとっては絶好のタイミングである。
しかも会見通知は2時間前で、会見への出席は地元岡山市在勤記者に限定し、会見時間は僅か25分間だった。

新しい「真実」は何もなかった。
これほど狡猾で不誠実な記者会見は、日本大学と同列で滅多にない。

安倍晋三以下、関係者が潔白を話せば話すほど、疑惑の闇が深まるばかりである。

類は友を呼ぶ、とは安倍にピッタリな例えである。「腹心の友」はこういう人間だったのだ。
官邸を固める忠臣どもも似たような人間ばかりだ。

安倍流の言い方をすれば、いま、まさに国難である。
可及的速やかに、安倍を排除しなければならない。

  TVはサッカーW杯コロンビア戦一色だ。確かに加計会見を送する価値はない。
  だが安倍の親友のイカサマぶりが一層明らかになる効用はあった。

  画像はこちらさまからお借りしました。

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あの人

2018-06-21 | 先輩のお言葉

MSNニュースだったと思うが、作家・室井祐月の短文が載っていた。
題して「大人ってなんだ?」である。

内容を掻いつまむと。

 ・周囲に、メディアや政治について嘆くと「もっと大人になりなよ」と言われる。
 ・トップが狡くて卑怯だから、それに倣い「それでいいんだ」という空気が社会に蔓延する。

そして締めくくる。

 ・世の中の常識がぶっ壊されれば、あの人のズルや卑怯がさほど目立たなくなるもんね。

  

森生の友だちのうち二人のじじぃが、お孫さんがいるのに、あの人を支持している。
ちっとも読まないのに、あの人の天敵・朝日新聞をひどく憎んでいる。
何故あの人を支持し天敵を憎むか、を掻いつまむと。

 ・政治や外交は、綺麗ごとじゃ済まないぜ。
 ・会ったとか書き換えたとか、細かいことをいつまでも穿るんじゃないよ。

それはそのとおり、分からないでもない。
百近くのじじぃだから、裏も表も見聞きし、森生自身だってズルくて卑怯だ。
だけど世の中に影響を及ぼすほどの力はない人畜無害なじじぃである。

じじぃ二人にはいくらでも反論できるが、お互い、先行き短い者同志。
あの人のことで、長い付き合いの友だちを失いたくないので、曖昧に笑っておりまする。

  

  なお、あの人とは、もちろんトランプ大統領にべったりのあの人のことです。
  挿絵はルネ・マグリットの作品(部分)です。

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続・ブロック塀

2018-06-20 | 床屋放談

大阪北部地震に伴う学童圧死事故について、怒りが収まらない。
そこでいささか極端な提案をしよう。

  1・学校など公共施設や道路沿いのブロック塀の新たな建設を禁止する。
      安全な工法はあるが、必ず手抜き工事をする。

  2・既存のブロック塀は安全が確認できたものだけを残し、それ以外は速やかに全て撤去する。
      撤去費用は原則、所有者負担とする。

  3・死傷事故が起きた場合、持ち主と施工業者に刑事罰を課し、補償を義務付ける。

以上は宮城県沖地震以前に建てられたすべてのブロック塀にも適用する。
じじぃの感情的な提案で、法的整合性や担当省庁など、政治が整理してもらいたい。

生垣を提案するむきもあり賛成だが、生垣は場所を選び、維持管理が大変である。そこで、

  4・ブロック塀に代わる、安全安価で和洋兼用の格好いい建材の開発と普及を推進する。

  各地で大きな地震が頻発している。日本列島は地殻変動期に入ったらしい。
  速い対策が必要だ。

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ブロック塀

2018-06-20 | 床屋放談

大阪北部地震で、倒壊したブロック塀の下敷きになり、女の子が圧死した。
ブロック塀は何よりも安全であるべき小学校のものだった。
痛ましく、激しい怒りを覚える出来事である。

