林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

秋眠

2019-08-30 | 林住期

秋眠は、暁を覚える前に、お叱呼に何度も起きなければなりません。
就寝時、水分を補給したわけでもないのに、昨夜は特に頻繁でした。

最後に起きたのは朝6時少し過ぎ。
用事もないし、目が開かないので、あと1時間は眠ることにしました。

.......で、次に目覚めたのは、あれれれ、9時少し前だ。
何度も中断したけれど、これで合計8時間の睡眠は確保できましたよ。

雨はすでに止んでいて、外は激しい蝉時雨。曇っていても猛烈な蒸暑さが復活した。
仕方がない、今日は林住記でも書くか、と。

ところがパソコンに向かうと、また眠くなるのです。
この夏の猛暑と残・酷暑は、じじぃの余命を大分縮めました。

秋眠は冬眠前の、永眠の始まりかも。

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照焼バーガー

2019-08-29 | 林住期

コンビニで買った照焼ハンバーガーがありません。
朝ご飯にしようと、きのうの夕方、蒸し暑さにふらふらしながら買ってきたものです。
これ、マックより安くてうまい。

冷蔵庫は、冷凍庫の奥まで探しました。
トートバッグは、ひっくり返して確めました。
座布団の上には、置き忘れてなかったです。
ごみ箱に、捨ててはいなかった。

う~む..........。

そうだっ、コンビニでトートバッグに入れ替えた時、ゼロックスの上に置き忘れたのだ。
証拠を示し、返してもらわなくては。

えーと、レシートはどこへ行ったかな。

  念のため、見つけたレシートを確めました。
  買ってはいませんでした。

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秋空

2019-08-27 | 林住期

処暑を過ぎて、ようやく秋の気配が漂いはじめました。
空気がほんの少し、乾いてきたようです。

  空は高く、雲は白い。

猛暑でヘタっていた藪蚊は、元気を回復しじじぃに殺到します。
降り続いた雨で、雑草は領地をさらに拡張しました

  さぁ、長かったぐうたら生活とはおさらばだ。

.........とはいえ、日中はまだまだ暑くなるようです。
急ぎの用事も、頼まれ仕事もありません。令和元年はまだ四カ月もある。

  厳しい冬に備えて、体力気力を温存しなければ。

今日もまた、ぐうたらすることにしました。

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運転再開

2019-08-26 | 林住期

誕生日を過ぎたのに、まだ免許証を更新してません。
一月半延ばしてもらった高齢者講習は間もなく、であります。

帯状疱疹は2カ月経ち、右手の指はまだ痺れているけれど、ハンドルが握れるようになりました。
講習には構内での運転試験があるので、運転感覚を取り戻すべく軽老車の試運転をしました。

先ず自己流の柔軟体操。
次に眼鏡のレンズを磨き、目薬を2種類さす。
そして深呼吸し、指呼確認。

手始めに、交通量が殆どない団地内を慎重に運転。
次に、大型車が疾走する県道を走り、福祉センターへ。
山の辺の細く曲がった道も走ってみました。

ふむふむ、まだまだ行けるじゃないか。
と山のむこうのスーパーへも行きましたが......。

広い店内で、半ズボンのゴム紐が緩んできました。
ここでずり落ちたら大変だ。時々ずり上げながら角を曲がった時、陳列台に腰をガッツン。
いやはや、おのれのカラダの車幅感覚が鈍っているぞ。

目の周りの痣は消えたけど、今度は腰に青痣だ。
免許更新は諦めようか、とまたもや悩みはじめました。

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コンチキチン

2019-08-26 | 拍手

NHKがドキュメンタリードラマと称する新作「京都人の密かな愉しみ 祇園さんが来はる夏」。
ドラマ部分が少しごたごたしてるけど、期待どおりに面白かった。

今回は修行中の若者4人の祇園際にへの関わりが、恋模様を絡めて進行します。
  板前見習いと庭師見習いは太鼓と横笛担当で、仕事は上の空。厳しい親方もこの時ばかりは黙認。
  師匠である祖母と京野菜百姓見習いの過去が明かされ、女パン職人見習いが粽づくりを通じ接近する。
  口煩い父に逆らいながらも、陶工見習い娘(吉岡里帆)は先輩陶工に片思い。

若者たちを介して、祇園祭の故事来歴、町衆の準備作業などが紹介され、蘊蓄が増えました。
  祇園際の山鉾巡行は、3基の神輿巡行の露払いである。宵山・宵々山・宵々々山まである。
  町衆の役割は徹底した分業制で、家代々決まっていて、面倒臭い約束事が多い。
  後継者難のため、伝手を辿り洛中洛外から広範囲に、参加者を集めている。

