ロートレックはキャバレー「赤い風車(ムーラン・ルージュ)」に夜毎通いつめ、踊り子や芸人達を描き、数々の名作を残した。
大観同様ロートレックも何回か見ていて好きな画家である。
大観は素通り同然で時間が余り、交通費の元を取ろうと「ロートレック展」を楽しむつもりだったが.........。
サントリー美術館はムーラン・ルージュのような雑踏だった。美術館自身も「六本木ムーラン・ルージュ」と自慢している大繁盛だった。
「横山大観展」では通勤電車到着のような混雑だったが会場が広いので、絵を見なければ歩けた。
ところがこの美術館は狭いため、紫陽花時の北鎌倉駅ホームのようだ。運良く壁際にいれば、ギッシリ並べた絵を見られたろうが、通路の真ん中を転ばないように足下をみているだけで、会場を押し出されてしまっていた。
切符売場が空いていたのに騙されたのだ。1300円も取りゃがって、腹立つなぁ、もう。
外に内部の混雑状況を掲示しなさいっ。
無料招待券の配布枚数に反比例する料金設定をせよ。
サービスにカンカン踊りを見せなさいっ。酒を出せっ。
新規開店した時に観に行ったら、セレブ招待日で一般はダメ。今回はトコロテンにされてしまったのである。
「和モノ」で空いてる時はいい美術館だが、嫌いな美術館になった。
もともとロートレックをやる美術館かぃ。
ロートレックの感想?
雑誌で十分。もともと印刷物だろ?
結論。
大観は朝日新聞、ロートレックは毎日新聞が主催者に名を連ねている。
マスコミが介入している展覧会にはもう行くまい。