40年前の宮城県沖地震で多数の犠牲者が出た結果、ブロック塀の安全基準が強化された。
しかし、それ以前に建てられたブロック塀にこの基準は適用されず、「既存不適格建造物」として黙認してきた。
大阪府の耐震化率は97%だが、対象は校舎と体育館に限られ、他の構造物は対象外だった。

宮城県沖地震以降、ブロック塀に控え壁を取り付け、鉄筋を通さなければならないことは常識になっている。
鉄筋の有無はともかく、プール脇のブロック塀に控え壁が無いことは、一目瞭然のはず。
現場の先生と教育委員会の無知・無能・無責任は甚だしく、厳罰に処すべきである。
市民は女の子の無残な死に涙するだけでなく、行政と学校を厳しく追及せよ。

  

  自民党と公明党が率いる省庁は、市民よりも業界や自らの利益を優先する。
  秘密保護法も残業代ゼロ法も賭博場建設推進法も、疑問を残したまま強硬採決により成立させる。
  内閣は、学校の安全に関わることぐらい、与党内の反対を抑え、強行採決してでも必要な法律を成立させろ。
  そういうことを実行すれば、嘘とズルが多い安倍内閣を、少し見直してやってもいい。

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果物がおいしくなった?

2018-06-19 | 遠い雲

朝日新聞土曜版によると「野菜や果物が超絶進化をとげている」そうだ。
そして「昔よりおいしくなった野菜・果物」について、人気投票を募った結果を記事にした。6月16日朝刊)

  1位いちご、2位トマト、3位葡萄、4位林檎、5位蜜柑、......(以下略)

森生は「へ~、そうだろうか」と思う。じじぃの口に入るものはまずくなった。
美味しくなったのは、贈答品にするような高級品だけなのではないだろうか。

全てが大きくなったことは認める。トマトは小型化しているけどね。
でも、酸味が殆ど無くなり果汁が足りない。甘さだってあまりなく、味が薄くなった。
業界は巨大化と甘さだけを追及し、タレントは幼児のように甘さばかりを褒めちぎる。

特に林檎と蜜柑は、見た目は美しくなったが、スカスカなものばかりで、昨年は殆ど買わなかった。
葡萄は、巨峰が出た時は驚いたが、最近の巨峰は小粒化し、葡萄特有の甘さがない。

40年前だったか、勤務地・栃木県宇都宮市郊外の農家で頂いた苺は、実に美味かった。
産地では、ヘタの周りまで赤くなった完熟苺を食し、白さが残る苺は食さない。
スーパーの店頭で赤くなるように未熟なものを出荷しているそうだ。

高級品などゼッタイ届かない森生は、もっぱらジュースか缶詰を愛用している。

   

  70年前、子どもの頃のトマトは、実に美味かった。
  裂けめがあったりした大きな完熟トマトを、井戸に浮かべて冷やし、かぶり付いた。
  酸っぱかったけれど、実に美味かった。その後、ああいうトマトを食べたことがない。

  ところで、トマトは野菜か果物か。
  写真のように見事な苺やトマトには購入できません。
  こちらさまとこちらさまからお借りしております。

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歯を抜く覚悟

2018-06-18 | 病院巡り

奥歯が2本、ますます傾いてきて四六時中歯茎が痛む。
前歯が1本、ぐらぐらし始め、また腫れて、頬が引き攣るようになった。
つまり、3本が絶望的である。

歯茎が痛むとイライラし、人さまに突っかかるようになる。
食うものが限られ、なにもかもがマイナス思考になる。
心臓腎臓にも障り、認知症リスクが高くなるそうだ。

我慢強い森生も我慢ができず、アポなしで歯科医院へ。

とりあえず腫れているところに薬を注入。
先生は「奥歯2本はいま抜いてもいいですよ」と言う。

歯を抜くのは森生にとって人生の一大事。まだ覚悟が出来ていないよ。
全身麻酔で歯を抜き、1週間入院、ならいいんだけどね。

そこで、先生はセフカペンボキシル塩酸塩錠3日分9錠を出してくれた。
抗生物質で化膿止めらしい。腸内のビフィズス菌を全滅させる、と思うけどな。

次回の治療は、先ず歯槽膿漏菌をやっつけるために、レーザー光線治療をすることに。
経過を診てから先ず2本を抜き、前歯はなるべく残しましょう、と先生。

  次回までに、歯を抜く覚悟をしなければならない。
  優柔不断は得意技。決断できるかなぁ.......。

  