等々、2時間の長いドラマを大いに愉しめました。
  過去作では若い許嫁から逃げ回るヒースロー先生が傑作だった。
  今回は御室焼の名工宮坂羊山先生の、手に負えない頑固さが実に愉快です。
  尖っていた娘の釉子が、祇園際の宵々山の夜、和服姿で勝負に出たが失恋。吃驚するほど綺麗になった。

相変わらず映像は極めて美しく、ドラマに、実在する人物が説明役で登場する。
  大原千鶴と松尾アナが、冷やしカレーうどんを作り、食する。親密さがより深化した感じです。
  それに、パクチーの和名が「かめむし草」とはね。

ドラマの展開に不自然さがないわけではないけれど、十二分に愉しめました。
いずれ再放送するはずです。
  

  なお、旧作を30分に4分割し、衛星第2で再々再放送をしております。
  
こちらは、切ない老舗菓子匠若女将(常盤貴子嬢)の美しさを堪能できますよ。
  結婚に踏み切れない一人娘にやきもきし、奔走する大女将もいい。

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終わり良ければ

2019-08-22 | うわごと

 

終わり良ければすべて良し

という諺があります。その意味することは、

  終わりが良ければ全ていい

ってことだと思う。

.........ん? まんまじゃないか、と。
確かに......。
これでは、教訓も風刺も真理もへちまもありませんね。

う~む、自分でもよく分からん。
ので、今日の林住記はこれにて終わり。
ごめん。

  

  へちまの写真はこちらからお借りしました。
  こちらのへちまは役にたちますよ。

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子守歌

2019-08-21 | 歌の翼に

鎌倉(正確には逗子市小坪ですが)にも子守歌があります。

小坪は鎌倉の材木座海岸から東、飯島岬の奥にある小さな漁村だった。
じじぃが中学生だった頃、引き潮の時、材木座・小坪・逗子海岸と磯伝いに歩けたものです。

その小坪の古い子守唄を、ダ・カーポが編曲し、フォークソング風に歌っていた。
ちっとも話題にならなかったけど、ほのぼのと心に沁みるいい歌です。

  イカ採りの唄(イカつり唄
   ようつべを探してもダ・カーポが見つからず、赤い鳥の「イカつり唄」にしました。
   歌詞と歌う雰囲気は大分異なりますが、曲は全く同じです。
   同じ画面に三味線伴奏の民謡もあるのでお聴き下さい。

小坪は漁師村なので言葉遣いが荒く、谷戸育ちの森生には怖かった。
でも、この子守歌、優しいでしょ?

  

その後、小坪漁港の周りは埋め立てられリゾートマンションが建ち並びました。
埋め立て地には椰子の並木が植えられ、赤い瓦屋根のレストランやヨットハーバーも。
小坪漁港は、これら南欧風施設に取り囲まれ、水溜りのようになってしまった。

小坪の漁師は絶滅したかも

  
  上と中の挿絵は安西篤子文・沢田重隆絵「鎌倉 海と山のある暮らし」草思社から。

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七里ガ浜

2019-08-20 | 歌の翼に

由比ヶ浜の西、稲村ケ崎から西へ延びる七里ガ浜▲
江の島と富士山と箱根山に伊豆半島が揃い、一幅の名画のように美しい砂浜です。
でも、ここは急に深くなり、潮流が速いので、今でも遊泳禁止のはず。

109年前、逗子開成中学の生徒12人がボートで江の島を目指し、沖合で遭難した。
この悲劇を悼み、大流行した歌があります▼

  真白き富士の嶺

作詞は日本人女性ですが、原曲は讃美歌とか。
  詳しくはこちらをどうぞ。

森生が子供の頃、この歌はラジオでよく聞きました。
しかし内容が内容だけに、もの悲しく、あまり好きではなかった。
この歌に少し似た「琵琶湖周航の歌」の方がカラリとして雄大で、ずっといい。

ようつべではダ・カーポが歌ってるが、あの二人、その後どうしているのかなぁ。
歌はともかく、背景写真が素晴らしいのでご視聴くださいね。

  

  森生が高校生の頃、国鉄労組はストライキを連発していた。
  普段の東海道線の代わりに、藤沢駅発の江ノ電で七里ガ浜を通過し、鎌倉駅経由で帰宅した。
  また、台風接近で荒れに荒れる海を見るために、遠回りしたものです。


  稲村ケ崎は米軍の上陸を迎え撃つための要塞だった。
  悲劇の兄弟の銅像がある辺り、海側の絶壁に銃眼がまだあるはずですよ。

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土用波

2019-08-19 | 遠い雲

  

  日本が戦争に負けたのは74年前。森生が小学3年生の真夏だった。

海水浴を始めたのは小学5年か6年生の頃だったかな。
当時の親たちは筍生活に追われていたので、近所の友だち5、6人と連れ立って行ったものです。

荷物は浮き板代わりの洗濯板だけ。
海水パンツはまだなく、普段着のまま。濡れても、帰る途中に乾きました。
弁当は、......どうしても思い出せません。

海水浴に出かけるには条件がありました。
それは必ず年嵩の子がいることと、土用波が立ち始めるお盆前まで。
そして滑川の河口付近に絶対近付かないこと、でした。

あの頃の、懐かしい鎌倉海岸の写真を、岩波写真文庫「鎌倉」から抜粋します。
何もかもが貧しかったけど、海の水はしょっぱく澄んでおりました。


由比ヶ浜  その先は材木座海岸、小坪と葉山長者ケ崎。逗子海岸は隠れている。


仮橋  滑川河口。手前が由比ヶ浜、川向うは材木座海岸。


和賀江島  材木座海岸東端で鎌倉時代の港跡。沖に江の島と稲村ケ崎。


ミス鎌倉  取り巻く海水浴客。


坂の下海岸  由比ヶ浜西端。伯母の家があった。


若宮大路  一の鳥居付近。家路。


砂山  若宮大路西側。足跡。夏の終わり。

今日は82回目の誕生日。思えば遠くへ来たもんだ。

190819


子規のふんどし

2019-08-16 | 拍手

大型台風が来るし、毎日がこう蒸暑いとブログなんかやってられません。
やってられなければやめればいいんだけど、そうも行かないのが辛いところ。
今日は他人の褌で締めてみます。

褌は、正岡子規先輩から借りることにしました。
では........。

    雷をさそう昼寝の鼾哉

     行水や美人住みける裏長屋

    涼しさや人さまざまの不格好

     念仏や蚊にさされたる足の裏

    さわるもの布団木枕皆あつし

     忍ぶれど夏痩にけり我恋は

    一匙のアイスクリムや蘇る

     睾丸をのせて重たき団扇哉

ほかは天野祐吉編・南伸坊絵の「笑う子規」筑摩書房をお読み下さいね。
ふぅ。

      型染め団扇のお求めはこちらへどうぞ。高いよ。

                  190816 


室温

2019-08-15 | 床屋放談

  

  姫路市役所は医師でもある市長の発案で、庁舎内の冷房温度を25度に引き下げた
  業務が捗り残業時間を減らせる働き方改革の一環、とか。
  来庁する市民の苦情も減る、とじじぃは思いますね。

  普通、役所関連施設の冷房温度は、環境庁の指示に従い28度にしている。
  しかし実際はもっと低くしているはずですな。
  なぜならTVや新聞に現れるお歴々は全員、ネクタイを外しても背広はゼッタイ脱がないでしょ。
  あれはクールビズというより、だらけビズだ。

  わがまちの総合福祉センターなどは、真面目に28度にしているようです。
  だから避暑に行ってもあんまり長居はできません。

猫額亭には居間と2階の寝室にエアコンがあります。
居間の室温は大体24~26度。電気代が気になり時々27度にしたり除湿に切り替える。
しかし仕事がないので働き改革にはならず、無駄によく眠れるだけです。

寝室は24度ですが真夜中少し肌寒くなるので、夏風邪予防のためにしっかり布団をかけます。
寝相が良くなり熟睡できるはずが、そうでもない夜がある。
問題は委縮した膀胱でしょうか。

190815


京女

2019-08-14 | 拍手

NHK衛星で時々放送する「京都人の密かな愉しみ」。
手間暇かけ、経費をたっぷり使った
画期的な傑作連続ドラマです。

  映像が極めて美しい。
  非公開の寺院・庭園・京町屋は、まさに陰影礼賛の世界

  常盤貴子(和菓子司一人娘)、高岡早紀(料亭女将・元芸妓)がまことによろしい。
  和服姿とたおやかな仕草! こんな世界がまだあった! いいなぁ。お手伝いに参上したい。

  年中行事の舞台裏が見られる。
  大文字焼きの舞台裏が、重労働であることが分かった。豆まきで追われた鬼の行き先も。

  フィクションと断っておきながら、実在の人物が多数登場し、物語の背景を解説する。
  京料理監修の大原千鶴や、シブ5時の松尾アナがコント風に、料理作りを実演してくれます。この二人、どうも怪しい。

  先週からは、修行中の庭師・板前・陶工・京野菜・パン職人たちの喜怒哀楽が愉快。
  これに周囲の先輩たちの都合が絡み、ギクシャクする。京都は狭く、人間関係が濃厚ですな。

  いずれも当人たちには深刻な話だろうが、結構喜劇的で笑える。
  許されぬ恋、隠し子、父と娘の対立、老舗当主の出奔、京女嫌いなイギリス女、逃げる大学教授など。

等々がじじぃの感想の一部ですが、感想が多過ぎ、どうもうまくまとめられません。
また、細かいアラがないわけではありません。庭師の棟梁と板前見習です。
  棟梁は大ベテランなのに印半纏や腹掛けが新品で、徳利セーターを着ていて、野暮の極み。
  板前見習クンが、あんなに口煩い板長がいるのに長髪って、ヘンでしょ?