  雑炊・ラザニア・お茶漬けなど、噛まずに食せるもので生き延びております。
  このお茶漬けは美味い。お求めはこちらへどうぞ。

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お勧めブログ

2018-06-15 | お節介

雨が降っている。

一日に記事を2本出しても、ブログのランキングが上がるわけじゃない。

林住記の毎日更新に草臥れたので、今日は、他人さまのふんどしをお借りします。

先ず、安倍昭恵さんと親しい、女子高の教頭先生のブログです。
話題は豊富。毎日、勉強になりますよ。

例えば、シンガポールでの「歴史的会見」。
これをプロレスに例えて論じる「なるほどなぁ」な記事です。

下をポチッと押してみて下さい。

  不二草紙 本日のおススメ

次に、大阪で活躍する天上天下唯我独身、植木職人氏。
生きが良くトホホな日常です。

例えばこれなんか可笑しくて、じじぃはお昼のおにぎりをプッと吹き出しました。
下をポチット押して下さい。

  必殺植木職人

最後はライバルおばぁさまです。
森生は男を卒業したおじぃなので、こういう可愛いおばぁさまになりたい、と思う。

あ、こちらからお借りするのはパンティか。

下をポチッと押して下みてさい。

  モーばあちゃんの自由帳

  そういうわけで、明日からはばかりながら2連休します。
  慢性疲労、とれるかなぁ。

  

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ピーター・ラビット

2018-06-14 | 重箱の隅

映画「ピーター・ラビット」を観たが、期待し過ぎだったようだ。
イギリス湖水地方の風景がふんだんに見られる、と楽しみにしていたのに、背景はごく限られた場所だった。

粗筋は分かり易い。
小動物を愛する若い女性画家と、潔癖症の都会の青年との葛藤は、予想どおりに展開する。

実景の中で、擬人化して跳ねまわる兎ほか小動物の動きは実に巧い。
激しい動きや微妙な表情は、大袈裟な演技をする人間の役者以上である。

古びた石造りの建物や室内もいい。

  

しかし、動物たちの動きは目まぐるしく騒々しい。
野菜づくりが趣味なご隠居に対する乱暴狼藉は目に余り、急死するほどだ。
森生はロンドンからやってきた、相続人である青年に同情した。


更に、音楽が大音量で喧しく、腹に響き心臓に悪い。
始めから終わりまで、予告編のようで、
人間の俳優たちは「ご苦労さん」だった。

そういうわけで、湖水地方ののどかさを楽しむどころではなかった。
だいたい、水辺の風景は全く見られなかった。

  

森生は毎日、湖水地方の風景を楽しんでいる。
電柱・看板・プラスチック・コンクリートなどで溢れた、日本の田園風景とは大違いの美しさである。

あちらが成熟国家なら、日本は発展途上の未熟な国だ、と思っている。

その証拠として、最近の風景を以下に並べてみました。







毎日見ている湖水地方は、小さい旅館が広告主になっている(?)下記のサイトで見られます。
お気に入りに追加して、お楽しみくださいね。

  http://lakelandcam.co.uk/

 

なお、原案にしたビアトリクス・ポターの「資料館」▲が、比企丘陵の「こども動物自然公園」にあります
林住記には、過去記事が2本があるので「ビアトリクス
・ポター資料館」で検索して下さい。

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