視聴者の評判が頗るいいようで、最近の放送は、なんと3周目の放送です。   
  初回放送分を30分に短縮した2周目からの放送に嵌っております。

なお、8月17日土曜の夜9時から、新作(?)を放送するそうなので、是非ご覧くださいね。
その前に、ボツにするのはもったいない、常盤貴子嬢と高岡早紀嬢のお姿をどうぞ▼


190813 


寝言

2019-08-13 | うわごと

くそ暑い団地の猫額亭を離れ、じじぃは山荘に滞在しております。
しばしの間、夏休みでございます。

山荘は木造平屋建て。天井は高く、部屋は広くしましたよ。
開け放った窓から窓へと、涼しい風が吹き渡るという算段です。



裏庭にささやかな滝がありましてね。
発生するマイナスイオンが、下界の猛暑で弱ったカラダに、プラスします。

昨夜はタキシーで、麓のまちに出ました。タキシードではなく甚兵衛を着用し。
お洒落なレストランでは、本格的なお洋食を頂きました。ロシア料理だったかな?

今朝、風呂のあと、乗った体重計はこはいかに。
いえ、壊れたわけではありません。

今夜は、高原音楽堂でのサロンコンサートに誘われております。
夕食は、フレンチか懐石料理になるでしょう。

それで、お昼はあっさりと、揖保の糸に致しました。
なお、家事一切は、一足先に山荘入りした妹がやってくれてはります。

  

      極楽極楽。.......それで何か?

      190813


帰省

2019-08-11 | 重箱の隅

8連休? どうして?......分りました。
11日日曜日が「山の日」として祝日。12日がその振替休。
13~15日が旧盆の慣例休。16日が年次休暇取得で、確かに8連休ですな。
海に並び、山の日が決められていたとは知らなかった。

旧盆はお寺の住職さんは掻き入れ時。おおわらわのはず、と思ってたら外れ。
近頃、旧盆でも住職さんはお暇の模様。業界紙「月刊住職」8月号の巻頭記事です。

  お盆の帰省拒否をお寺はどうする

帰省拒否ですと? 例年どおり高速道路も新幹線も帰省ラッシュじゃないか。
TVも新聞もみな、そう報道しています。嘘だったのか。

この「月刊住職」は面白い業界紙で、じじぃは毎月、新聞広告を愉しみにしております。
8月号の内容をごく小さな枠取りの広告から転記しますと。

  聞いて分からない読経をどうしたらいい?

  寺院キャッシュレス化は誰のためか

  御朱印が投機の対象にされていいのか

  TVを拝む認知症高齢者と僧侶のケア

  人口減少社会を寺院は支えられるか

  働き方改革は寺も強制か

ふむふむ、住職さんも大変なようですな。

  

  8月は恒例になっている予定記事が多い。
  広島・長崎・日航機墜落・高校野球・敗戦。そして帰省混雑等々です。
  これらについてマスコミの記者諸氏は、毎年同じことを同じ切り口で繰り返し報道する。
  たまにはお寺の住職さんの悩みを、聞いてあげてほしい。

  いま、住職さんは大変なのです。

  190813


含羞

2019-08-09 | 重箱の隅

含羞(がんしゅう)=はにかみ・はじらい。
似た言葉に「羞恥心」があります。

今風にシャイ(shy)でもいい。

じじぃは含羞の無いヒトが嫌いです。

進次郎と滝クリの婚約(結婚?妊娠?)発表記者会見に、含羞は全くなかった。
しかも、会見した場所が首相官邸、ときたもんだ。
滝クリはしばらく隠れているべきだった。

小泉進次郎と、妊娠5ヶ月の滝クリは、得意満面わが世の春。
普通、隠しておき、後から知れることでしょぅよ。

ブロガーは大甘が多いのか、祝福と絶賛と期待の氾濫だわ。

誰も書かないから敢えて書くけど、いつまでもつか、あの二人。
その辺のあんちゃんねえちゃんと同じですな。
ふんっ。

  

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